四谷のしっぽ お散歩日和

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ミュージカル「天使にラブソングを」観てきました(東急シアターオーブ)

2022-11-23 15:29:09 | ミュージカル/演劇

ミュージカル「天使にラブソングを」を観に行ってきました。

映画は何度見ても面白く、この映画をみてゴスペルに出会い

力強く躍動感にあふれる歌声に感動しました。

デロリス役は森公美子さん、朝夏まなとさんのダブルキャスト。

1階席15列目真ん中のブロックで観劇、よく見えました。

今回は森公美子さんの回にしました。

そして指揮者は、数々のミュージカルを指揮し、

楽しそうに指揮をしてくださる「踊る指揮者」こと塩田明弘さん。

指揮者なのですが、最後ある役として出演者となります。

堂々たるその姿に感動しました。

こういう演出もありなんですね。

指揮者がお客さんに手拍子を求め、たくさんの手拍子とともに演奏が始まると、

舞台の奥から眩しいライトが照らされ、

クラブ歌手デロリスのステージシーンから一幕がスタート。

シスターたちの歌は迫力があって素晴らしかったです。

修道院長役の鳳蘭さんの立ち姿、所作が美しかった…

【2022年舞台映像はこちら】

殺人現場を目撃し警察に駆け込んだクラブ歌手のデロリス。

ギャングのボスに命を狙われていることから保護され、

身を隠す安全な場所として修道院に連れていかれます。

天真爛漫なデロリス、規律の厳しい修道院では煙たがられてしまいますが

あまりに下手な聖歌隊の歌をきいて指導、特訓を始めます。

歌声はやがて話題となり教会に人が集まるようになり、寄付も増え、

保守的だったシスターたちの考え方にも変化が現れ、

デロリスとの信頼関係ができていきます。

しかし規律を重んじる修道院長はその変化にストレスをため限界が、

「デロリスを消してください」

と神様にお願いしてしまいます。

デロリスが修道院を去った後、彼女が修道院の考え方を理解しようとしていたことを知ります。

 

私の職場でもそんなことがあったな…

「異物」と感じると人間は排除しようとします。

新しく入ってきた人の指摘に耳を傾けず、今までのやり方を頑なに変えない人、

その間で摩擦が起こっていたな…

外部から来た人は、今まであえて考えもしなかったことに

気づかせてくれることがあります。

お互いが歩み寄り、受け入れ、理解し合い、一緒に考えていく大切さ、

でも人間にはなかなか難しいものなのかな…と考えながらの観劇でした。

お芝居っていろんなタイプの人が出てきて、それを客観的にみることで

いろんなことを考えさせてくれますね。

 

カーテンコールではお客さんも簡単な振り付けを覚え一緒に踊ります。

1階席の人は立ち、2階3階席の人は座ったまま、

コロナ禍なので

「お口はミッフィーちゃんでお願いします(お口は✕)」

声は出さず、子どもからお年寄りまで皆で踊ります。

こんなに楽しいカーテンコールは初めて。

この勢いでコロナウィルスも吹っ飛んじゃって欲しい。

カーテンコールの動画はこちら】

 

カーテンコールで森公美子さんが話していたのですが…

シスター役の春風ひとみさんが体調不良で降板となり

他のシスター役だった桜雪陽子さんが代役をつとめたのですが、

2日間でセリフを全部覚えてきたそうです。

プロですね。

皆で拍手喝采でした。

夜の渋谷は明るい…

今年はこの劇場に4回も来てしまった…

どのミュージカルも、楽しかったな…

来年も観たい舞台がいっぱい。

コメント
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