今日の吹上教室はお休みの予定ですが、
手芸講習会の見本作りのため、
教室に行く予定です。
お近くの方はお待ちしておりますよ~。
さて、
洋裁とカットソーの違いについて、
今回は、
洋裁とカットソーの型紙の違い、
その概要についてです。
洋裁の製図は、
2D(平面)の布を、
3D(立体)の人の身体に合わせるため、
ダーツや切り替えなどを入れて製図しますね。
それに比して
着物などの和服は平面的ですね。
その為、
着付け、着こなしが必要になります。
カットソーのパターンは、
洋裁同様、洋服を作るためで、
洋裁の製図が基本になります。
が、
その応用として簡略化し、
どちらかというと
平面的に作ることが多いです。
勿論デザインにもよりますが。。
これはニットの伸びを利用して
出来るだけ簡略化した結果です。
なぜならカットソーは
既製服の技術で、大量生産向きに
考えられた技術だからです。
既製服だけでは無く、近年は
ロックミシンの進化と普及により、
一般の方でもカットソーが
気軽に楽しめるようになりました。
手間暇のかかる洋裁と違い、
簡単に短時間に出来ますし、
ニットで伸びるので着て楽です。
しかも
既製服のような仕上がりになります。
今後益々カットソーの需要は
広まっていくと思っています。
洋裁に興味のある方は
ご存じの方が多いと思いますが、
一般的にはまだまだ
認知度が低いのが現状で、
「洋服作りは難しくてムリ!!」
と思っている方も多く、
また、
洋裁の得意な方は
「カットソーなど、習わなくとも出来るわよ!」
と思っておられる方も、
多いのでは無いかと思います。
しかし、カットソーは
一般の方が思っておられるより簡単で、
洋裁得意な方が思っておられるより
難しい・・(笑)
それは、洋裁ご経験者なら
簡単なTシャツやチュニックなどは
習う必要も無く、出来ると思います。
が、カットソーのパターン作りは
思っておられるより難しく、
縫製も複雑になるほど、
パターンを見ただけでは出来ません。
なぜなら
カットソーのパターン、縫製は
洋裁の常識を覆した考え方、
作り方をするためです。
このブログは、洋裁のプロの方も
ご覧になっているかと思いますが、
思っておられるよりカットソーは
奥が深く、難しく面白いです。
洋裁仕立歴40年の私も
初めはカットソーを見下していました。
が、研究を始めて10年以上経つ今、
その面白さと難しさにはまっています。
思い込みを一旦横に置いて、
体験してみませんか?
生徒作品のご紹介です。
これは吹上教室の
Tさんのカットソー作品です。
裾に切り替えのある
コクーンシルエットのワンピです。
このデザインはお腹がゆったりとして、
中高年のかたに人気ですが、
比較的お若いTさんも、
「思ったより可愛い~~~!!」
と大好評でした。
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