わが東京都新宿区は平成24年9月12日、歌舞伎町のど真ん中にある新宿区役所本庁舎が震度6強以上の地震で倒壊の恐れがあると公表しました。区は建物の耐震性能を表すIs値が国の目標値0.75を大きく下回った診断結果を、今年(平成24年)6月に把握していたにもかかわらず、公表していませんでした。区の防災計画では災害時の対策本部を本庁舎に置くことになっており、区民の生命にかかわる震災対策や情報公開の在り方に疑問の声が上がりそうです。
新宿区が9月12日、区議会総務区民委員会で報告しました。
Is値というのは小さいほど危険で、0.3未満だと震度6強の地震で「倒壊の危険性が高い」とされます。診断結果によると、Is値は、屋上が0.15、7階は0.24、5階と8階は0.26などとなっており、すべての階で国の目標値を下回りました。
新宿区の本庁舎は昭和41年に完成。東日本大震災でガラス約110枚が割れたため、平成23年12月から、民間会社に委託して耐震強度を調査していた。私の自宅マンションは新宿区役所本庁舎から徒歩12分位のところの大型マンションですが、ガラスが割れたという話は聞いたことが有りませんので、110枚もガラスが割れたということは危険は一目瞭然です。
区が診断結果を得たのは今年6月末。しかし発表まで2カ月を要したことについて、区は「区民に安心してもらうため補強案を内部で検討していた」と苦しい説明をしました。
また、先日の9月10日に中山弘子区長の記者会見があったにもかかわらず、公表しなかったことについては、「議会に説明する前に公表すると、議会軽視と指摘されるため」としています。
区によると今後、免震ゴムを下階や地下に設置する免震工法を検討する方針。補強工事は、平成25年秋までにプロポーザル方式で設計契約し、平成26年から1年半をかけて施工する。補強事業費は概算で約30億円とみています。
中山区長は9月12日、「速やかに耐震化を進め、震災時に復興拠点の機能を発揮できるよう取り組みたい」とするコメントを発表しました。
23区唯一の女性区長の中山さん。しっかり頼みます。
(産経新聞の記事より加筆抜粋)
新宿区が9月12日、区議会総務区民委員会で報告しました。
Is値というのは小さいほど危険で、0.3未満だと震度6強の地震で「倒壊の危険性が高い」とされます。診断結果によると、Is値は、屋上が0.15、7階は0.24、5階と8階は0.26などとなっており、すべての階で国の目標値を下回りました。
新宿区の本庁舎は昭和41年に完成。東日本大震災でガラス約110枚が割れたため、平成23年12月から、民間会社に委託して耐震強度を調査していた。私の自宅マンションは新宿区役所本庁舎から徒歩12分位のところの大型マンションですが、ガラスが割れたという話は聞いたことが有りませんので、110枚もガラスが割れたということは危険は一目瞭然です。
区が診断結果を得たのは今年6月末。しかし発表まで2カ月を要したことについて、区は「区民に安心してもらうため補強案を内部で検討していた」と苦しい説明をしました。
また、先日の9月10日に中山弘子区長の記者会見があったにもかかわらず、公表しなかったことについては、「議会に説明する前に公表すると、議会軽視と指摘されるため」としています。
区によると今後、免震ゴムを下階や地下に設置する免震工法を検討する方針。補強工事は、平成25年秋までにプロポーザル方式で設計契約し、平成26年から1年半をかけて施工する。補強事業費は概算で約30億円とみています。
中山区長は9月12日、「速やかに耐震化を進め、震災時に復興拠点の機能を発揮できるよう取り組みたい」とするコメントを発表しました。
23区唯一の女性区長の中山さん。しっかり頼みます。
(産経新聞の記事より加筆抜粋)