(前回からのつづき)
日本共産党は、財界のお金に無縁だからこそ、消費税増税なしで、社会保障を支え、財政危機を打開する財源や税制のあり方を提案することができます。
「財源がない」といいますが、鳴り物入りの事業仕分けでもメスが入っていない分野がたくさんあるのです。
「コンクリートから人へ」といいながら、八ツ場ダムも、1m1億円の外環道路も、建設再開をただちに決めてしまいました。
国土交通大臣の問責決議が可決されましたが、自らの地位を利用して業界をしめつけ、選挙を応援するなんて、古い自民党型政治そのもの(「そうだ」の声)、問責決議は当然です(拍手)。
同じ公共事業なら、子どもたちのために保育園、年配者のために特別擁護老人ホームなど、地元業者の仕事と雇用にもつながる、生活密着型の公共工事こそすすめるべきではないでしょうか(拍手)。
軍事費・思いやり予算も聖域扱い、無駄がたくさんあるのではないでしょうか?
私の実家・鎌倉の裏手にある池子米軍住宅は、すべて日本の税金でつくられ、お風呂が3つもついている(驚きの声)。横田基地ふくめ、米軍施設・住宅の水光熱費も私たちの税金で無料だっていうんです。
皆さんのお宅には、お風呂が3つ、ついているでしょうか(「ないない!」の声、笑い)。風呂を3つつければ、抑止力が強化されるとでもいうのでしょうか(笑い)
なぜ3つも風呂が?誰でも思うその疑問を、政府に質問した政党があるんです。日本共産党っていうんですけれども(笑い)。政府からは、「アメリカ人は体格が違うから」って答弁が返ってまいりました(驚きの声)。お相撲さんのおうちにだって、風呂は3つもありません(笑い)
皆さん。その一方、政府の方針文章では、被災地の仮設住宅のお風呂に、おいたぎ機能をつけてはならない、って書いてある(驚きの声)。入浴したら、またお湯を入れなおさなければなりません(「ひどい」の声)
この問題、日本共産党の追求で改善されることになりましたが、本来、水光熱費やお風呂など、最優先で思いやるべきは、米軍でなく、被災地です。本当の“オトモダチ”なら、「被災者のために使おう」と、思いやり予算をなくして、暮らしにまわすべきなのではないでしょうか(拍手)
そもそも、生活苦や貧困を広げる税制のあり方は間違っています。
信じられない話ですが、日本では、年収1億円を超えると、払う税率が低くなる。トヨタでは、社長の方が社員より低い税率だっていうんです(驚きの声)
あのアメリカでさえ、「軍事費は節約しよう」「大金持ちには課税しよう」と、議論されています。世界で当たり前のこのことを、日本でも実行しようではありませんか。
消費税増税に頼らない道は、生活苦をなくす道です。生活苦を広げる税制から、なくす税制へ転換を。この仕事を、私、吉岡正史にやらせてください(拍手)。