新宿の虎

大都会・新宿で自由気ままに生きています。投資(株主優待・株主総会等)の情報や、街の情報・グルメ情報などを書き綴ります。

大戸屋ホールディングスの特別株主優待券が届きました!

2020年05月27日 | 日記
定食店の大戸屋を運営する大戸屋HD(2705)の特別株主優待券が届きました。


500円券が5枚で2500円分です。
この特別株主優待券は2020年限りで4月13日に発表されました。
100株以上で2500円分、500株以上で25000円分と、500株以上はかなり割り増しされてお得になります。

更に2020年5月25日の大引け後に発表されたのですが、これまでは決算期である3月末の株主に対して年に1回送付していた株主優待券を、9月末の株主に対しても同額分を追加して年に2回送付することになりました。これによって株主がもらえる株主優待券が倍化されます。

例えばこれまでは100株以上で年額2500円分がもらえていたのが、2020年以降は2500+2500=年額5000円分になります。
更に3年以上継続保有している株主は長期保有優遇で500円分が追加されますので、100株以上で3000+3000=年額6000円分になります。
また500株以上、1000株以上だともらえるボリュームが増えます。



大戸屋HDの2020年3月期の業績は赤字転落となりハッキリ言って悪いのですが、ここまで大盤振る舞いをするには下記のような理由もあると思います。

2020年5月26日付・日本経済新聞朝刊より。
これらの材料や日経平均株価大幅上昇の地合いの良さから、5月26日の大戸屋HDの株価は一時9%高と急騰しました。

大戸屋HDの筆頭株主である外食大手コロワイド(7616)との間で経営方針の対立があり、2020年6月25日に予定する株主総会で想定される委任状争奪戦に向けて、株主への「点数稼ぎ」と見えます。一方でコロワイドの方も2020年3月に大戸屋HDに関するアンケートを行っており、アンケートに答えると3000円分の食事券を送付しているので、どっちもどっちです。
5月25日の取締役会後の記者会見では方針を示し、その後のメディアへのインタビューで大戸屋HD社長は、明確にコロワイドの手法(大戸屋HDを子会社化)を批判しています。


私はコロワイドの株主でもありますが、個人的にはコロワイドの意見に賛成です。コロワイドの社長はメディアに対して「店内調理を減らして効率化を図ると、定食価格を下げることが出来る」という旨のコメントをしています。
今後の経営方針に関してはコロワイドのセントラルキッチンを使って効率化を図り、高額になった商品価格を値下げした方がお客さんが増えて売り上げが増加し、利益が増えると予想しています。

さて約1か月後の大戸屋HDの株主総会は、今後の経営方針が明確になると思われるので注目です。
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