顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

現実にあるんだぁ…

2009-05-31 19:44:31 | Weblog
重たい内容です
高校時代の同級生が、自宅のマンションの5Fから飛び降り自殺を図りました。

幸い命は助かりましたが、首の骨を折る重傷。
そして、私が学生時代に実習に行っていた総合病院に入院中まだICUにいるそうです

高校時代の彼女の印象しかありませんが、よく笑ってその笑顔が可愛くて、みんなに愛される子でした
ことの発端は、大学受験に失敗したことと言っても、元から頭が良い子なんですよ

3人兄弟の末っ子で、1番上のお兄ちゃんが東大、2番目のお兄ちゃんが京大なので、かなりのプレッシャーだったんだろうね

浪人してからうつを併発して、さらには摂食障害にもなり、今までも2回精神科に入院していました

「また入院したみたいだよ。」って聞き、てっきり精神科だと思っていたので、最初に病院名を聞いたときは???でした

こんなに身近にあることに、びっくりです

大学1年生の夏、中学時代の同級生が自殺したと連絡が来て、これも本当にショックでした

彼は…高校も中退して、いろいろと道を踏み外して、最後は薬にまで手を出してしまったのですが、当時の私には自殺はかなり衝撃的でしたこれが初めてだったからね

みなさんは、死にたいって思ったことありますか?

私はどうだろう…この病気がわかった当初や、1回目の手術をした直後は、こんな思いをするのなら、あと何ヶ月の命です。って言われたほうが、マシだよ~って思ったことはあります

やっぱり頭や心のどこかでセーブがかかって、思っていてもなかなか実行できないことだと思う
それでもしてしまうってことは、やっぱり心の病気って怖いね。侮れないよね

周りでは、彼女のことを心配してくれる人はたくさんいます「外科病棟に移ったら、お見舞いに行こうね。」って、友達から私にお誘いメールがきましたそれに毎日ほぼ24時間、お母さんがつきっきりなんだって

彼女は決して1人ではないのに、心が病んでいるとそれにも気が付かなくなってしまうのだろうね

でもごく普通の女の子が、ちょっとした失敗からこんな大惨事に繋がることがあるのだから、言い換えれば、誰にでも起りうることなんだよね

内容が重たくて、本当にごめんなさい明日からは、普通に更新します

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本当の目的

2009-05-30 21:41:15 | Weblog
この新型インフルちゃんの騒ぎに便乗して、毎日常にマスクをしています(5/25「執着しすぎなんだよね」)
やっぱり…顔のことが気になるので、マスクが手放せない私

インフル自体が終息気味なことと、現状ではH1型ということで、だいぶ落ち着きを取り戻していますが、それでも私は社内でもマスクをしています

「偉いね~ちゃんとマスクして。」とみんなに言われますが、でも私の場合は本当の目的が、みんなと違うからね…
インフルが気になるわけではなく、ただ単に、顔(顎)を隠したいだけです

私のマスクの仕方を見ると、「でも鼻が出ていたら、マスクをしている意味、なくない?」なんて会社の人や、妹に指摘されました。。。

そんなつもりはないのですが、無意識のうちにマスクを下にさげていて、完全に口元を隠しているみたいです鼻が出ているなんて、全く気にもとめていませんでした。それよりも…とにかく顎や口元に相当意識がいっているようです

しかも同じことを、昨日S病院の主治医にも言われました

主治医:「インフルでマスクしているんだよね?」

私:「そうですよ~」

主治医:「でも鼻が出ていたら、マスクをしている意味ないよ。」

私:「そんな細かいこと、気にしないでくださいよ。」

主治医:「えーでも、鼻が出ていたら、マスクをしていることにはならないよ。」

なんて変なところを、妙に突っ込まれました

やっぱり男の先生に、私が顔の変形を気にしているということを、気が付いてもらうのは無理な話ですよね素直に言わない私も、いけないんだけどね

今日は、転院先の●●病院に行ってきましたこれで5回目です
早く転院先の受診日記を書かないと、同時進行で書けないですよね急いで書くので、もうしばらくお待ちください

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最後(?)の診察日

2009-05-29 20:28:28 | Weblog
今日は、S病院に行ってきました前回の受診から、約1ヶ月。(5/2「1ヶ月ぶりの口腔外科受診」)

主治医に「入れ歯している?」と聞かれたので、「夜、寝るときにしています。やっぱり痛いしすぐにずれちゃうので、これを使ってご飯を食べることはできないです。」と答えました

すると「まぁ、取り外し式の入れ歯だしね~自分の歯のようにっていうのは、不可能の話だから仕方がないよ。ご飯を食べるというよりか、残った歯が動かないようにするための入れ歯だから、ちゃんと入れ歯が入れられているうちは大丈夫だから、そのまま続けてね。」とのことでした

入れ歯の本来の目的ってさぁ、失った歯の機能回復をするものではないのかしら
確かに自分の歯のようにっていうのは無理な話だけれども、でも見た目や発音だけではなくて、咀嚼機能も改善するための入れ歯ではないのかな

そのあたりの事情は全く詳しくないので何とも言えませんが、入れ歯ではご飯を食べられないのは仕方がない、なんて決め付けて欲しくないし、だったらご飯が食べられるようにきっちり調整するのが、歯科医師の務めではないのかな?なんて感じたりします
だいぶ上から目線でごめんなさい

そんな文句もありますが、でも少し当たって痛い部分の調整を、今日もやってもらえましたでも調整方法も、結構適当だよなぁ、なんて感じたりもしますが、所詮は口腔外科の先生だし、ある程度は仕方がないと割り切れるようにもなりました

帰り際に、主治医から「また1ヶ月後においでね。」と言われました

でもさ…こんな入れ歯の調整方法では、正直毎月行く意味がないと思うんだよねしかも診察自体も適当だから、仕事をわざわざ休んで通うのも、何だかもったいないし

それに今後の治療に関しては転院先の病院で行うのだから、もうS病院に行かなくていいかなぁ…なんて頭があって

後者の意見を主治医にそれとなく伝えたら、「3ヶ月後や半年後でもいいから、おいでよ。」と言われてしまいました前にもそんな話をされたので覚悟はしていましたが、やっぱりそうなのね…(3/27「主治医からのプレゼント♪」)
私、一体いつまで口腔外科に通わなくてはいけないんだろうね

なんで主治医が、私のことを引き止めたいのかはわかりません迷惑ばっかりかけているのにねやっぱり珍しい病気だからかな?

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悩めるお年頃

2009-05-28 17:43:03 | Weblog
妹にね、「お姉の将来の夢って、昔と全然違うよね。いつから変わったの?」と聞かれました

小さい頃の夢?私なんだっけ?って回想していたら、高校1年生くらいまでは客室乗務員や美容師になりたいと思っていたし、スタイリストさんやヘアメイクさんにも憧れを抱いていましたブランド店のショップの店員さんもいいよなぁ、なんて思ってもいました

今なんて、それとは全く無縁の仕事をしていますよね。。。めっちゃ地味な仕事をしています

いつ頃からかは忘れてしまったけれど、高校生なりにそれなりに考えたのだろうね
客室乗務員になれる程頭も良くなかったし、英語が得意だったわけでもありません。他の仕事だって、別に親から反対されていたわけでもないのに、いつしか夢は夢に終わりました
結局、夢を叶える勇気も度胸もない、つまらない人間なだけなんだけど

でも今思えば、私はそれで良かったのだと思います
客室乗務員や美容師さんなどは接客業だし、人に見られることも多い仕事ですよね。しかもキレイな人やカワイイ人が多い世界今のこの顔で、そんな環境で仕事なんて絶対に不可能だから…

顔のことは気になるけれど、一応は仕事ができているわけだから、これも何かの縁だったのかもしれないです今の会社だからこそ、仕事が続けられているのは事実なわけだし。

妹の将来の夢は、動物のお医者さん。最近は、人間のお医者さんになろうかな?なんて冗談も言っています
高校1年生の妹。ちょうど将来のことで、妹なりに悩んで考えているのだろうね。何もアドバイスすることなくて、ごめんねー

私と比較にならないくらいに頭の良い弟と妹を持ち、姉としては複雑だったりもします。本当に2人とも、私と同じ親から生まれたとは思えないくらいで、自分が恥ずかしかったりもします
弟や妹にバカにされることも多いですが、でもまだ相手されるだけいいかな?

でも高校生なんてまだまだこれからだし、いろいろな選択肢があるので、ちょっとうらやましく感じる今日この頃です

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ずっと心の奥底に閉まっていたこと

2009-05-27 19:04:57 | Weblog
昨日の続きです

口腔外科に来ているのにも関わらず、口の中の診察ができずにいるのに、それでも担当医は、怒ることはしませんでした
「何もしないし、見るだけだよ。怖い?」って優しく声かけをしてくれているのに、涙が止まらなくて、「もう今日はやめるね~診察はしないから、落ち着いてね。」と言われました

治療に非協力的な態度を示しているのに、私が慣れるまで待ってくれようとしている姿に、担当医に心を許そうかなぁ、と思うようにもなりました

この日は、口の中こそ見せることはできなかったのですが、担当医に口の周りや下顎の部分を触らせることはできました
顎や口元の麻痺の程度を調べてくれて、外側からですが、移植した骨の状態を手で触って確認していました

そして先日撮った私のレントゲン写真を再度見て、担当医が、
「本当にキレイだよね~虫歯もないし、歯並びもキレイだし、元々の顎の骨格や関節も整っているし、これはショックだったよね。」
と言われました

そう言われた瞬間、また目がうるうるしてきて、泣きそうになりました
実際問題、歯には人一倍気をつけていた分、本当にこの病気になったことがショックでした
この気持ちを誰に伝えたらいいのだろう?ってずっと心の中で抑えていましたでも担当医が私のことを理解しようとしてくれること、そんな態度1つで、今までのもやもやが少し晴れた感じがしました

さらに「辛かったし、受け入れたくなかったよね。でもこれからは、ちゃんと噛み合わせも見た目も、絶対に元通りにキレイにするから、心配しなくて大丈夫だよ。絶対に治してあげるから」って言ってくれたのが、すごく嬉しかったです

口腔外科の先生なのに、そのあたりの事情も配慮してくれたことに、心が救われました

後はプライベートのことをしゃべって、この日は終わりました。
保険書のコピーを見て、「もしかして…」と聞かれて、仕事の話をしたりと、他愛のない話にも担当医はつきあってくれました

「仕事できている?」・「友達と遊べている?」・「夜はちゃんと眠れている?」ってすごくメンタル面も気にかけてくれたのですが、でも私はごまかしました
やっぱり、まだ素直になれないんだよね。。。せっかく気にかけてくれているのに、なんで言えないんだろうね

でも次回は、担当医に口の中を見せることを約束しました

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失礼な話だけど、実話です

2009-05-26 20:03:57 | Weblog
2回目の●●病院受診は、2009年3月21日。
平日は仕事で、しかも出張に出ることが多いことを話したら、担当医がそのあたりの事情も考慮してくれて、普通の診察のときは土曜日に対応してくれるとのことで、とても助かります

この日は、S病院の主治医の言葉が脳裏にあったので(5/24「主治医に報告」)、●●病院の担当医が信じられなくて、かなり疑いの目で見ていました

この日の受診の内容は、今思うと先生に対して、本当に失礼だったと思います結構、受診日記もひどいのでご了承ください

さっそく担当医に名前を呼ばれて、前回と同じように、診察台ではなく、普通の机に案内されました。

毎回毎回、私と●●病院の担当医とは、ちょっとした約束事をしています

前回(1回目)の受診後は、私が先生の顔を覚えること、その変わり先生は、腸骨移植後のインプラント治療ができるのかどうか、調べると言ってくれました

早速、担当医に「僕の名前と顔を覚えている?」と聞かれましたいつも下ばっかり向いていて、目線を合わせようとしないので、先生も気になっていたみたいですね
さすがに覚えているので、「はい。」と答えたら、ただそれだけなのに、先生なぜか喜んでいました

担当医から、腸骨移植後のインプラント治療のことを簡単に説明されました。
移植した骨というのは、やっぱり普通の骨とは違うので、難しい部分もあるそうです。レントゲンやCT状では骨がちゃんとできていても、実際に開いてみるとやわらかく、脆くて、インプラントを打つことができないこともあるそうです

でも、それでもいろいろ調べて考えながら、何とか治療してくれるとのことですすっごくうれしいです

インプラント治療をするためには、データーだけではなくて、視診・触診が必要とのことで、担当医に、「口の中ちょっとだけ見せて。」と言われました

『イヤだぁ~』と思いながらも、『仕方がないから割り切るか』と思ったのですが、担当医が器具を持って口の中に入れようとした瞬間に、涙が出てきてしまいました

やっぱり歯医者さんが嫌いだから怖くて怖くて…
担当医のことを信じたいけれど、でも…それもできなくて…結局、口の中を見せることはできませんでした

幼稚園くらいの小さな子供でも、歯医者さんに口の中を見せるなんて、当たり前のようにできるのに、なんで私できないの?って自分を責めました

明日に続く。

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執着しすぎなんだよね

2009-05-25 22:24:59 | Weblog
この新型インフルちゃんの影響で、最近はマスク姿で街を歩く人を見かけるようになりました。
私的には、ラッキーです

手術をしたことで、顔が変形しているし、歯もないし、口元なんてもう最悪どうしてもこの顔が許せなくて、本当は顔を隠して、ひっそりと目立たないようにしたいのです

もちろん術後しばらくは、マスクは手放せないし、そうでなくとも10月~3月は毎日、マスクをしています
でもこれからの季節になると、マスクしていると逆に浮いてしまうから、勇気を出してマスクを手放していますが、でもできるものなら顔を隠したい。。。

ということで、この騒ぎを利用して、マスクを着用していますしかも、いつも手術後に使っている大きなマスクなので、鼻~下顎まですっぽり隠れるので、目しか見えません

やっぱり、気楽です気持ちの持ちようが、全然違います

前向きに考えようと思っても、やっぱり術後の顔は嫌いだし、許せないですこんな風にさせた病気も、憎いです

私ね、元から決してカワイイわけではないのに、どうしてそんなに顔にこだわっているんだろうね?誰も気には留めていないと思うのに…でも自分では気になって気になって仕方がないの

どうしてこんなにも気になるのか、こればっかりは本当にわからない
たいしてかわいくないし、元から完璧な顔立ちなんてしていないのだから、たかが手術で少しいじったくらいで、何も変わらないよ、と自分に言い聞かせています

少しは周りの言葉、信じてみる??
でもできないよ…傷つきたくないから

顔に対する執着心が、強すぎるのかな?単純に私の頭が、おかしいんだよね

最初の手術をして顔の悩みが生じてから、もうかれこれ1年4ヶ月。私、何1つ変わっていない
病気のこと顔のこと、吹っ切れたいのに…

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主治医に報告

2009-05-24 20:33:14 | Weblog
転院に関して戸惑いばかりだったので、なかなか思い切りがつかず、躊躇していました
緊張しながら、かなりの不安を抱きながら、●●病院に行ったものの、私の考えとは裏腹に、すごく丁寧で優しい病院や先生に出会えて、本当にほっとしました

2/23にS病院を受診したので、1回目の●●病院受診の報告をしました
S病院の先生が、●●病院宛に書いてくれた紹介状に対してのお返事を、転院先の先生が書いていたので、もうお手紙自体は届いているだろうとは思いましたが、でも自分の口からも伝えようと思って

S病院の先生に、「今後の治療ですが、高度先進医療を認めてくれたから、●●病院で受けることにします。」と報告したら、「違う病院で手術しても、高度先進医療を認めてもらえるの?本当に?」って言われてしまいました

以前、S病院の主治医に、高度先進医療のことを聞いたときに、
「高度先進医療を行っている大学病院に行けば、インプラントの一部の治療に保険が適応になるけれど、高度先進医療は認められるのは、もちろん腫瘍の病名がついた人のみ。だからあなたがこの先、高度先進医療をやっているとことに転院しても、もう腫瘍はないわけだから、保険の適応にならない可能性の方が高い。」
と言われたことがあります(3/24「高度先進医療の適応~転院する背景~」)

ずっとお世話になっていた先生から、改めてそう言われてしまったので、そこでまた考え込んでしまいました●●病院の担当医の話なんて、やっぱりウソなのかなぁ…って思ってしまって

せっかく私のことを受け入れてくれた●●病院なのですが、その話を聞いた途端に、転院先の口腔外科の先生(担当医)のことを信じられなくなりました

なんかすべてが偽善のように聞こえてしまって、本当に保険で治療をしてくれるのか半信半疑でした
そしてキレイに治してくれるのかも、定かではありません

私のこの状態を元に戻してもらうには、歯医者さんにお願いしないといけないのもわかっていますが、その歯医者さんが恐くて、信じられなくなっています

●●病院の先生を信じて治療をしたいけれど、信じるのが恐いです
ものすごく歯医者さん、不信に陥っているし、疑いの目で歯医者さんを見てしまうことが、自分自身情けないとは思っています

そんな気持ちのまま、2回目の●●病院受診の日が来ました

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刺激的な毎日

2009-05-23 17:51:40 | Weblog
皆様、本当にこのブログのことをいつも気にかけてくださり、ありがとうございます
私自身の問題なのに、こんなに一緒に喜んでもらえるなんて、あまりのうれしさに感激しています

報告が遅くなってしまいましたが、無事に転院先が見つかり、ほっとしているところです
今も●●病院に、月に1回のペースで順調に通っています少し家から遠いのがネックですが…

今日、長崎にいます仕事なのが残念ですが、長崎を満喫しています。街並みもキレイで、特に夜景がステキですカステラまで買ってしまいましたぁ~

でも長崎でネックなのが、市内が非常に運転しにくい
路面電車は広島で慣れているはずなのに、長崎は勝手が違うみたいで、大変でしたこんなに運転しにくい街は初めてで、ドキドキでした
しかも坂がやたら多いから、マニュアルだとせわしないですね

この仕事を始めてから、他県に出かける機会が多いので、良い経験をさせてもらっています
移動に時間がかかり、体力的に疲れるので、大変なときもあります。

でも私、生まれも育ちも東京で、祖父・祖母も東京にいるので、今まで他県に行く機会なんて、ほとんどありませんでした
それこそ、ディズニーや近場の海・成田空港や、後は中学の修学旅行で奈良・京都に行ったことがあるくらいなので、今になってとっても刺激を受けています

たまに言葉が???になることもありますが、でも親切な人が多いよね。
「東京は冷たい。」ってよく言われたことがあります。その意味が全然わからなかったのですが、最近はそうなのかも…と感じるようにもなりました
まぁ、東京というか、私が冷たい人なのかもしれませんが

この仕事をしなければ、田んぼを知らずにして一生を過ごしているのだろうし、何の畑なのか全くわからなかったままだっただろうし、海がキレイなのも知らなかっただろうし、夜に空を見上げれば、星がちゃんと見えることも知らなかっただろうなぁ、なんてしみじみ感じました

そして今の目標は、路面電車に乗ることです乗り方を知らないから、絶対にもたつくと思うので、恥ずかしく乗れないでいます。でも機会があったら、挑戦したいと思います
路面電車でモタモタしている人がいたら、それは間違いなく私なので、見かけたら誘導してください

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レントゲン写真から

2009-05-22 20:42:45 | Weblog
昨日一昨日の続きです

レントゲンを撮り、再び診察室へ。
「レントゲンを見るのも怖いかな?」と、担当医に聞かれました。この質問にも、驚きました

S病院で最初の手術(腫瘍摘出術)を受けた後、「まだ見たくない」と言ったのに、そんなのおかまいなしに術後のレントゲンを主治医に見せつけられてしまって、ものすごくショックを受けた覚えがあるからです今でも、その記憶って鮮明に覚えているんだよね
「まだ見たくなかった~」って大泣きしましたが 苦笑 

転院先の病院では、患者さんの気持ちも、どうやら配慮してくれているみたいですね

もちろんレントゲンを見ても、大丈夫な人もいます
でも当時の私は、手術を境に、歯と顎の骨がなくなってしまった・・・という現実を、まだ受け入れたくなくて

「今はもう大丈夫ですけど、最初はイヤでした。」と答えたら、「そうだよね。僕ももしこのような状態になったら、それはショックだし、悲しくなるし、あなたと同じ気持ちになると思うよ。強制はしないけれど、あなたさえ良ければ、ここの病院で治療させてもらえる?」と聞かれました

「よろしくお願いします。」と頭を下げました

今後は移植した骨の状況をみながら、インプラント治療をしてくれるとのことです「それまではあなたも緊張していると思うから、まずはこの病院の雰囲気や、僕に慣れて欲しいから、月に1回~2回のペースでここに来て、何でもいいからお話ししようね。」とおっしゃってくれました

その日は、私が歯医者さん嫌いと言ったせいか、口の中の診察はなしで、問診をして、XPを撮って無事に終わりました

「とにかく今日は、ここの病院に来ただけでも上出来だから、イヤがることはしないから安心してね。」とも言われました。相当、緊張しているのが顔に出ていたのかな?って思います

今後の治療はこの●●病院で受けることにします
長い間お世話になったS病院の主治医には申し訳ないのですが、やっぱりN病院(歯科付属病院)ではインプラント治療をしません
たとえ仮に、●●病院でもインプラント治療が全額自費だとしても、私は雰囲気の良さから●●病院を選びます

それともう1つ私が感動したのは、レントゲンを見て●●病院の先生が、「もう絶対、元にように治してあげるね。できる限りのことはするから。」っておっしゃってくれたのが、すごく嬉しくて

S病院の先生はスルーだった、移植した骨が一部外側に出っ張っている状態も、治すって言ってくれたし、麻痺に関してもできる限り治療するって言ってくれて、私はもうこの先生を信じて、治療を全て任せようと思えました

これが1回目の●●病院受診のお話です

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驚きの連続

2009-05-21 20:22:49 | Weblog
昨日の続きです

転院先の病院で、高度先進医療を認めてもらえて、嬉しかったし、ほっとしたしで、涙がなかなか止まらなかった私
やっとの思いで、「ありがとうございます。」と頭を下げることができました

担当医に「まずはあなたのことを知りたいし、今までの治療経由も聞きたいから、今からいくつか質問するね。」と言われ、紹介状や問診表を元に、簡単に聞かれました。

質問には淡々と答えたのですが、私の表情が強張っているのを察知したのか、途中で担当医が、「緊張している?病院恐い?」と聞かれたので、「はい。」と素直に答えました
さらには「そっか。歯医者も嫌いだよね?」と聞かれたので、うなずきました

すると「今まで何度も入院して手術をして、痛かったり恐かったり、いろいろな経験をしたよね?歯科治療に対して、あなたはいろいろと感じていると思うけれど、僕はあなたの同意もなく治療はしない、それだけは最初に伝えます。」と、私の目を見て話してくれました

正直、N病院(歯科付属病院)の先生が本当に恐くて、歯科専門病院の口腔外科の先生がすごくイヤでしたでもここの病院は、病院全体の雰囲気も良くて、担当医も優しくて、びっくりしました。

その後、担当医に治療方針を決めたいから、最初にレントゲン撮らせて欲しい、と言われました

だから私が、「いいですけど、それは保険適応ですか?」って確認したら…

「あなたの場合は、ちゃんと高度先進医療で認められているんだから、今後受ける治療も、それに必要なXPやCT等の検査も、全て保険でやるから、心配しなくていいんだよ。」っておっしゃってくれたので、

「ありがとうございます」と言ったら、

「国でちゃんと認められている病院なんだから、そんなことでいちいちありがとうなんて要らないからね。」と言われた途端に、また涙が出てきてしまって…

さらには、「S病院の先生もさ、あなたみたいな場合は大学病院ではインプラント治療を保険でやっているという情報とか、ちゃんと教えなくちゃダメだよね。なんだか同業者としてやり切れないよ。あなたみたいに悩んでいる患者さんって、本当に多いんだよね。」ってお話してくれました

N病院では高度先進医療でインプラント治療を行っていないから、余計にS病院の主治医はそのような情報に疎かったんだろうなぁ、とは思っています。
高度先進医療のことを聞いても、「N病院ではやっていないから、僕にはわからない。」としか言われませんでした

主治医からは何も情報は得られず、自分でいろいろ調べていただけだったから、余計に自分自身が、高度先進医療を認めてくれるのかすごく不安だったのですが、勇気を出して●●病院に行ってよかったです

明日に続く。

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ついに!!転院しました!!

2009-05-20 17:52:31 | Weblog
今までだらだらと時間をかけながら、転院する背景を書きましたが、少しは伝わったのかな
まとめて書けばいいものを、なんとなく気が乗らなくて、2ヶ月もかかってしまいました

(詳細:3/4「保険の問題について」3/7「高度先進医療」3/24「高度先進医療の適応」5/6「情報がないことへの戸惑い」5/12「複雑な制度のせいで」5/15「病院を決めました」) 
 
今日からはしばらく、転院先の受診日記を書きます
病院の当て字をどうするか悩みましたが、無難に●●病院にします(東京に6つしかない中、当て字にするとばれてしまうと思うので…)

1回目の●●病院受診は、2009年2月19日。
最初っからずっとお世話になっているS病院(←現在も入れ歯のことで、通っています。)の主治医にお願いして、●●病院の口腔外科宛に紹介状を書いてもらいました同時に、今まで撮ったCTやXPのフィルムも、先に病院に送ってもらいました

予約を取っていたのですが、初診だったのでカルテ作り等で時間を取られ、1時間半以上は待ちました

ついに名前を呼ばれ、診察室に。診察室といっても歯科の診察台ではなく、普通の机と椅子がある場所に誘導されましたそして先生から挨拶をされたのですが、私の担当医は(この病院での主治医)准教授でした

担当医が紹介状に目を通しながら、初めにこの病院への受診目的を聞かれたので、もうストレートに「高度先進医療でのインプラント治療ですが、私の場合も認めてくれますか?」と聞きました

その返事を聞くのがドキドキでした
この病院を受診するのに、今後の治療のことで期待もあったのですが、不安や緊張、戸惑いの方が大きかったから、本当に恐かったです

もし高度先進医療を認められなかったら、私はこの先どうしたらいいのだろうか?どこの病院に行けばいいのだろうか?など、イヤなことばかりが脳裏を掠めていました

担当医の口から、「顎骨の腫瘍の場合は、インプラント治療を保険で認めているから、心配しなくても大丈夫だよ。」とおっしゃってくれて、ほっとしたと同時に、初対面に関わらず、今までの緊張の糸が解けたのか、涙がボロボロ出てきました

ずっと1人で抱えていた問題が(もちろんブログで支えてくれた方は大勢います。)、この病院に行ったことで、一瞬にして解消されて、もうこれで保険のことで悩まなくてすむのかぁと思うと、何だか安心して治療が受けられそうです

さらに担当医が、「そんなに心配なら、今から確認取るよ。」と言ってくれ、院内PHSですぐに医事科にも確認をとってくれて、それでもOKをもらえました

こんなことなら、もっと早く動いて、●●病院に行けばよかったです

明日に続く。

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気分が乗らないよー

2009-05-19 20:37:11 | Weblog
仲良くしてくださっている病院に行ったときに、「今日はどこから来たの?東京から?」と聞かれて、「そうですよ。」と言ったら、「良かった、じゃあ中に入っていいよ。大阪や兵庫だったら、どうしようかと思った。」と、冗談交じりで言われました

でも今日は、あらゆる病院で新型インフルエンザの話題が上がりました病院側もそれなりに気にしているみたいですが…でも外来患者さんでマスクをしている人は、あまりいなかったです

メーカーでもマスクをして病院に入る人は、少なかったです
でも私の会社では、病院でもマスク着用を徹底されています。自分がうつるのはイヤですが、それより患者さんにうつして歩いていたら、もっと最悪だから、ということが、会社の方針らしいです
「何か言われたら、きちんと会社として報告するから、マスクをしなさい。」だってさ。

最近は、山口県に出かけていたので、写真をアップします
錦帯橋に、下関の海です。山口県は海がとてもキレイなところです
 
    

これではまるで仕事をしていないで、遊んでいるみたいですね 笑

なんかね、ここのところ仕事にやる気がなくてさ、大変だよ
やらなくてはいけないことはたくさんあるのにも関わらず、やっていないっていうパターンで最悪です
院内勉強会が最近多くて…やたらハードだし

私、仕事できていないんだろうなぁ。だからこんなに、いっぱいいっぱいなんだろうね
もっと効率よく、こなせるようになりたいです

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病院も丸投げですね…

2009-05-18 21:42:16 | Weblog
世間を騒がしている、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)

私の会社では、以前から鳥インフルエンザなどの新型インフルエンザ対策として、マスクやゴーグルが支給されていました。
「こんなの使う日が来るのかな?」なんて思いながら、ずっと机の中に眠らせていました。
     

しかし、メキシコで新型インフルエンザが発生し、ついに海外から帰国した日本人が新型インフルエンザを発症したことをきっかけで、私の会社では、機内や空港にいる際はマスクの着用が努力義務となりました飛行機移動組みは、特に気をつけなさいと、注意喚起もされていました

そして今日からついに、マスク着用が義務となりました機内や空港だけではなく、あらゆる場所で。出張だけではなく、内勤中もマスク着用となりました

国内感染が発生してしまった以上、仕方がないことですが、でも東京ではマスク姿の人なんてほぼいません
今日、お昼に行った時も、マスクをしているのは私の会社関係の人のみ。逆に目立ってしまいますね
そして空港や機内でも、数える程度しかいませんみんな気にならないのかな?会社から、何も指示されていないのかな?なんて不思議に感じます

ついに今日より、兵庫では医療関係の代理店(=卸)との、同行営業が禁止となりました。(先方の申し出より)
大阪はそれでもやるらしいのですが…大阪担当さん、気をつけてくださいね

直近のうちに、兵庫や大阪に行く予定がないので、とりあえずはほっとしましたつい3月までは兵庫県の担当をしていたので、他人事にようには感じないですね(3/17「また変更かぁ…」)

このインフルちゃん、これから東にくるのかな?西かな?東なら東京だし、西なら担当県の山口だし、どっちに動いても微妙なんだけどね

でもこの新型インフルエンザ、今の状況なら良いのですが、いつウイルスが変異して、強毒性になったら…と思うと、なかなか侮れないですよね
とにかく予防が重要ですね

驚いたのが、今日ある病院さんから、「新型インフルエンザの対策と予防について勉強会してもらえますか?」と電話がかかってきました

いやいや、そんなことは消毒液等を扱っているメーカーさんにお願いして欲しいし、しかも…そんなの感染対策委員会とかでやるべきことじゃないの?私たちが普段勉強会をするのは、それとは全く関係ない委員会なんだよね

そんなのメーカーに頼らず、病院独自で何とかするべきだと、私は思うのですが…

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赤ちゃんが産まれました★

2009-05-17 17:36:29 | Weblog
赤ちゃんが産まれましたもちろん私ではなく、お友達にです
高校時代からの友達で、めっちゃ仲がいい子なので、お見舞いに行ってきました
元気な女の子です

赤ちゃんって、なんてかわいいんだろうね~

     
     (もちろんママの許可を取って、画像アップしています。)

出産祝は、ミキハウスの靴(サンダル)です13㎝を買ったのに、大きく見えますよね
来シーズンの夏に、ぴったし履けるといいなぁ

     

お見舞いも、産科に行くのは気楽ですねママも赤ちゃんも元気だし、病室も明るくて(ここの病院は、ナースステーションを真ん中にして、産科でもいろいろとわけてあるそうです。)

少しの間だったけど、赤ちゃんを抱っこしていたら、私も赤ちゃん欲しくなってしまったよ一体、いつになるのかな?まずは相手を見つけないとでも私には、それ自体が無理な気が…

それと私には気になることがあって、腸骨移植の際に主治医に、「腸骨採取して、赤ちゃん産むのに問題ないのですか?」って聞いたことがあります。主治医の返事は「関係ない。」でした

でも…腸骨を採取した部分は明らかにへこんでいるし、何より未だに痛みが続いています
この痛みのせいで、うつぶせになれず、右を下にして横になることもできず、果たして本当に大丈夫なのか気がかりです
ちょっと変な風に足を動かすと、めっちゃ痛いんだよねこんなのでは、力なんて入れられないような気がします

しかも腸骨のことで、主治医にいくら話しても完全にスルーされてしまいます(5/2「1ヶ月ぶりの口腔外科受診」)

今後の生活に全く影響がないのならいいんだけどさ、なんか主治医を信じ切れていないので、ひっかかります

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昨日は、ちょうど500回目の記事ということもあり、写真を公開してしまいました
かわいくないし、キモイ顔を晒してしまって、ごめんなさい
今後は、上の写真のように顔がわからないように、画像アップします