新葉は緑濃く、元気に伸びてきましたが、芽も覗いてきました。どう考えても、花芽ですが、ひょっとして、ひょっとしないかと色んなをしています。
新葉は緑濃く、元気に伸びてきましたが、芽も覗いてきました。どう考えても、花芽ですが、ひょっとして、ひょっとしないかと色んなをしています。
花芽が伸びるこの季節、チョッキン、ポッキンと風蘭の体力維持のための世話が大変です。この紅扇も一芽見つけて折ろうとすると、中にいっぱい居るのが見えたのですが、手も入らないし、傷つけたくないし、ちょっと苦労しました。
紅扇は興味ある芸風でしたので、いつか欲しいなと思っていたらニックネームでもあるbenioogi8855さん(ブックマークに登録させていただきました)からこれのような面白そうなのがヤフオクに出品されていました。終了日が飲み会だったのか、入札してもダメだったのか忘れましたが、この親戚は残念ながら入手できませんでした。
でも、後日、画像のような立派な株を別途ゲットできました。秋田で育てられていたので、株のバランスが良く、姿を何とか維持したい、と気を遣う一鉢です(すでに危ないかも)。
春はあんまり直陽に当てなかったので、紅が出てませんが、萌黄色の斑が色んな入り方をしていて、これは大変おもしろい一品だなあ、と見入っています。でも、秋には見事に紅葉させたいです(やっぱり紅葉は秋でしょう)。
ちょっと見ると、ルビー根(光が反射してて薄く見えますが)ですし、軸に泥やら葉に墨のような小豆斑やら入っていて、黒牡丹や建国殿っぽく見えませんか?。下葉は、まだ天然の勢いがあるので、違うとすぐわかりますが、上のほうは夢中になってしまうと、それっぽく見えそうだと思います(そんなこと無いですか?)。
良く実物を見ると、葉の質も泥や墨も違うので、間違えるはずはありませんが、欲しくて夢中になるとアバタもエクボ状態になりますからご注意を。
黒牡丹や建国殿は青なので、相当判断が難しく、写真だけのオークションではちょっと無理かも、と思うこの頃です。
これは、小豆島産の虎斑山採りで購入したものです。もっと虎がはっきりしていたのですが、ただの青になりつつありますし、姿も良くなってきました。それでも根がきれいなのは第三層は幽霊なのでしょう。
P.S.昨日のアクセス数は、結構いけてましたので、春蘭・寒蘭ネタもこれからアップしますです。
ガーデンライフという蘭マニア向けの雑誌が昔ありまして、そこで見た寒蘭にも魅かれてしまいました。ちょうど兄貴が佐賀のお嫁さんを貰ったので、大学生の頃、一人で嫁さんの実家を頼りに嬉野寒蘭のお棚めぐりと自生地を見に行きました。嫁さんの実家では、婿さんの弟だということで海の幸やら御馳走で大歓迎して頂きましたが、なにかがあたって一日寝込むことになりました。
その頃の寒蘭は豊雪の花付き2本立ちで750万円でしたから、今ではなんだったのだろう、と思います(栽培技術がなかったので育たなかったです。実際私も通算100万円くらい枯らしました)。葉芸ものはもっと高かったので、夢にも買おうとは思いませんでしたが、安くなったので数年前買ってしまった緑宝です。見事な紺覆輪中透芸で羆みたいと思って育ててました。この写真の頃は良かったのですが、今は、春蘭、寒蘭が芽ぐされっぽく弱っていて紹介できません。でも、他にも少しありますから、受けそうでしたら、また紹介します。
富貴蘭を始めた頃、何気なくネットでみた銘鑑に紫宸殿を見つけ、興味がわきました。これは、駿河覆輪の斑が黄色く変化したもののようです。安く買いましたので(すごく高いものは無さそうですが)、親木の写真右側は派手派手で、幽霊の子も出るし、バランスセンスゼロでした。しかし、左側から出た子は大冠と見間違うような(よく見るといろいろ違いますが)大覆輪です。
昔の銘品のポテンシイはすごいなあ、と感じ入っています。
(P.S.名札は、青海に余分に付いてきたものを再利用しています。)
あれは、二十歳前後でしたでしょうか、京都・高島屋の屋上に春草園という(多分)お店が入っていまして、そこに鬼瓦のような顔をしたおばはんがいろんな山野草(野生ランが多かった)を売っていました。この人が名物おばば()で、野生ランのことはすべて把握しているような人でした。かなりな回数通ううちに、店に行くとコーヒーを屋上のオープンカフェ(というか昔は百貨店の屋上にはB級スナック店がありましたが)から持ってきてくれて、何だ、カンダ話し込んでいたことを思い出します。
その頃のウチョウランは天然物ですので、出身地で花柄の変化もあるし場所もとらないので、面白くて、かなりハマりました。
写真(フラッシュで見難いですが)のようなのは天然ではまずあり得ないのですが、とても上品で(安いし)年に一度の楽しみです。
郷愁をこめてアップさせていただきます。