ホームページを見るソフトウェアの、代表的ブラウザの「Internet Explorer」(以降IEと表現)の最新版は「IE7」ですが、日本語正式版が2006年11月に発表されました。「IE7」は5年ぶりの大変身で、「IE6」に大幅な変更が加えられています。
日本語正式版の発表から1年以上たった今年2008年2月から、「IE」ブラウザの「IE7」への自動変更がスタートしました。
「IE7」では、従来の「IE6」から機能やユーザー・インターフェイスが大きく強化・変更されてます。利点も多い一方、見た目や使い勝手が大きく変化しており、利用者は操作にとまどう面もあると思われます。
■
■ 最新版ブラウザ「IE7」とは
■
2001年8月のIE6登場以来の大きな変更となるIE7では、セキュリティ、使い勝手、管理性などの向上が図られています。これまでよりもユーザー自身が安全性を確認しながらホームページを見ることができるようになっています。
個人データを保護する新機能には、フィッシング詐欺対策機能、ActiveXのオプトイン、設定変更の警告、ホームページ参照記録の一括削除などが含まれています。
タブ機能もようやく搭載され、印刷機能も大幅に向上、ページズームなど、使い勝手を向上させる数多くの新機能を備えています。
ただし、会社で「IE7」を使う場合は要注意です。「IE」を利用して、各種サービスを利用している場合、「IE7」にすると使えなくなる場合があります。また、公的機関でのサービスが受けられない場合もあります。
なお、以下のホームページでは、IE7の使い方を動画で説明しています、分かりやすいです。
Internet Explorer 7 の使い方
http://www.dougamanual.com/blog/79/
■
■ 「IE7」の特徴
■
他のブラウザに遅れをとっていた分野での改善が多く見られます。
(1) スッキリとコンパクトにまとまったデザイン メニューバーやツールバーの配置が大幅に変更、メニュー項目も整理統合され、アイコンが小さくなったほか、ツールバーの高さも全体的に低めになっており、ホームページ表示用に画面が広く使われています。
(2) 複数のホームページを1つの画面内に表示できるタブ機能 複数のホームページが、ブラウザーの1つのウインドウ内に表示され、タブを押すだけで表示するホームページを切り替えられる機能が追加されました。
このタブ機能は、「Firefox」「Opera」など他のWebブラウザーには以前から備わっていた機能ですが、「IE 7」でようやく標準搭載となりました。
(3) 印刷機能の大幅向上 これまでのIEでは、全体をうまく印刷できず困った人も多いと思います。従来のIE6では、ホームページによっては画面の端が切れて印刷される現象が起きてました。「IE7」では、「Shrink To Fit」という“ぴったり印刷”機能を備えており、Webページを1ページの幅にぴったり収めて印刷できます。
(4) フィッシング詐欺対策機能の搭載 偽りのホームページに誘い出し、ユーザーのIDやパスワードを盗み取る「フィッシング詐欺」を防ぐ機能です。初期設定では無効になっていますので注意下さい。なお、この機能を有効にすると、フィッシング詐欺検出機能が働きます。 (注)詳細は《coffee break》を参照下さい。
この機能は、オンラインバンキングや、クレジットカード会社のホームページに見せかけ、ユーザーのIDやパスワードを盗み取る「フィッシング詐欺」を防ぐ機能です。ただし、初期設定では無効になっていますので注意下さい。なお、この機能を有効にすると、フィッシング詐欺検出機能が働きます。(注)詳細は《coffee break》を参照下さい。
(5) 操作性の改善
・検索ボックスの配置 ウインドウ右上には新しく、検索ボックスが配置されている。検索サイトを開かなくても、この欄からいつでもインターネット検索が可能です。
・ページズーム機能 表示機能ではページズームが追加されました。テキストだけでなく、画像も含めて画面を拡大表示するため、CSSでフォントサイズを固定している場合にも拡大できるようになりました。
・セキュリティ設定の警告機能 IE7のセキュリティ設定が推奨以下の状態に置かれていると警告を発する「Fix My Settings」機能が追加されました。
・暗号化対応サイト(SSL)の表示 偽のサイトと見分けやすくするために、以前はブラウザーの右下に小さく表示されていたSSL対応サイトの鍵アイコンを、目立つようにアドレスバーの横に表示するようになりました。鍵アイコンをクリックすると、SSLの証明書の情報が表示されます。
・IEのアドオン(機能追加用プログラム)の一括管理が強化 アクティブXやフラッシュなど、どういったプログラムが組み込まれているかの一覧、機能の有効/無効、削除までを設定できます。
■
■ Internet Explorer 7 を削除する方法
■
IE7を削除し、元のIE6に戻す方法は以下です。この方法で実施すると、元のIE6に簡単に戻ります。(注)手順の後にIE6をインストールしなおす必要はありません。
■[プログラムの追加と削除] から削除する方法
1. [スタート] ボタンをクリックして、[コントロール パネル] をクリック。
2. [プログラムの追加と削除] をクリック。
3. [Windows Internet Explorer 7] をクリックし、 [削除] ボタンをクリックします。
4. アンインストールが開始されますので、画面の指示に従います。
5. アンインストール完了後、Internet Explorer アイコンをダブルクリックし、元通り使用できることを確認します。
参考情報:
http://support.microsoft.com/kb/927177
☆・・・・・・・《coffee break》・・・・・・・・・・☆
細かい説明です、興味がある方は一読下さい
■「IE7」のフィッシング詐欺検出機能
「フィッシング詐欺」とは、オンラインバンキングや、クレジットカード会社のホームページに見せかけ、ユーザーのIDやパスワードなどの個人情報を入力させ、盗み取ろうとするインターネット詐欺のことです。
「IE7」にはフィッシング詐欺検出機能が搭載されました、ただし、初期設定では無効になっていますので注意下さい。なお、この機能を有効にすると、フィッシング詐欺検出機能が働きます。
この機能をオンにすると、詐欺の恐れがないホームページの場合には、安全を示す緑色の専用アイコンが表示されます。一方、フィッシングサイトの疑いが強まるにつれ、色が黄色(警告レベル低)、赤色(警告レベル高)となっていきます。
なお、Webサイトを閲覧した場合、「IE7」は、まずパソコンの中に保存されている”正当なサイトリスト”と照らし合わせて確認します(この正当なサイトリストは周期的にダウンロードされます)。
もし、このリストの中にすでに存在しているサイトであれば安全と判断し、フィッシング詐欺の検出はここで終了し、Web ページが表示されます。
もし、ローカルに保存されている”正当なサイトリスト”にない場合、フィッシング詐欺自動検出機能が有効の場合は、Webサイト閲覧情報がマイクロソフトに送信され、サイトがフィッシングサイトかどうかが判断されます。
サイトがフィッシングサイトであると判断された場合、アドレスバーは赤くなり、ブラウザー画面にサイトは表示されません。
一方、マイクロソフトのサーバーで管理するフィッシングサイトリストに該当しないが、サイトの特徴からフィッシングサイトと高い確率で疑われるサイトには警告画面が表示されます。また、マイクロソフトに対し、誤検出の事実をレポートすることもできます。
(注)フィッシング詐欺検出機能を有効にすると、Web サイトのアドレス、コンピュータの IP アドレス、ブラウザの種類、フィッシング フィルタのバージョン番号などの情報がマイクロソフトに送信されます。
参考情報:
IE7 - フィッシング詐欺検出機能
http://www.exconn.net/Blogs/windows/archive/2006/05/12/10695.aspx
■RSSリーダー機能の搭載
RSS情報を配信しているサイトを表示すると、それを示すアイコンがオレンジ色に光り、このアイコンをクリックすると、ニュースの見出しや概要といったRSS情報の表示や登録が可能となります。
(注)RSS(Rich Site Summary)
Webページのアドレス、見出し、要約、更新時刻などを記述したフォーマットのこと。この仕組みを使って、ホームページで新しく更新されたニュースの見出しや、新着コンテンツのお知らせを、ユーザーに配信するホームページが多い。
日本語正式版の発表から1年以上たった今年2008年2月から、「IE」ブラウザの「IE7」への自動変更がスタートしました。
「IE7」では、従来の「IE6」から機能やユーザー・インターフェイスが大きく強化・変更されてます。利点も多い一方、見た目や使い勝手が大きく変化しており、利用者は操作にとまどう面もあると思われます。
■
■ 最新版ブラウザ「IE7」とは
■
2001年8月のIE6登場以来の大きな変更となるIE7では、セキュリティ、使い勝手、管理性などの向上が図られています。これまでよりもユーザー自身が安全性を確認しながらホームページを見ることができるようになっています。
個人データを保護する新機能には、フィッシング詐欺対策機能、ActiveXのオプトイン、設定変更の警告、ホームページ参照記録の一括削除などが含まれています。
タブ機能もようやく搭載され、印刷機能も大幅に向上、ページズームなど、使い勝手を向上させる数多くの新機能を備えています。
ただし、会社で「IE7」を使う場合は要注意です。「IE」を利用して、各種サービスを利用している場合、「IE7」にすると使えなくなる場合があります。また、公的機関でのサービスが受けられない場合もあります。
なお、以下のホームページでは、IE7の使い方を動画で説明しています、分かりやすいです。
Internet Explorer 7 の使い方
http://www.dougamanual.com/blog/79/
■
■ 「IE7」の特徴
■
他のブラウザに遅れをとっていた分野での改善が多く見られます。
(1) スッキリとコンパクトにまとまったデザイン メニューバーやツールバーの配置が大幅に変更、メニュー項目も整理統合され、アイコンが小さくなったほか、ツールバーの高さも全体的に低めになっており、ホームページ表示用に画面が広く使われています。
(2) 複数のホームページを1つの画面内に表示できるタブ機能 複数のホームページが、ブラウザーの1つのウインドウ内に表示され、タブを押すだけで表示するホームページを切り替えられる機能が追加されました。
このタブ機能は、「Firefox」「Opera」など他のWebブラウザーには以前から備わっていた機能ですが、「IE 7」でようやく標準搭載となりました。
(3) 印刷機能の大幅向上 これまでのIEでは、全体をうまく印刷できず困った人も多いと思います。従来のIE6では、ホームページによっては画面の端が切れて印刷される現象が起きてました。「IE7」では、「Shrink To Fit」という“ぴったり印刷”機能を備えており、Webページを1ページの幅にぴったり収めて印刷できます。
(4) フィッシング詐欺対策機能の搭載 偽りのホームページに誘い出し、ユーザーのIDやパスワードを盗み取る「フィッシング詐欺」を防ぐ機能です。初期設定では無効になっていますので注意下さい。なお、この機能を有効にすると、フィッシング詐欺検出機能が働きます。 (注)詳細は《coffee break》を参照下さい。
この機能は、オンラインバンキングや、クレジットカード会社のホームページに見せかけ、ユーザーのIDやパスワードを盗み取る「フィッシング詐欺」を防ぐ機能です。ただし、初期設定では無効になっていますので注意下さい。なお、この機能を有効にすると、フィッシング詐欺検出機能が働きます。(注)詳細は《coffee break》を参照下さい。
(5) 操作性の改善
・検索ボックスの配置 ウインドウ右上には新しく、検索ボックスが配置されている。検索サイトを開かなくても、この欄からいつでもインターネット検索が可能です。
・ページズーム機能 表示機能ではページズームが追加されました。テキストだけでなく、画像も含めて画面を拡大表示するため、CSSでフォントサイズを固定している場合にも拡大できるようになりました。
・セキュリティ設定の警告機能 IE7のセキュリティ設定が推奨以下の状態に置かれていると警告を発する「Fix My Settings」機能が追加されました。
・暗号化対応サイト(SSL)の表示 偽のサイトと見分けやすくするために、以前はブラウザーの右下に小さく表示されていたSSL対応サイトの鍵アイコンを、目立つようにアドレスバーの横に表示するようになりました。鍵アイコンをクリックすると、SSLの証明書の情報が表示されます。
・IEのアドオン(機能追加用プログラム)の一括管理が強化 アクティブXやフラッシュなど、どういったプログラムが組み込まれているかの一覧、機能の有効/無効、削除までを設定できます。
■
■ Internet Explorer 7 を削除する方法
■
IE7を削除し、元のIE6に戻す方法は以下です。この方法で実施すると、元のIE6に簡単に戻ります。(注)手順の後にIE6をインストールしなおす必要はありません。
■[プログラムの追加と削除] から削除する方法
1. [スタート] ボタンをクリックして、[コントロール パネル] をクリック。
2. [プログラムの追加と削除] をクリック。
3. [Windows Internet Explorer 7] をクリックし、 [削除] ボタンをクリックします。
4. アンインストールが開始されますので、画面の指示に従います。
5. アンインストール完了後、Internet Explorer アイコンをダブルクリックし、元通り使用できることを確認します。
参考情報:
http://support.microsoft.com/kb/927177
☆・・・・・・・《coffee break》・・・・・・・・・・☆
細かい説明です、興味がある方は一読下さい
■「IE7」のフィッシング詐欺検出機能
「フィッシング詐欺」とは、オンラインバンキングや、クレジットカード会社のホームページに見せかけ、ユーザーのIDやパスワードなどの個人情報を入力させ、盗み取ろうとするインターネット詐欺のことです。
「IE7」にはフィッシング詐欺検出機能が搭載されました、ただし、初期設定では無効になっていますので注意下さい。なお、この機能を有効にすると、フィッシング詐欺検出機能が働きます。
この機能をオンにすると、詐欺の恐れがないホームページの場合には、安全を示す緑色の専用アイコンが表示されます。一方、フィッシングサイトの疑いが強まるにつれ、色が黄色(警告レベル低)、赤色(警告レベル高)となっていきます。
なお、Webサイトを閲覧した場合、「IE7」は、まずパソコンの中に保存されている”正当なサイトリスト”と照らし合わせて確認します(この正当なサイトリストは周期的にダウンロードされます)。
もし、このリストの中にすでに存在しているサイトであれば安全と判断し、フィッシング詐欺の検出はここで終了し、Web ページが表示されます。
もし、ローカルに保存されている”正当なサイトリスト”にない場合、フィッシング詐欺自動検出機能が有効の場合は、Webサイト閲覧情報がマイクロソフトに送信され、サイトがフィッシングサイトかどうかが判断されます。
サイトがフィッシングサイトであると判断された場合、アドレスバーは赤くなり、ブラウザー画面にサイトは表示されません。
一方、マイクロソフトのサーバーで管理するフィッシングサイトリストに該当しないが、サイトの特徴からフィッシングサイトと高い確率で疑われるサイトには警告画面が表示されます。また、マイクロソフトに対し、誤検出の事実をレポートすることもできます。
(注)フィッシング詐欺検出機能を有効にすると、Web サイトのアドレス、コンピュータの IP アドレス、ブラウザの種類、フィッシング フィルタのバージョン番号などの情報がマイクロソフトに送信されます。
参考情報:
IE7 - フィッシング詐欺検出機能
http://www.exconn.net/Blogs/windows/archive/2006/05/12/10695.aspx
■RSSリーダー機能の搭載
RSS情報を配信しているサイトを表示すると、それを示すアイコンがオレンジ色に光り、このアイコンをクリックすると、ニュースの見出しや概要といったRSS情報の表示や登録が可能となります。
(注)RSS(Rich Site Summary)
Webページのアドレス、見出し、要約、更新時刻などを記述したフォーマットのこと。この仕組みを使って、ホームページで新しく更新されたニュースの見出しや、新着コンテンツのお知らせを、ユーザーに配信するホームページが多い。