TANAKA式カットソー教室ブログ

上品でエレガントな大人のためのオリジナルカットソー教室
ワンランク上を目指す貴方へ。

TANAKA式カットソーについて

吹上教室閉校後の講習は現在サクラメイトのみで行っています。代わりにYouTubeで簡単な小物作りやカットソー等、動画配信をさせて頂いています。 現在はまだ動画作りの練習段階ですが、来年にはカットソーの基礎から、きちんとした形で皆さんのお役にたてるような動画と、さらに交流も出来たらと思っています。宜しくお願い致します。

 洋裁とカットソーの製図の違い

2014年01月27日 | 洋裁とカットソーの違い

        いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 

      今日は洋裁とカットソーの製図の違いについて少しお話します。

 

        カットソー教室では製図をすることはありませんが

           このブログをご覧頂いている方の中には

           製図をする方も沢山いらっしゃると思います。

   

        いったい何が違うのでしょう?

 

       洋裁の型紙に縫い代を付ければ良いように思いますよね。

 

         では、分かり易いところで、

        チュニックのヨークについて考えてみて下さい。

 

   

        上の2点の様な、ヨークの付いたカットソーのデザインでご説明します。

 

        さて、右の作品(カットソー)の型紙をご覧ください。

    

 

       お気づきでしょうか?

       ヨークの型紙がなく、代わりに細長い四角の襟と書いた型紙のみです。 

 

       洋裁の製図をする場合は、

     

       この様に、ヨークと見返しをとり、

           接着芯を貼り、

          頭が入らなければ、ファスナーやボタンつけも必要ですね。

 

        一方、カットソーは

            のみです。これは・・?

 

                 ( 洋 裁 )                   ( カットソー )

       

        上の図の様にニットを伸ばして、ヨークの形にしているのです。

 

        この様にニットの伸びを計算して、またその伸びを利用して製図をします。

 

        では、その製図の仕方は・・・                

     

 

        ここで、注意点です。

       長さを決める場合、ヨーク(襟)の付け位置を計る方が多いのですが、(丸&三角印)

        それでは衿ぐりが大きくなってしまいます。

 

       では、どこを計ればよいのでしょうか?

       右上の様に出来上がり線を計って、長さを割り出します。(★とハート印)

        その後、縫い代を付けて型紙を完成させます

 

        ご理解いただけたでしょうか? 

 

        この様に、カットソーの型紙は、

        ニットの伸びを利用したり、差し引いたりして作っています。

        洋裁の型紙、そのままでは大きくなってしまうことが多く

        また、伸びを利用して出来るだけ単純化するようにしています。

 

        来て下さっている生徒さんに喜んで頂ける様、

      これからもカットソーの研究をしていきたいと思っています。

     

               長々とありがとうございます。

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コメント (18)
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