みなさまこんにちは。
岡山県も梅雨入りしました。
雨マークが増えそうですが、農作物の成長にも雨は必要です。
さて。
去る5月31日(日)に、
管理栄養士を目指して勉強中の「岡山学院大学」の学生のみなさまと、
わたしたち、野菜ソムリエコミュニティ岡山の仲間たちが、
倉敷市の浅原地区でもも・ぶどう等を生産している浅原園芸組合さんにお世話になり、
桃の袋かけ体験交流会を実施しました。
総勢50名くらいが集まり、9月に収穫できるという新品種の「恵白(めぐみはく)」という桃に袋かけ♪
恵白に袋かけをするのは今年が初めてですが、かれこれ4年目になるプロジェクトです。
ゴルフボール位の大きさの実に、一枚ずつ袋かけ。
今回かけた袋は内側が黒くなっていました。
光を通さないようにして美しい白桃に仕上げるため。
他にも虫や病気の被害を防いだり、
強風などの自然災害から守ったり、
防除(農薬散布)の回数を減らしたりする役割もあります。
袋にもたくさん種類があって、品種によって使い分けられています。
1本の樹で2種類の袋をかけて、仕上がりがどうなるか実験。
浅原園芸組合長様です。
オレンジ色の袋は収穫の何日か前に外されるそうです。
どんな差がでるのか、興味津々ですね。
学生の皆さんも、初めて体験する袋かけ作業。
野菜ソムリエさんも初めてだったり、1年ぶり♡だったり。
やいのやいの言いながら、時には黙々と、1時間30分ほど作業を楽しみました。
作業を終えての感想では、「楽しかった」という声も多聞かれる一方で
「農家さんの苦労がわかった」とういう声も。。。
確かに1枚ずつ、上を向いて袋をかけていく作業は、首も痛くなるし、日焼けも気になるし、ずーっと立ちっぱなしでしんどいかもしれません。
実際の農家さんはシーズン中は朝から晩まで、毎日、毎日この作業をしているわけですから
大変、苦労、ということを感じられたのかもしれません。
でも、実際の農家さんは、というと。
まったく苦労していない、というとウソになるかもしれませんが、
みんなが苦労と思っていることを苦労とは思っていない。
苦労をはるかに超える喜びがあるからかな、と思いました。
実際に、浅原園芸組合の皆様のお顔は生き生きされてたように思います。
天候に左右されたり、作業中にけがをしたり、どうにもならないこともあるかと思いますが
自分の子供を育てるように、大切に大切に育てた作物を
おいしい!と言って食べてくださるお客様がいる。
もちろん、そこには収益が伴ってこそだと思いますが、
今回の袋かけ体験では、袋かけの他に、大切なことを考えさせられた貴重な体験会だったと思います。
あと1ヶ月ほどで岡山の桃シーズンが到来します!
倉敷浅原の桃。見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
浅原園芸組合の皆様、岡山学院大学の皆様、参加してくださった関係者の皆様、本当にお世話になりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます