激動の2012年はどういう結末をむかえるのか?今年まではいきてなきゃソン。・・・そんな気持ちで生きてみました。
やはり何もなかったりしてね。
マヤ最古のカレンダーを発見、王の壁画も 2012年滅亡説は誤りか
見つかった壁画=Tyrone Turner (C) 2012 National Ge
2012.05.11 Fri posted at: 12:55 JST
(CNN)
中米グアテマラの熱帯雨林にある古代マヤ文明のシュルトゥン遺跡から、これまで発見されたものの中では最古とみられる9世紀初期のマヤ暦のカレンダーと壁画が見つかった。
発掘調査を行った米ボストン大学などの研究者が記者会見で発表した。
マヤの暦の解釈をめぐっては、今年12月に暦が終わり、それが世界の滅亡を意味するとの説も出回っている。
しかし今回見つかったカレンダーには、滅亡へのカウントダウンに当たるような内容は見当たらなかったという。
滅亡説の根拠となっているのは、マヤの長期歴が今年12月21日で終わるという解釈。
しかし研究チームによれば、マヤの研究者の間ではこの解釈が誤りであることは以前から知られており、この日を境に新たな歴が始まる節目の日にすぎないという。
壁画の文字の解読にかかわったテキサス大学の考古学者デービッド・スチュアート氏は「マヤの暦はこれから先、何十億年にも何兆年にもわたって続く」と強調した。
壁画はシュルトゥン遺跡を調べていたボストン大学の研究者が2010年に発見した。
一帯は30年ほど前に荒らされた跡があったが、さらに発掘を進めたところ、極めて良好な状態で保存されたマヤの王の肖像画が見つかったという。
壁画は9世紀初期の家屋のような構造物の天井と3面の壁に描かれていた。
家屋はマヤの書記官の仕事場だったとみられ、アーチ型の天井が付いていた。
カレンダーとみられる壁画は、点と線を使って月の動きが6カ月の周期で記録されていたという。
研究者によると、シュルトゥン遺跡のほとんどが未発掘のままで、今回の発見はごく一部にすぎないという。
調査団は今後も発掘調査を続ける予定。
今回の調査結果は11日の科学誌サイエンスに発表される。
5月11日 AFP】中米グアテマラの遺跡で古代マヤ文明の最古の暦が発見されたとする論文が10日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。
同国シュルトゥン(Xultun)にあるマヤの住居跡の内部の壁に書かれていた象形文字を分析した結果、古代マヤ人の書記官が記録を残したり、「天文現象と聖なる儀式との調和」を模索したりするための計算式を書いていた可能性が高いことが分かったという。
象形文字は9世紀のもので、これまで最古とされていた樹皮の本に記されたマヤの絵文書(1300~1521年)から見つかった暦よりも数百年古い。
調査と発掘を指揮した米ボストン大学(Boston University)の考古学者、ウィリアム・サターノ(William Saturno)氏によれば、象形文字には365日周期の太陽暦のほか、584日周期の金星暦、780日周期の火星暦とみられるものも含まれていたという。
サターノ氏は、これらの象形文字はまるで、複雑な数学の問題を解くために黒板に書いた計算式のように見えると話している。
■「世界の終末」裏付ける発見はなし
一方で、マヤのカレンダーが終わる2012年に世界が終末を迎えるという有名な俗説を裏付ける証拠は見つからなかった。
論文の共同執筆者、米コルゲート大学(Colgate University)のアンソニー・アベニ(Anthony Aveni)教授(天文学・人類学)は、2012年に終わりを迎えるのは暦の1周期に過ぎず、また新たな周期が始まるだけだと説明している。
熱帯雨林の奥深くにあるシュルトゥン遺跡は100年ほど前に発見された。広さは31平方キロ程度でかつて数万人のマヤ人が暮らしていたとされている。
今回の暦などが見つかった住居跡は2010年に発見されていた。慎重な発掘作業の結果、頭に羽飾りをつけた人物などを描いた壁画が発見され、マヤの住居の内部で見つかった初の芸術的遺物となった。
サターノ氏は「シュルトゥンでこのような発見があったこと自体が珍しい。
このような文字や壁画は、マヤの低地、特に地表からわずか1メートル下に埋もれた住居跡では良い状態で残らないことが多い」と話している。(c)AFP