新宿の虎

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本日対局! 藤井四段28連勝なるか?!

2017年06月21日 | 日記
テレビ・インターネット・新聞・雑誌などのメディアで毎日のように取り上げられているので、将棋界の新星・藤井聡太四段をご存知の人も多いでしょう。
昨日引退となった加藤一二三九段が持っていた将棋界の四段プロ入りの最年少記録を62年ぶりに更新して、ただいまプロ入りから公式戦では負けなしの27連勝中。将棋界の連勝記録である28連勝に本日並ぶかが注目されています。
28連勝の連勝記録は30年前に神谷広志八段が打ち立てた歴代最多の記録です。その記録にあと1勝と迫っていて、本日(2017年6月21日)の王将戦一次予選の澤田真吾六段戦で大記録に並ぶのでしょうか。

澤田六段とは既に今月上旬に対戦していて、その時は藤井四段が勝利をしていますが、途中まで澤田六段に勝ち目がありましたが澤田六段が逆転負け。とはいえ澤田六段は王位戦の今期の挑戦者決定戦まで勝ち進んだ若手の実力者です。
後輩の藤井四段を相手に連敗は避けたい澤田六段としては、相当に研究・勉強をして対局に挑んでいると思われます。
なぜなら将棋のプロ棋士は約200人で、所属先は関東と関西に分かれています。そのうち約3割は藤井四段を含めて関西所属。人数が少ない関西所属棋士は、勝ち進んでいくと関東所属棋士よりも必然的に藤井四段のような勝ちまくっている棋士と対局をすることが増えるので、藤井四段を相手に負け癖がつくのを嫌うからです。
タイトルホルダーなどの上位棋士は予選免除がありますが、藤井四段や澤田六段などの予選から対局をして勝ち進まなければいけない関西の若手棋士達は、「あいつ(藤井四段のような特定の棋士)には勝てないや」という苦手意識は持ちたくないのが、棋士の本音だと思います。
今日の対局は熱戦が必至だと思います。

仮に本日の対局で藤井四段が勝利して将棋界の連勝記録に並ぶと、新記録として注目される29連勝目の対局予定は6月26日に竜王戦決勝トーナメントで増田康宏四段戦です。更にその対局で勝つと30連勝目の節目は、7月2日に竜王戦決勝トーナメントで佐々木勇気五段戦となります。

その増田四段を紹介すると、藤井四段がプロ入りする前の最年少棋士で、増田四段も藤井四段と同様に奨励会三段時代に「中学生棋士の誕生なるか?!」と注目された逸材です。現在19歳、中学を卒業した後の16歳で四段プロ入り。
増田四段に勝利すると、佐々木五段戦へ。佐々木五段も同様に、増田四段の少し前に奨励会三段時代に「中学生棋士の誕生なるか?!」と言われた逸材です。現在22歳、中学を卒業した後の16歳で四段プロ入り。

増田(康)四段、佐々木(勇)六段ともに16歳で四段プロ入りなので、中学生でプロ入りを逃しているとはいえ、2人ともかなり早いプロデビューで相当な逸材です。20~25歳でプロ入りを果たす棋士が多いですから。
将棋界でこれまでのプロ入り最年少の順位は
1位.藤井四段 14歳
2位.加藤九段 14歳
3位.谷川九段 14歳
4位.羽生三冠 15歳
5位.渡辺竜王 15歳
となっていて中学生のうちにプロ入りを決めた棋士は、タイトルを複数獲得した実績が十分の棋士ばかりです。
上記の大物棋士に次ぐ16歳でデビューをした2人が、澤田六段戦の後に待ち構えています。
私の勝手な予想では、澤田六段~増田四段~佐々木六段の3人の若手棋士の誰かが、藤井四段の連勝記録を止めると予想していますが、結果はどうなるでしょうか。

その他、藤井四段は小学6年生の3月時から、詰将棋解答選手権を三連覇しています。

写真左が藤井四段です。詰将棋解答選手権はÅ級棋士の行方(なめかた)八段(写真右)、佐々木(勇)六段(行方八段の左)など、詰将棋が得意な精鋭が任意参加していますが、これらの実力が上位の棋士を差し押さえて三連覇中で、終盤の強さも藤井四段の魅力です。
コメント (2)
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