顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

HAPPYな報告③

2012-03-23 18:10:54 | Weblog
この度、お腹の中に新しい命を授かりました10月上旬には、新しい家族に会えそうです

もともと、子供が好きなのでいつかは欲しいなぁ…と思っていたので、とってもうれしいです
と同時に、母親になる責任もひしひしと感じているところです

現在4ヶ月に入りつわりもピークが去ったようで、やっと気分が良い日が多くなりました

妊娠超初期の頃は、疲れやすくてやたら眠い程度だったので、「つわりとは無縁かも」って思っていました。
ところが9週目に入った途端に急にひどくなってきて、吐いてばかりの日々が続き、水分すら吐いてしまい、時には吐血したこともありました

妊娠は病気ではないから、どこまで甘えて良いのかわからなかったけれど、身体が辛いことには変わりはないよね、と思いながら、一番辛い時期を乗り越えた感じです

ちなみに、会社に報告したのは3ヶ月に入ってからでした。つわりのピークの時期でもあり、いろいろと配慮してもらえたので、ちょうど良かったかもしれません

なんといっても大切な大切な小さな命仕事も続けるか辞めるか、考え中です。

新しい命を授かったのはうれしいことには変わりないし、今は胎児第一にも変わりはありませんが…

インプラントどうしよう…
正直、あれだけ散々大騒ぎしていましたが、保険適応になるとは思っていませんでした。まさか24年度の改正で、保険適応になるとは思いがけないビックニュースでした

安定期に入ったらインプラントってできるものなのかな?
できないような気もするけれど、その場合は仕方ないよね。

一応、産科の先生と口腔外科の主治医に聞いてみます。
まだ産科の先生にはインプラントの話はしていないし、口腔外科の先生は妊娠していることは知らないんだけどね
さて、普通はどちらから先に相談するものなのかな

そして週明けは検診です赤ちゃん大きくなっているかなぁ~

HAPPYな報告②

2012-03-12 19:34:04 | Weblog
前回書いた記事の続編にはなりますが、
インプラント治療が、2012年4月より正式に保険適応になりました

もちろん全てのインプラント義歯に保険が適応になるわけではありません。あくまでも先進医療のインプラント義歯においてが、保険の適応になります。

なので…厚生労働省のHPで検索しても、インプラントという語句は出てこないと思います。
というのも、インプラントと記載すると誤解を生じてしまう恐れがあるということで、広範囲顎骨支持型装置という名称で記載されています。

ここでいう広範囲顎骨支持型装置(=インプラント)とは、広範囲な顎骨欠損時等の特殊な症例に対して応用する人工的構造物と定義されております。

気になる?点数ですが、正直そんなに高い点数ではありません。そもそも弱者救済のために保険適応になったという背景もあるので、私も含めて患者側からみると非常にありがたいし、助かるところではあります

しかし、一般的にインプラント治療をしている側、病院としては、「こんな点数では儲けにならない。」と感じるところでもあるかとは思います

さらに、診療報酬改定の概要を細かく読んでいくと、広範囲顎骨支持型装置埋入手術として1回法、2回法と点数がありますが、どちらも1顎一連につきとなっています。一歯とは書いていません。
ということは、インプラント1本打っても、2本打っても、3本でも…金額は同じです。
(ただし、2/3顎以上の広範囲にわたる場合は、+で算定できます。)

ですので、ざっと計算すると15万程でインプラント治療ができてしまうということになりますさらに保険医療なので、高額療養費制度で自己負担分以上は返金されます

私と同じような病気でやむを得ず歯を失った方、口唇口蓋裂の患者さんやその親御さん等には、待ちに待った朗報になるかとは思います

でもこの記事を書いている私ですら、まだ実感がわきません
おそらく病院側(←もちろん施設基準もあるので、全ての医療機関が行っているわけではありませんが…)も最初は慎重になりすぎて、警戒してしまうのではないかと思います
実際、私の現在通っている病院も混乱しているみたいで、いずれは導入されるとは思いますが、4月1日から開始になるかどうかはわからないようです

ですが、弱者救済のための制度でもあるので、大学病院は率先してやらないといけないですよね
そう思いませんか