顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

生検の実話

2008-12-14 19:24:37 | Weblog
去年の今頃、ちょうど生検を07,12/12「生検(病理・組織学検査)」をしました。

その生検なのですが、歯茎に注射で局所麻酔をして行いました。最初は大丈夫だったのですが、だんだん麻酔が効いていなかったのか痛くなってきて、あまりの痛さに目に涙をためて、うるうるしながら受けていました

でも口腔外科に通い始めてその日が3回目で、まだこの病院や主治医に慣れていなかったので、ひたすら痛みを我慢していました

主治医もときどき、「痛くない?」、「大丈夫?」って聞いてきてくれてはいたのですが、「痛いです」なんて言えず、「はい、大丈夫です。」と答えていました

今思うと、よくあのとき頑張ったと思う。というか頑張れたと思う
今だったら絶対に局所麻酔で50分間近くも口をあけっぱなしで、痛いのを我慢するなんて絶対にできません

しかも腫瘍が固かったみたいで、歯茎を切開してガリガリと力を入れるだけでは簡単には摘出できず、めっちゃごっつい器具を取り出して(ごめんなさい。器具の名前がわからないです。)ガンガンたたかれるし、しかもその間、「ちょっとこぶしを作って自分で固定できる?」と言われ、自分で右顎を押さえていたんだよね

今になって思ったのですが、あのときここまで痛みに我慢していなければ、今これほど歯医者さん嫌いになっていないと思います
後々のことを考えると、1回目の手術の後も、自分の限界をこえてまで我慢なんかしなければ良かったです(1/23「手術談①」)

痛みに我慢強くなることって必要なことですが、我慢しすぎはかえってよくないなぁ、と思いました
もしあの生検をまたやる、と言われたら、今度は全身麻酔まではいかなくても静脈内鎮静法にしてもらいます。そのくらい、もう痛みに我慢できなくなっています

また今ものすごく歯医者さんが苦手で、主治医が「口開けて。」って言いながら手に何か器具とか消毒の薬剤を持っていると、「今日は何するの?痛い?」って聞かないと、本当に口が開けられなくて

口の中を診てもらうだけのつもりで口を開けたのに、知らずに痛いことをされたらどうしよう…なんて思いが頭の中にあるんだよね

歯医者さん嫌いな人は多いと思うけれど、この1年でその気持ちがよくわかるようになってしまいました

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