顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

腸骨移植の裏話

2008-12-15 23:36:43 | Weblog
ここでこんなことを話してもいいのかな?と迷いましたが、書いちゃいます

8月の腸骨移植による顎骨の再建術の話なのですが、手術直前に採取する骨の部位を手術直前に脛骨(足の骨)から腸骨(腰の骨)に変更になりました。(7/30「手術法の変更」)

8/24「入院初日のお話」にも書きましたが、手術の前日に腸骨のレントゲン写真を撮り、手術前日の夜には形成外科の先生と話をして(8/26「形成外科医との初対面」)、聞けることは聞いたし、安心して手術が受けられそうって思いました

驚いたことは手術が終わってからの話で…手術が終わり病室に戻されたふと感じたことが、右側の腰から右足が重くて痛くて、「なんで右?」ってすぐに疑問になったし、不思議でした

なぜなら、私の手術の説明書および同意書には、『全身麻酔下に左腸骨からの骨欠損部への骨移植を行います。』ってしっかり書いてあるから、てっきり左から採取するものだと思っていました

手術をした翌日、主治医が腸骨の傷を消毒してくれたとき(10/24「腸骨移植について」)、ベッドの右側から処置していたから、「やっぱり右側を傷つけたんだ。一体なんで?」って素直に思いました

そのときは腸骨の痛みや気持ち悪さで、自分の身体を動かすことはできずに、ガーゼが左右どちらに貼ってあるかなんて見ることもできませんでした

『きっと何らかの理由で、左側からは採れなかったんだろうなぁ。』って思いました

退院間際になって主治医に、「今さらなんですけれど、なんで腸骨を採取した場所、左から右に変更になったのですか?レントゲンで何か問題でもあったのですか?」って確認しました

そこにはなんと驚くべき回答が返ってきました

―明日に続く―
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