浪速おやじのつぶやき日記

川柳・都々逸・詩などでボケ防止

2015年12月(小話)川柳と俳句の違いとは(浪花夢見頃)

2015-12-14 08:23:50 | 小話

浪花親父のぼやき節
(71歳1944年S19年4月2日生)
2015年12月(小話)川柳と俳句の違いとは(浪花夢見頃)
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 私自身は季語を使わなくても良い時事川柳の便利さで使っていますが、
手元にある下記本の一文を紹介します 岩橋邦枝著
「俳風柳多留(はいふうやなぎたる)」(わたしの古典22)集英社1987年発行
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 川柳は付句から生まれたのであるから発句いわゆる俳句と異なって
切字(きれじ)や季語を必要としない。内容は自然よりも人事を主とし、
その細部まで鋭く観察、本質や矛盾等を指摘、機知を働かせて滑稽(こっけい)
に表現することに重きがおかれた。これを「穿ち(うがち)」といい、
明和ごろから流行した
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 黄表紙、洒落本(しゃれほん)、狂歌等にも共通するこの時代(江戸時代)の
文学の大きな特色であった。 停滞した封建時代下で、知識階級の人々は
そのうっ屈した気分や盗用されぬまま終わるすぐれた才能を発散する
場所としてこれらの文芸を選んだのである
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 また、川柳作者は表現技巧にも意をこらし、縁語や洒落、見立てなどを
多用したほか、信濃者(しなのもの)といえば大食い、相模女(さがみおんな)
と言えば淫放(いんぽう)といったような江戸っ子の自負が生んだ
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 類似型発想も続出、読者は謎解きの面白さをも与えられた柄井川柳の手になる
選句を収めたのが「柳多留」二十四編が寛政3年(1791)に刊行されている
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