顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

手術お疲れ様です。

2008-12-01 19:04:35 | Weblog
このブログがきっかけで出会った方が、先日エナメル上皮腫の手術が終わったと連絡してくださりました
個人が特定されない程度に、メールの内容を一部書きます

『手術は8時間でした。
その後、すぐにICUに入室し、5日後にやっとICUを出て病棟の回復室に入りました。
術後に血圧が急低下したので、何度も血圧を上げる薬を投与して、血液の濃度が薄くなり、自己血を貯血したものを700ミリ全て輸血しました。
輸血が必要になるなんて思わなかったからびっくり。
自己血を採っておいて本当に良かった。
それともとから気管が細かったせいか、鼻から入れた人工呼吸器の管で気管が腫れて、自力での呼吸が難しくなる可能性があってなかなか人工呼吸器が外れませんでした。
それと今回は「遊離皮弁ひ骨移植」と言って、切除した顎の骨の部分に足の骨と脂肪、筋肉、皮膚、血管を縫合して移植する方法をやったため、血管の血流も常に管理しないといけなかったようです。
そんなことが重なりなかなかICUから出られませんでした。私はICUにいた時の記憶がほとんどないです。
個室に戻り、手術から8日後に全ての管が抜けて顎の固定もなくなり、かなり楽になりました。特に尿カテは外れてうれしかった。鼻チューブも苦しかったなぁ。
今は歩行器を使って歩く練習をやっています。
足はやっぱり痛い。
左下唇周辺は強烈な麻痺。
顔も腫れてます。
まだ流動食です。
夜は安定剤を飲まないと眠れません。息が詰まる感じと動悸、なんだかわからないけど恐怖感があるのです。
でも、口腔外科の先生も、形成外科の先生も、看護士さん達もみなとてもよく診てくれるので良かったです。
でも食事をするのがこんなに憂鬱になるとは思いませんでした。
今後の治療も気になるし、歩けるようになるのかも心配です。』

手術、本当にお疲れ様です。今はゆっくり寝られているといいです

それと…手術って本当に危険と隣り合わせなのだと感じました
私も過去に2回、全身麻酔で大きな手術をしました。でも2回とも大きな問題もなく、無事に終わりましたが、本当に何が起こるかわからないですね
仕事の都合で時間がなくて、2回目の手術は自己血をとらないで手術をしたのですが、今になって恐怖を感じました

食事のこと、今後の治療のこと、私と気持ちが一緒で驚いています。
良くなることを祈っています

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