10月も終が近づく今頃のUP。
やっと身辺平常営業に近づいてきています。
が、半月以上もあんまりPCで遊んでないと、それはそれでそれなりに生活できちゃうもんだな~とも思ったりして
そしてまた。
「本を読む」という行動が私の中で最後の砦のような、、そんなことも思いました。
イロイロある中で、どうしても止めなかったのが、「読むこと」だったんですよね。
ま、すこし落ち着いた後は読むことはベストな行為でもあったんですけれど。。
読んでいられたからギリギリの気持ちを成り立たせて落ち着かせていられたと、今、感じています。
で、えっと。
9月の収穫はやはり「獣の奏者」エリンシリーズです。
やっと後半2冊の文庫化がされ、下の子に「面白いからママも読みなよー」とずっと勧められ続けたこのシリーズを読みました。
うん。確かに面白い。文庫で完結したあとに読んで正解だったよ。
児童書のくくりに入れるのはちょっと違う。作者も児童書としては書いていないと言い切っていらっしゃる。(特に外伝は。これは内容からも私もそう思いますが)
でも出だしが児童書分野とされたからこそ、この壮大な世界を子ども達が体験できて、今理解できない部分は大人になってから判るかもしれない…そんな、子ども時代から大人になるまで大切にできる作品が生まれたんじゃないかなあ、と思っております。
そして現在。
下の子にはもう一つの代表作品、守人シリーズを読みなよーと…言われております。。
(が、ハハは今、十二国記再読に夢中になってるんで、ダメですーーー!!!)
2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3728ページ
ナイス数:504ナイス
女嫌いの平家物語 (ちくま文庫)の感想
系図が詳しいので大河の手助けになると勧められて手にする。女性中心の平安時代から男性中心の鎌倉へ。その過渡期の物語というところにはなるほど、と思いました。。少々苦労して読了。
読了日:9月30日 著者:大塚 ひかり
獣の奏者 外伝 刹那の感想
エリン、イアル、ジェシ。家族3人がきっと一番幸せだった時代。大切な10年間。その時代のスタートと子育て奮闘記(笑)を追いかけながらエサル師の昔語りも上手に描かれる。短編集。でもその内容に一切の妥協はなくちょっとあからさますぎる?と思うような場面もあったんだけれど、でも。そのどこにもそれぞれの生き方への覚悟があって、その表現の塩梅がこの作家さんは非常に上手いと感じる。そして、これは本当に人生後半で読むのもいい物語だな、とあとがきの言葉に頷いた。
読了日:9月28日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)の感想
一気読み。帰省の車内で何回涙をこらえたことか。最初は2冊で終わるはずだった物語。ここまで読むと、エリンという人の生きた記録。私にとっては物語が4巻まであってよかった、と思う。王獣、闘蛇とエリン。未知のものと人との出会いとその関わり方。この物語はいろいろな視点から読み直すことができる作品。これを児童書という括りにはできないのだろうけれど、でも児童書というジャンルで最初、世に出たことはとても嬉しい。だって子供たちが手にできるから。そしてきっと、大人になるまで大切にする1冊になるだろうから。
読了日:9月19日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)の感想
16日朝読了。この物語はファンタジーというよりも大河ドラマ。作り上げた世界の中の現実を容赦なく描く。エリンは母になり、旦那様は想像通り。そして二人の息子ジェシが描かれる事が意外にもとても大切なことのように思いながら読んだ。ページをめくるたびに追い詰められていく家族の姿に胸が詰まる思いがすると同時に、この先への決断をした父と母の姿はこのあとジェシの目にどう写っていくのだろう。物語の中心は王獣とエリン、そして闘蛇なのだけれど。この先が怖い。でも読まずにいられない。
読了日:9月18日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)の感想
王獣と心を通わせて育てることの意味。個として自分の感情のみで生きることはできない、その重い枷を、徐々に気づきながら逃げずに向き合い生きていくエリン。国という枠、さらに人と獣、という自然界での存在の仕方の相容れない姿。大きな視点を持ちつつ描かれる物語は、、やっぱりここで終わりでは・・・辛いですね。続いて3巻に入れる幸運を思いつつ、この前半2冊をもう一回読み直したい気持ちも大きかったりしています。
読了日:9月11日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)の感想
幼いエリンと母の暮らし。日々変わらない毎日の中から突然牙をむく運命。。読みやすく想像しやすい文章の端々に、小さなエリンが生きること、望むもの、周りに広がる世界の大きさが自然に読み取れて楽しくて哀しくてワクワクして切ない。日本で生まれた日本のファンタジー。なんて居心地のよい世界だろう。久しぶりに・・・というか読んだらハマるとわかってたのはハズレじゃなかった。1巻が終わったとたんに2巻に突入。先が気になってたまらない。4冊一気読みできる時間が・・・欲しい。
読了日:9月10日 著者:上橋 菜穂子
きつねの窓 (ポプラポケット文庫 (051-1))の感想
小学生時代、教科書に載っていて、ものすごく好きだった「きつねの窓」大人になって子供を持って朝読書のために、と購入した短編ばかりあつまった学年別の本に収録されていて私が大喜び。。ところがその後気づけばその本は家から消えて・・・。これが3度目の正直。この1冊は手放しません。大事に大事に・・・。ふっと親指と人差し指で三角形を作りながら手元に置きましょう。ほかの物語も素朴でどこか淋しい気持ちを隠しながら読む・・・そんな1冊でした。
読了日:9月8日 著者:安房 直子
9S(ナインエス)〈11〉true side (電撃文庫)の感想
ああー続きをすぐに!(笑)2年半ぶりの続きは、さぁ自分の記憶力との戦いだ!と思ったのですが、案外しっかり覚えていて感心感心(!?)相変わらず命懸けというか生きているのが不思議なくらいな状況下での先の見えない戦い。登場するひとりひとりが更にキャラが立っていてそれぞれの戦いも目の前に想像でき、2年半のブランクは待たされただけの意味はあったのだろうな、と思う。でもまさか、、彼女が散るとは思わなかった。。(でも本当に散ってしまったのかな?)由宇と闘真の先も気になるけれど、(続く)
読了日:9月6日 著者:葉山 透
深山木薬店説話集<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)の感想
今までのシリーズの番外編。短編であちらこちらのエピソードを散りばめる。う~ん。懐かしい感覚と覚えていないもどかしさと…(^^;)両方感じつつ久々の深山木薬店を味わいました。ゼロイチエピソードもおもしろかったけど、秋、座木、リベザル3人のそれぞれからみた風景「深山木薬店」が好き。そしてラスト2作の物語に、ああ、秋は本当にいないんだなぁ・・・と改めて淋しさを感じてしまいました。再読、、したほうが更に楽しめるだろうと思いつつ。
読了日:9月4日 著者:高里 椎奈
0能者ミナト〈4〉 (メディアワークス文庫)の感想
今までで一番スッキリとした物語運びだったような?素直に楽しんで豪華客船クルーズをしました。。って、言っていいのかなー(笑)ミナトが随分優しくなっているように思うのは気のせいじゃないよね。怪異の蔭の人為的意図?ラストがまた、気になる終わり方でした。私もミナトの一つ目の想像を取る、、だろうなぁ。閑話。「なんじゃこりゃああ!」某刑事の最期を見ていた年代でありますっ、が、読んでても・・・いいよね?(爆)
読了日:9月2日 著者:葉山 透
読書メーター
やっと身辺平常営業に近づいてきています。
が、半月以上もあんまりPCで遊んでないと、それはそれでそれなりに生活できちゃうもんだな~とも思ったりして
そしてまた。
「本を読む」という行動が私の中で最後の砦のような、、そんなことも思いました。
イロイロある中で、どうしても止めなかったのが、「読むこと」だったんですよね。
ま、すこし落ち着いた後は読むことはベストな行為でもあったんですけれど。。
読んでいられたからギリギリの気持ちを成り立たせて落ち着かせていられたと、今、感じています。
で、えっと。
9月の収穫はやはり「獣の奏者」エリンシリーズです。
やっと後半2冊の文庫化がされ、下の子に「面白いからママも読みなよー」とずっと勧められ続けたこのシリーズを読みました。
うん。確かに面白い。文庫で完結したあとに読んで正解だったよ。
児童書のくくりに入れるのはちょっと違う。作者も児童書としては書いていないと言い切っていらっしゃる。(特に外伝は。これは内容からも私もそう思いますが)
でも出だしが児童書分野とされたからこそ、この壮大な世界を子ども達が体験できて、今理解できない部分は大人になってから判るかもしれない…そんな、子ども時代から大人になるまで大切にできる作品が生まれたんじゃないかなあ、と思っております。
そして現在。
下の子にはもう一つの代表作品、守人シリーズを読みなよーと…言われております。。
(が、ハハは今、十二国記再読に夢中になってるんで、ダメですーーー!!!)
2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3728ページ
ナイス数:504ナイス
女嫌いの平家物語 (ちくま文庫)の感想
系図が詳しいので大河の手助けになると勧められて手にする。女性中心の平安時代から男性中心の鎌倉へ。その過渡期の物語というところにはなるほど、と思いました。。少々苦労して読了。
読了日:9月30日 著者:大塚 ひかり
獣の奏者 外伝 刹那の感想
エリン、イアル、ジェシ。家族3人がきっと一番幸せだった時代。大切な10年間。その時代のスタートと子育て奮闘記(笑)を追いかけながらエサル師の昔語りも上手に描かれる。短編集。でもその内容に一切の妥協はなくちょっとあからさますぎる?と思うような場面もあったんだけれど、でも。そのどこにもそれぞれの生き方への覚悟があって、その表現の塩梅がこの作家さんは非常に上手いと感じる。そして、これは本当に人生後半で読むのもいい物語だな、とあとがきの言葉に頷いた。
読了日:9月28日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)の感想
一気読み。帰省の車内で何回涙をこらえたことか。最初は2冊で終わるはずだった物語。ここまで読むと、エリンという人の生きた記録。私にとっては物語が4巻まであってよかった、と思う。王獣、闘蛇とエリン。未知のものと人との出会いとその関わり方。この物語はいろいろな視点から読み直すことができる作品。これを児童書という括りにはできないのだろうけれど、でも児童書というジャンルで最初、世に出たことはとても嬉しい。だって子供たちが手にできるから。そしてきっと、大人になるまで大切にする1冊になるだろうから。
読了日:9月19日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)の感想
16日朝読了。この物語はファンタジーというよりも大河ドラマ。作り上げた世界の中の現実を容赦なく描く。エリンは母になり、旦那様は想像通り。そして二人の息子ジェシが描かれる事が意外にもとても大切なことのように思いながら読んだ。ページをめくるたびに追い詰められていく家族の姿に胸が詰まる思いがすると同時に、この先への決断をした父と母の姿はこのあとジェシの目にどう写っていくのだろう。物語の中心は王獣とエリン、そして闘蛇なのだけれど。この先が怖い。でも読まずにいられない。
読了日:9月18日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)の感想
王獣と心を通わせて育てることの意味。個として自分の感情のみで生きることはできない、その重い枷を、徐々に気づきながら逃げずに向き合い生きていくエリン。国という枠、さらに人と獣、という自然界での存在の仕方の相容れない姿。大きな視点を持ちつつ描かれる物語は、、やっぱりここで終わりでは・・・辛いですね。続いて3巻に入れる幸運を思いつつ、この前半2冊をもう一回読み直したい気持ちも大きかったりしています。
読了日:9月11日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)の感想
幼いエリンと母の暮らし。日々変わらない毎日の中から突然牙をむく運命。。読みやすく想像しやすい文章の端々に、小さなエリンが生きること、望むもの、周りに広がる世界の大きさが自然に読み取れて楽しくて哀しくてワクワクして切ない。日本で生まれた日本のファンタジー。なんて居心地のよい世界だろう。久しぶりに・・・というか読んだらハマるとわかってたのはハズレじゃなかった。1巻が終わったとたんに2巻に突入。先が気になってたまらない。4冊一気読みできる時間が・・・欲しい。
読了日:9月10日 著者:上橋 菜穂子
きつねの窓 (ポプラポケット文庫 (051-1))の感想
小学生時代、教科書に載っていて、ものすごく好きだった「きつねの窓」大人になって子供を持って朝読書のために、と購入した短編ばかりあつまった学年別の本に収録されていて私が大喜び。。ところがその後気づけばその本は家から消えて・・・。これが3度目の正直。この1冊は手放しません。大事に大事に・・・。ふっと親指と人差し指で三角形を作りながら手元に置きましょう。ほかの物語も素朴でどこか淋しい気持ちを隠しながら読む・・・そんな1冊でした。
読了日:9月8日 著者:安房 直子
9S(ナインエス)〈11〉true side (電撃文庫)の感想
ああー続きをすぐに!(笑)2年半ぶりの続きは、さぁ自分の記憶力との戦いだ!と思ったのですが、案外しっかり覚えていて感心感心(!?)相変わらず命懸けというか生きているのが不思議なくらいな状況下での先の見えない戦い。登場するひとりひとりが更にキャラが立っていてそれぞれの戦いも目の前に想像でき、2年半のブランクは待たされただけの意味はあったのだろうな、と思う。でもまさか、、彼女が散るとは思わなかった。。(でも本当に散ってしまったのかな?)由宇と闘真の先も気になるけれど、(続く)
読了日:9月6日 著者:葉山 透
深山木薬店説話集<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)の感想
今までのシリーズの番外編。短編であちらこちらのエピソードを散りばめる。う~ん。懐かしい感覚と覚えていないもどかしさと…(^^;)両方感じつつ久々の深山木薬店を味わいました。ゼロイチエピソードもおもしろかったけど、秋、座木、リベザル3人のそれぞれからみた風景「深山木薬店」が好き。そしてラスト2作の物語に、ああ、秋は本当にいないんだなぁ・・・と改めて淋しさを感じてしまいました。再読、、したほうが更に楽しめるだろうと思いつつ。
読了日:9月4日 著者:高里 椎奈
0能者ミナト〈4〉 (メディアワークス文庫)の感想
今までで一番スッキリとした物語運びだったような?素直に楽しんで豪華客船クルーズをしました。。って、言っていいのかなー(笑)ミナトが随分優しくなっているように思うのは気のせいじゃないよね。怪異の蔭の人為的意図?ラストがまた、気になる終わり方でした。私もミナトの一つ目の想像を取る、、だろうなぁ。閑話。「なんじゃこりゃああ!」某刑事の最期を見ていた年代でありますっ、が、読んでても・・・いいよね?(爆)
読了日:9月2日 著者:葉山 透
読書メーター