よっしーMJの健康・感謝・感動ブログ

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心の健康・・本当のしあわせとは? ブータン王国に学ぶ

2011-12-30 18:22:40 | 心の健康

今日の朝の番組で、本当に幸せ?「世界一幸せな国ブータン」というのがあって、しばらく見ていたんだけど、番組デレクターがブータンの農村に住んで(1~2日)
本当に幸せかどうかを調査?(審査?)するという趣旨だった。
町の中には、国王と奥さんの写真がいたるところに飾られ、あなたはしあわせですか?
と、マイクを向けると「はい、幸せです。この幸せは、国王様のおかげです。」と言っていた。

で、農村での生活は、はぁ~テレビもねぇ、ラジオもねぇ、車もそれほど走ってねぇ。
・・で、吉幾三状態のところだった。
朝6時に起き、牛の世話に始まり肉体労働しなければ、風呂も入れないという状態は、働かざらぬもの食うべからず。である。
テレビに出演したそのデレクターは、みんなから「幸せでした?」と質問され、何度も頭をはてな?はてな?と振っていたが、本音を?と言われると「自然はきれいだったし、
健康的で自分の力で生きている気がした。」と言っていた。
 テレビ番組だし、「不便で、しあわせな気分になれなかった。などと言おうものなら、外交問題にまで発展しかねないだけに、お茶を濁したという感じがしたが、
たぶん、顔の出たのが本音であろう。
ブータンは戦後の日本(昭和初期の日本)に似ていたといっていたが、昔は、どこもテレビも車もなく大家族で助け合って生きていた。
娯楽もなく顔を合わせて話をする朝ごはん、夕ごはんの時間が憩いのブータンの農村には、「なにごともなく今日が始まり、今日が終わる。」ことの当たり前のしあわせを感じた。
これは、現代文明に毒され、麻痺してしまっているデレクターには頭では、
「これが失われた幸せだ。」と思っていても、じゃあ「ブータンに住む?」っと聞かれると、
頭を横に振るということになるのだろうと思う。
ブータンブームになったけれど、日本からの観光客はご年配の方が多いらしい。
やはり、失われた昭和の良き時代を感じさせるスローライフがあるのだろう。
しかし、ブータンも昨年からのITの波が押し寄せ、携帯電話は国民の60%が所有しているらしい。
また、テレビやゲームセンターも出来、ブロードバンド放送で世界各国の放送が見れるらしい。
ソフトも海賊版ばかり出回っているが、ブータン国民はそれが違法なことという感覚はない。
いい意味で、おぼこ・おのぼりさん状態なのだ。
ブータンが大変なのはこれからだろう。
物欲・経済欲が起こってから、子供たち・大人ががまんして、このような純粋な心を持ち続けられるかどうかが正念場だろうと思う。
科学経済の発達、便利になればなるほど、人間は純粋さと謙虚さをなくしてしまう生き物なのか。