星 新一 著 新潮文庫。
ショートショートの巨匠、星新一先生の没後に収録された「きまぐれスターダスト」(未読ですが)の再編集版。少し前に話題になった「ブランコの向こうで」と同じ方の装丁の文庫本です。
デビュー前に書かれた「狐のためいき」そして、1001編到達後の「担当員」が同時に収録されて、違和感がないっていう、トンでもない作品集です。
星新一のショートショートは、非常に楽しくて風刺に満ちていて手軽に読めて。頭の中がこんがらかっていたり、気持ちがきついときでもほっとして読める作品が多いのですが、実は、とても久々に手に取りました。
純粋に、おもしろかったです。
N氏やS氏ではない、個人名のついている作品っていうのは、初期の作品のようですが私には逆に新鮮だったりしましたし、「狐のためいき」はどこか童話の世界のようでいて、きっちり人間界を風刺している作品だし、「担当員」は「おむかえがくる」という言葉から発想されたお話の向こう側で先生が笑っていそうな気がしました。この2作品。連続して収録されてますが、間にはちょっと作者コメントも入っていて、うれしい。
ちなみに、解説を新井素子せんせが書いてまして、こっちも、とっても、うれしい。(というか、これがメインで他の本より先に手に取っていた私です)
年代ごとに、その年齢で感じることが違う星新一のショートショート群。是非、『昔楽しんで読んだなあ~』という記憶をお持ちの方は再読してみてくださいな、と勧められています。で、読んでみた私は、実際ほんとにそう、思います。
これがもし、学生時代だったら、「担当員」は全く印象に残らない作品だった気もするし、楽しむ視点が違っただろう、、と。
自分が年を重ねる毎に、楽しみ方を替えられる作品。
そんな作品に出会えた喜びもまた味わうことができるんですね。星新一のショートショート。
この冬、帰省したときに、実家の弟の本棚から、また抜き出してこようかな。
「ボッコちゃん」「ようこそ地球さん」「妖精配給株式会社」・・・・・
ショートショートの巨匠、星新一先生の没後に収録された「きまぐれスターダスト」(未読ですが)の再編集版。少し前に話題になった「ブランコの向こうで」と同じ方の装丁の文庫本です。
デビュー前に書かれた「狐のためいき」そして、1001編到達後の「担当員」が同時に収録されて、違和感がないっていう、トンでもない作品集です。
星新一のショートショートは、非常に楽しくて風刺に満ちていて手軽に読めて。頭の中がこんがらかっていたり、気持ちがきついときでもほっとして読める作品が多いのですが、実は、とても久々に手に取りました。
純粋に、おもしろかったです。
N氏やS氏ではない、個人名のついている作品っていうのは、初期の作品のようですが私には逆に新鮮だったりしましたし、「狐のためいき」はどこか童話の世界のようでいて、きっちり人間界を風刺している作品だし、「担当員」は「おむかえがくる」という言葉から発想されたお話の向こう側で先生が笑っていそうな気がしました。この2作品。連続して収録されてますが、間にはちょっと作者コメントも入っていて、うれしい。
ちなみに、解説を新井素子せんせが書いてまして、こっちも、とっても、うれしい。(というか、これがメインで他の本より先に手に取っていた私です)
年代ごとに、その年齢で感じることが違う星新一のショートショート群。是非、『昔楽しんで読んだなあ~』という記憶をお持ちの方は再読してみてくださいな、と勧められています。で、読んでみた私は、実際ほんとにそう、思います。
これがもし、学生時代だったら、「担当員」は全く印象に残らない作品だった気もするし、楽しむ視点が違っただろう、、と。
自分が年を重ねる毎に、楽しみ方を替えられる作品。
そんな作品に出会えた喜びもまた味わうことができるんですね。星新一のショートショート。
この冬、帰省したときに、実家の弟の本棚から、また抜き出してこようかな。
「ボッコちゃん」「ようこそ地球さん」「妖精配給株式会社」・・・・・
ちなみに、星さんの本名は「親一」で、一さんが「安全第一」をヒントにつくり出した標語「親切第一」の略なんだそうです。
そうそう!だいたい中学生で手に取りますよね。私は高校に入ってからでしたけれど~~(^^;)
そういう人たちに「今」読んでもらうと、とてもまた新鮮なんです。時間に余裕のあるときにでもいかがでしょうか~
お父さんの大学ですか。知りませんでした。名前といい、やっぱりうえぽんさんは知識の宝庫だなあ~