富貴殿と満月、慶賀と織姫のように、銘品なのに夫婦品種があるのも富貴蘭ならでは。
世の中に似た人が二人いると言いますが、まれな変化である富貴蘭に双子のような品種があるのは、どえらい(元関西人です)確率なのだろうな、と思っています。ところが、親戚でも似ても似つかなくなるのもいるのが大変面白いです。羆覆輪と大冠を並べてみたら、とても親戚(兄弟?)とは思えませんです。(見難くてすみません)
とは言っても形も柄も大変良い大冠のようですので、普通の羆覆輪と比較するのは無理かもしれませんが、一層にだけ班(は同じ色みたい)のある羆覆輪とはこんなに違うのか、と改めて変化のすごさを確認しています。
この系統は数人しか持っておられないようですし、そんなに簡単に羆覆輪からは変化しないと思われますので、十分注意して入手したほうが良さそうです。
時おり贋物も見かけますが本物は数が少ないので
あっちが本物に取って代わらないかと心配です。
こんな品種がそこいらにあるわけないですから、評価も定まらないようですが、八千代事件のようにならないでほしいです。
貴重なものをありがとうございました。