吉本興業の謝罪会見が酷い！

2019年7月22日に行われた、吉本興業の会見が話題になっていますね。
同社の所属タレントによる反社会的勢力への闇営業問題で、岡本社長が謝罪会見を行いました。

私も開始時刻の14時から16時前まで、インターネット中継で見ていましたが酷い内容でした。
14時から30分間はこれまでの経緯の説明や登壇者の紹介などで、岡本社長が姿を見せたのは14時半頃でした。
何が酷いと言えば岡本社長が報道陣の質問に対して、答えになっていない説明をしていることが多々見られたことです。

会見を見ていて思い出すのは、日本大学アメフト部の悪質タックルで当時の監督とコーチが謝罪会見を行いましたが、それに匹敵するダメダメ会見に見えました。

謝罪会見をする際には、予想される質問を予め想定して想定問答を考えておき、リハーサルや対策を練るのですが、疑問に全く答えていないのです。
それでも吉本興業側は想定問答は考えていたようで、スポンサー企業に関する質問ではパネルを予め用意していました。
また最初は否定していた金銭授受を公表してから所属タレントが会見を開きたいと希望した際は「会社としては静観する」と言ったか言っていないかの質問に対しては、岡本社長が藤原副社長を指して答えさせたりと、それなりに事前に対策をしていたようですが、説得力に欠ける回答が多かったです。

岡本社長が「会見をしたら、（複数の謹慎処分者を）全員連帯責任でクビにする」と言ったのかという質問に対しては「親が子供に勘当や！という意味合いで言った」とか、「（会話を録音する）テープを回してへんやろうな！」と言ったのかという質問に対しては「場を和ます意味で冗談で言った」など、首をかしげるような回答でした。

今日以降のワイドショーなどで取り上げられるでしょうが、私としては「あの程度の準備でよく会見をしたなぁ」というのが印象です。
今後は相当、吉本興業や岡本社長が叩かれそうな気がします。