顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

最先端の治療

2008-12-28 23:04:56 | Weblog
私が今度受ける手術は、欠損している歯茎・粘膜を作る手術となります正式な手術名は口腔前提形成術というものです。
(詳細は12/2「次の手術について」12/3「手術のメリット」

手術の方法は上顎の粘膜を切り取って、下顎に移植することで、歯茎と頬側の粘膜を作ります。

ここで問題なのは、何ともない上顎に広範囲で傷をつけてしまうこと、しかも成功する確率が非常に低いということです

「何か他に方法はないんですよね…?」って主治医に聞いたら、「人工の粘膜、培養したものなんだけど、それを移植する方法はあるよ。それを使えば、上顎を傷つけることはないし、上顎の粘膜を使うよりも培養したものを使った方が、成功する可能性は高いらしいよ。ただ…この治療法で有名なのは名古屋大学病院。名古屋まで行く?」と聞かれました

「名古屋S病院やN病院(歯科付属病院)ではできないんですか?」

「できない。たぶん東京の病院はどこもやっていないよ。それに名古屋大学病院も一部は臨床でも行っているけれど、まだ研究段階だから、あなたができるかどうかも保障はできないし、費用も保険は効かないと思う。」とのことでした

果たして今回の手術を愛知まで行き、受けるメリットがあるかどうかを考えると、私には全くわかりません
主治医に相談しても、「どっちでもいいよ。自分の好きな方を選びな。」なんて他人事のように言ってくるので、(まぁ所詮、人ごとだもんね。)、全く参考になりません

私1人でも考えても答えは出ないと思って、それで先日、関西と九州の大学病院の口腔外科の先生にちょっと相談しましたこれについてはまた後日書きますね

でも、東京って笑っちゃいますよね。全然ダメじゃんって東京に住んでいる私が、広島や愛知の病院に治療を求めるなんてね…
そう感じました

名古屋大学病院が行っている治療、骨髄幹細胞を用いた培養骨移植、培養骨膜移植の骨造成治療

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