野菜ソムリエコミュニティー岡山

岡山の野菜のソムリエ有志で作るコミュニティです。
野菜・果物の素晴らしさを学び、伝えることを目指し活動しています。

パクチー産地見学

2013-09-20 | コミュニティ活動
去る9月8日(日)に、岡山市玉柏、牟佐地区にてパクチーの産地見学会に行ってきました。その様子を、白髭幸子さんにレポートして頂きました。

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9月8日(日)コミュニティー岡山活動で岡山パクチーの産地見学会が行われました。
大雨が続いていた為当日の天候が危ぶまれましたが、小雨の残る曇り空の下で無事執り行われました。
参加者は コミュニティー岡山と岡山南高校生活創造科の先生と生徒さんで20名以上となりました。
こちらは黄ニラ産地でもあり、以前交流会を行って頂き、レシピ集のレシピとデザインをさせて頂きました。今回はこのご縁でお声掛け頂いきました。岡山産パクチ―の特徴をよく知ることが、本日の活動目的です。

と、いう事で最初は、本日の見学会でお世話になる部会等の皆さんからご挨拶がありました。



何台かの車に乗り合わせて圃場に移動です。圃場に着くと、辺りはパクチ―の香りがむんむんしています。



パクチーについて

<産地の特徴と歴史について>
今回訪れた、玉柏牟佐地区は黄ニラの産地でよく知られています。
なぜ、黄ニラの産地でパクチ―栽培なのかですが、(匂いのある野菜つながり??)
まずは、旭川の傍で、水はけのよい砂状の土壌がパクチ―栽培に向いているとのことです。
もとは東京の市場関係者の提案で、パクチ―は黄ニラの連作障害を避ける目的もあり、2000年から取り組まれた作物だそうです。


パクチ―は年間出荷の可能な作物です。
よく市場に出回るのは春先と秋とのことです。
栽培期間は早い時期で45日位、長い時期で120日位かかります。寒い時期にはトンネル施設(ハウス)を作り栽培をしますが、黄ニラと同じ資材で効率よく、栽培できるように工夫されています。
種類は比較的香りのやさしい品種を選んでいるそうです。
根つきで出荷をすることもこの産地の特徴で、日持ちがするそうです。
人差し指ほどある、太めの根が付いていて、すりおろして料理に使えるそうです。
保存方法は、冷蔵庫に新聞紙で包んで立てておく他、涼しい時期は牛乳パックに根が浸かる程度に水をいれて、常温での保存も可能だそうです。

出荷先は東京が約8割、大阪、広島、岡山で約2割だそうです。岡山の出荷先は
岡山中央市場、市内レストラン3か所 岡山天満屋 JA岡山はなやか等だそうです。一般家庭にはこれから広めていきたいという感じです。


<出荷場に移動>
出荷前の箱詰めされた黄ニラの保存冷蔵室を見学です。10℃から11℃で保存されていました。


そして皆さんで意見交換会です。
岡山南高校の生徒さん3名より考案されたレシピを発表されました。
パクチ―の独特の香りを押さえ、食べやすさを意識したものでした。

栽培農家さんが考案されたレシピは
パクチ―の香り、食感を前面に活かしたレシピでした。

コミュニティーの方のなかにパクチ―大好きさんがいらして、数々のレシピを発表。


種の香りを嗅がせて頂きました。すり鉢で少し砕いた状態です。
葉の香りとは違う、また、コリアンダーとして知られる香辛料とも違う、ほんのり甘いオレンジの香りでした。お香としても使われているとも聞きました。

栽培農家の皆さんに大切な畑や現場を見学させて頂き、説明と質疑応答をして頂いた事に感謝してります。
お土産の黄ニラとパクチ―をありがとうございました。

文:白髭幸子

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