新宿の虎

大都会・新宿で自由気ままに生きています。投資(株主優待・株主総会等)の情報や、街の情報・グルメ情報などを書き綴ります。

第51回奨励会三段リーグ戦 結果

2012年09月10日 | 日記
第51回奨励会三段リーグ戦が平成24年9月8日(土)に行われました。半年をかけて2人(条件付で3人になる場合有り)のプロ棋士を決める激しい戦いのクライマックスです。

最終成績は上村(かみむら)三段が14勝4敗、石田三段の2人が13勝5敗で四段昇段です。
また次点は13勝5敗で渡辺大夢三段です。渡辺三段は第46回(2009年度後期)に続き、2回目の次点になり、次点2回で規定によりフリークラス入りの資格を得て、それを行使しました。今回は3人が四段昇段となり、四段昇段は2012年10月1日付となります。

以前の私のブログでも取り上げましたが、上村三段が決めました!
三段リーグは基本1日に2局指しますが、1局のみの日も有ります。上村三段は9月8日の最終日は1局のみで、競っているライバル達4人は2局を残していました。
これまで上村三段は1番手を走っていたので最終局で勝てば自力で昇段ですが、負けると2~4番手の人が上村三段より順位が上位なので、2~4番手の3人のうち2人が最終日に連勝すると上村三段は昇段出来ません。
最終日に2局残していると連勝すると大きく順位が変わります。
(※順位と言うのは前回までの三段リーグの成績で決められており、同じ勝ち数の場合は前回までの成績上位者が次回の順位が上になります。)

上村三段は最終日最終局に勝って自力で昇段を決めましたが、負けていれば石田三段、渡辺三段が最終日に連勝していたので13勝5敗で並んでいても、順位が下位の上村三段は(過去に次点も無い為に)昇段出来ていませんでした。

25歳9ヶ月での昇段です。年齢制限が26歳となっているので、次の第52回奨励会三段リーグが最後のリーグ戦(勝ち越せば次のリーグへは出れますが、綱渡りの状態)となるところでした。

まさに滑り込みセーフです。
チャンスをものにして四段昇段出来るか、出来ないかは人生を左右します。
小学校から奨励会に入って将棋漬けの生活をしているので、負けてしまって棋士になれないか、勝って棋士になるかは雲泥の差です。

奨励会を退会して仕事は何をするのか、路頭に迷う人も多いようです。これまでは将棋一本の人生ですから。

おめでとう昇段した3人さん!



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