三鷹医師会の皆さんとの懇談で勉強になったのは、4月からはじまった特定健診、いわゆる「メタボ健診」制度について…
「メタボ(メタボリックシンドローム)」は知られる言葉となって関心も高いのですが、特定健診は、これまで行われてきた住民健診をメタボに矮小化し、それ以外の大切な健診項目を削減、
さらに健診機関への健診料金を大幅に引き下げる大問題があるのです
早期発見が必要な病気はメタボだけではありません
三鷹医師会の皆さんも、健診項目が減らないよう市や議会に働きかけ、これまでどおりの健診項目を確保…
さらに、医療機関が責任を持って対策・相談をすすめるためのパンフレットや体制もつくったそうです
「医師の立場から絶対にはずせない原則は早期発見・早期治療。重症化すれば医療費だって増えてしまう。患者の命と健康のためにがんばることは医師の責任です」
三鷹医師会の皆さん、このことを何度もくり返していらっしゃいました
それにしても、国の機械的な社会保障・医療費削減路線が健診分野にまで及んでいるとは…
厚労省は、意図的に「生活習慣病」という言葉を導入するなど、「健康も自己責任」「重症化するのは国民の責任」だといわんばかりに、早期治療を遠ざける政策をすすめてきました
しかし、医療機関に気軽に行けるようにすることは、医療費の抑制にもつながります
映画「シッコ」でも描かれた、民間保険が支配するアメリカでは、お金がなければ医療を受けられない状況がつくられ、重症化する事例が続発…
結果、国民1人あたりの医療費は世界一!
日本は、崩されてきたとはいえ、まだ国民皆保険制度が維持されている…。医療機関の努力もあって1人当たり医療費は世界的に低い水準です
「医療も市場にゆだねればいい」
「公的責任は後退させて構わない」
財界が旗をふり、自民・公明政権が持ち込んできた社会保障削減路線は、何としても撤回させなければなりませんっ!
┏━ メールマガジンを発行中デス! ━━━━━━━━┓
週1回のペースで、このブログの内容を中心に、
メールマガジンを発行しています。
希望する方は、下記アドレスまでメールを!
yosshi-m@sage.ocn.ne.jp
┗━━━━━━━━━━━ 気軽に登録下さい! ━━┛