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Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.66(島根縁結び編)

2018年12月09日 19時16分26秒 | 旅行記
週末は寒くなる寒くなると言ってましたが、ついに仙台でも雪が積もりましたね。冬将軍の到来ですよ。来年の水不足にならない程度にほどほどに山に降ってくれ。平地は凍らせないで。

さて話は今年4月となりますが、仙台空港に新規就航地として仙台−出雲の便が出来ました。これはなかなか珍しいですよ。小松を除いて福岡や大阪、札幌など、仙台→大都市との連絡がデフォルトなもので、思えば仙台空港からは仙台より大きい街へのアクセスしかなく今回の出雲便の就航はちょっと前代未聞(昔は高松とか函館便もありましたが)。採算性や搭乗率もあり仕方ないのかなと思っていた矢先にこれは楽しみ!早速5月のGW、出雲に行ってみました(だって半年ぐらいで取り止めになりそうなんだもん)。ちなみに来年のGWは10連休らしいね!どこ行っても人だらけだろうし、運賃も高くなるから今のところ特にどこか行く予定は無いよ!
今回の出雲便はANAやJALの大手ではなくFDA。このFDA、今後仙台-松山もチャーター便ですが就航するらしいです。やるなぁ。まだチャーター機なので手探りですが、仙台から今後の西日本便の展開が期待できると思うと楽しみですね。個人的には松山も良いけど長崎か鹿児島でも嬉しいですが、なかなか厳しいかしら。福岡空港が街中に近いから鉄道で博多から鹿児島や長崎に抜けたほうが有利ではあるよね。長崎も鹿児島も空港は市街地から遠いし。うーん。
出雲線も大手が手を出さないから採算性は疑問なんだろなぁ。がんばれFDA!地方間交通に風穴を開けてくれ。

FDJ in SDJ 昨年名古屋空港では色とりどりの飛行機が飛んでは着陸しては忙しそうでしたが、今回は赤い機体のようです。そういえば仙台空港の新しいピア棟が出来上がったらしいですね。2月に伊丹(京都へ)行く予定なので今度見てみよう。

無事離陸後、上空からの鳥取砂丘。やはり国内線はあっという間です。

機内では萩の月が配られました。名古屋便だとういろうかな、ゆかりかな。しそふりかけじゃ無いよ。

出雲縁結び空港に到着しました。地方空港にありがちな空港の愛称って好きでないです。おしつけがましいというか、なんというか。田舎が頑張りました感が拭えなくて、もっとシンプルに胸張って出雲空港!でいいんじゃないかと思ってます。頑張って考えてくれてる人には申し訳ないけど、まだユアテックスタジアムとかセキスイハイムスーパーアリーナの方がスッキリしてていいよ。

空港からバスに乗って松江まで来ました。一畑電車のしんじ湖温泉駅です。

表まで回ってみます。良い感じのローカル線ですね。乗って出雲まで行ってみたい。

宍道湖と松江の街並み。街の大きさは山形ぐらい。

宍道湖は風が強くて波が立っています。前日までの雨の影響か水も汚い

松江の街中方面を望みます。天気も良く平和な日常ですなぁ。ホテルへ行き荷物を置いてから街ぶらします。

アイスコロネだそうです。おいしそう。

買ってみました。少し溶けてからが食べごろだそうです。

運河が流れ綺麗な街並みです。まちの作りは新潟っぽいのかな。

旧日本銀行だそうです。現在はカラコロ工房となっているそうです(行ってない)

適当にぶらぶらして明々庵まで来ました。ちょうどお庭からお城が望めます。閉館時間となり庭しか入れませんでした(笑)
その後も適当にぶらぶら散歩して夕飯時間まで時間を潰します。ごちゃごちゃうるさくなく落ち着いている良い街です。観光は二日目からスタートします。


二日目は松江城に行きます。宍道湖はまだ濁っています

松江駅前の商店街です。なかなか寂れています。レンタカーを借りてから松江城へ向かいます。

まずは松江護国神社へご挨拶

境内が広いです。

ぶらぶらお城の周りを散歩します。天守は最後に攻めます。

へるんの小径にて焼き餅を売ってました。漫画に出てくるようなお茶屋さんで、おいしい。

脇に稲荷神社があったので登ってみます

小泉八雲が気に入っていたお稲荷さんだそうです。それ以外に建物の裏にも大小たくさんのお稲荷さんがいます。見ていて飽きません。

脇の小道を行くのであまり人もおらず静かに回れます。

さて、ではいざ天守に向かいます。こちらは北門。裏口から来てしまった。

見えてきました。国宝ですよ!

少しアップで。古い造りのまま残っている貴重な天守だそうです。他は姫路とか松本、そして犬山などですね。

天守の中へ入ります、靴を脱いでね。電気が付いてますがやたら暗いです。当時はどのように灯りの確保を行っていたのか。

小窓がありますが採光が十分でないです。

床は磨かれてぴかぴかです。当時はこの上に畳を敷いていたのかしら。

中央に階段がありますが結構急です。手すりも無いので少し不安になります。女子高生がいれば楽しくなるね。

熊本城にもありました、石落としですね。ひこうタイプにはこうかがばつぐんです。

最上階まで行くと松江の景色が眺められます。まずは北側。昨日訪れた明々庵はちょうど左手の森のあたりです。

南側は松江の市街地です。

南西側は宍道湖ですね。相変わらず濁ってますね。

立派なお城でした。

こっちが本来の正面入り口でしたね

本来のルートと異なるけどしゃあない。

門を抜けて、広場を抜けると

正面駐車場の堀川まで戻ってきました。ではお昼を食べに行きます。

城下町は綺麗に街並み形成されています。

おしゃれなカレー屋さんがありました。

辛さ調整やトッピングが豊富でお好みカレーに仕上げることができます。

少し車移動し、八重垣神社まで来ました。ここは縁結びで有名な神社だそうです。あれ?今年もう終わるぞ。効力は来年5月まで持つよね...

立て替えたのかしら。綺麗な本殿ですね。

若い姉ちゃんがいっぱいいました。最近流行りのパワースポットですか。なるほどなるほど。
境内の奥には池があり、池に紙とお金を浮かべて恋占いができるそうです。あー、なるほど。みんな好きそう。

少し遠出して今度は足立美術館です。上の写真と並ぶとiPhoneクオリティがはっきり分かるね。

お庭は手入れが大変そう。鳥の糞やら落ち葉やらなかなか放置プレイはできないよね。

奥の山は借景です。美術館の敷地外の裏山になります、山一個買っているのかしら。勝手に杉山伐採されたり、山切り崩されたらたまったもんじゃ無いよね。

床の間には掛け軸が窓となり向こうの景色が写ります。これはナイスアイデア。

池と石庭。遠近法なのか、奥まで延々と続くように錯覚しますね。庭の面積が広いので庭師さんも大変だよこれは。ちょっとしたお寺の庭レベルの広さじゃ無いからねぇ。
この後は島根と言えばな玉造温泉へ向かい二日目は終了です。


三日目は玉造温泉からスタート。多自然型な河川整備がなされています。

温泉街の入り口に足湯があります。以前なんかの番組で田中麗奈が来てた気がする。間接足湯!

奥出雲まで行き尾原ダムに来ました。取水口のスクリーン部がステージ状に小段になっています。なぜだ?

堤頂は道路になっています。二車線あるよ、道幅広い!

重力式ダムです。洪水吐の側壁がやたらでかい。

下流は川幅が広いです。ダム直下なのに計画高水そんなにあるの?

減勢工も消波ブロックのような独特な形状をしています。

下流から見てみると左岸の地山には仮回し水路の形跡があります。

幅広な立派な洪水吐でした。

この後は出雲方面に行き、かの有名な出雲大社を目指します。

振り返ると大きな鳥居が出迎えてくれます。

鳥居から長い参道を歩いていきます。

まずは拝殿の出迎えです。

御本殿前の広場。結構人がいますね。

門まで行くことができますが、御本殿の中には入れません。

ひととおりぐるっと回ってみます。囲われた塀の隙間から御本殿をちらちら覗けます。

裏に回ると独特な造りの御本殿の屋根がそびえています。

脇には小洒落た感じの武者小路が伸びます。

昼時でしたので岩海苔そばをいただきます。外は雨が強くなってきましたので、車に飛び乗り日御碕灯台へ向かいます。

途中のパーキングにて出雲市街を望みます。なんとなく景色が下北半島の佐井村や佐渡の佐和田と似ています。ともに日本海沿い、似てくるのかな。

まずは日御碕神社へごあいさつ

ますます雨脚が強くなってきます

見事な海食崖です。朝鮮半島は見えませんでした。

灯台もあります。ますます佐渡の外海府に似てきました(佐渡へは今年11月に行ったもので、後日まとめます。)

灯台は入ることができ光源のレンズ部分を間近で見ることができます。天候が悪くてっぺんは外出禁止となっていました。

出雲に戻り今度は大社駅です。

ホームは今にも列車が来そうな当時の雰囲気を残しています。

レトロな駅舎です。待合室も素敵。

映画やドラマで見るような切符売り場ですね。当時は人でごった返していたんだろうなぁ。

当時の時刻表まんまで残されていました。いそかぜ博多行ややくも岡山行など懐かしの列車名がたくさん記載されています。やくもは今もいますが。

次の日の朝、出雲空港を発ち仙台空港に到着。お昼には帰ってきちゃうので午後は持て余します。

さて、仙台-出雲線も半年ぐらいで消えるかと思いきや踏ん張ってるね。どうやら話を聞くと搭乗率も良くお互い需要があるそうです(そりゃあ需要無いのに路線作るほどFDAもバカではないだろうから)。東北→出雲は私のように観光需要って考えると分かりますが、山陰→仙台の需要は謎だね。時刻表を見ると(夏ダイヤで)仙台12:30-出雲14:00、出雲10:30-仙台12:00の相互1便/日。仙台到着便が出雲折返し便なのかしら。どちらも昼間の移動なので正直移動日の午後しか活動できないので最低2泊は必要なのかな。仙台発着と考えると最終日は使えないので石見銀山や三朝温泉に行こうと思ったら3泊確保したほうが良いですね。そうなると休日4日は必要なのでなかなか気軽には行けません。リピーターの獲得が難しいかな。
今まで山陰に行こうと思うと東京まで陸路の羽田経由か伊丹経由の大阪からスーパーはくとというそれこそ移動日で前後2日使う工程になるので、それに比べたらやはりハードルが低くなり断然行きやすくなりましたね。今後としては、今話題のインバンドも視野に入れて、海外→仙台→出雲とか仙台空港をハブとした展開も検討できると夢が広がりますね。

世界の車窓からvol.65(The Center of China, 武漢編)

2018年11月25日 14時00分59秒 | 旅行記
今年の猛暑はどこへやら。9月10月と特に暑い日もなく、最近朝夕はめっきり寒くなりました。そんな私は9月にバンフ・バンクーバーへ行き、次の週以降はお土産を渡すという名目で毎週末友達と遊びに行ってました。9月には車検もあり(特に問題は無かったですが)ともあれ出費続きで痛い痛い。
それはともかく(関空・新千歳利用者には申し訳ないですが)台風により関空がダウンし、地震により新千歳もダウンし、成田も大丈夫かとひやひやでしたが無事離陸して無事着陸できて今の私があります。北海道に関してはちょうど友達が(しかも二人ずつ別件で)札幌におりまして、未明の地震のことからすこぶる心配でした。二人とも無事帰ってきて上記お土産渡す名目でご飯行ったりして事の顛末を聞きましたが、札幌って意外と地震に弱いんですね。私は未明のヤフーニュース速報で北海道震度6!の通知を見て友達大丈夫かや?と思いつつまぁ6言うても最近よくあるし夜中にメール送るのも迷惑なので朝連絡してみたところ思いの外ひどそう。友達は友達で地震で飛び起きたもののホテルの外見てみたら電気が点いていたので安心して二度寝したら、朝起きたら全部止まっていて冷や汗かいたとのことでした。あまり地震に慣れすぎるのも問題ですよ。いつ来るかわからないから怖いよね〜

さて、また昔話を振り返って書いていきます。バンフ・バンクーバーネタは来年になりそう...今回は今年の2月に中国・武漢を訪れた件を書いていきます。武漢ってどこやねんという方は今すぐgooglemapを開くか、wikipediaを参照していただきたいですが、中国湖北省の省都でして、長江のほとりの工業都市でございます。東西の長江を軸に考えると、上海や杭州のある沿岸部から、成都や重慶などのある内陸都市とのちょうど中間地点。南北軸で言うと北京などの北方系から広州などの南方系のほぼ中間地点という、まさに中国のへそ、交通の要衝とも取れる大都会です。我々日本人からはあまり馴染みのない街ですが(職場の人にもぽかーんとされましたし)、我らの全日空が成田より直航便を毎日運行しています。(他にもANA以外で福岡や静岡からも直行があった気がします、誰が利用するんだろう。)ということで北京や蘇州、大連やハルビン等の観光地を差し置いて武漢の紹介を下記にまとめていきます。なかなか、なかなか巷に溢れてる情報が少ないので興味深い内容になると思うよ!ぜひ武漢ひいては中国に興味持っていただき旅行先のひとつとして考えてもらえると嬉しいな。興味もらえるように私も文章頑張ります。最初に言いますが、私中共の工作員じゃないよ!
ちなみに武漢に私の友人が住んでましてひょんなことから行くことになりました。中国語全く理解できない私なので現地では大変助かりました。

まずは毎度おなじみの仙台空港から成田便に搭乗します(奥のANA)。仙台-成田の便を利用するのは今回2回目ですが(最初は2015年に成田-仙台で香港からの帰りに利用。もう3年前になるの!?)この便プロペラ機なんですね。以前はB737だったと思うんだけど機材変えられちゃったのかな。こんな私ですがプロペラ機初体験です。プロペラ機で成田に着陸するって、大きいピックアップやトレーラーが列をなすアメリカの高速道路をコペンで走るみたい!

初プロペラ機を楽しみつつ無事成田に到着しました。プロペラ機だからといって特に揺れもなく、ジェット機に比べ高度が低いのか浜通りや・茨城の景色も眼下に楽しめました。それにしても海外便に慣れると国内線の早いこと早いこと。約40分程度で成田に到着しました。その後は成田18:40発武漢行きにお乗り換えです、ANAなので毎度おなじみの第一ターミナルです。(今回カナダ行きで気づきましたが、心なしか滑走路内の畑が少なくなった気がします。)

冬空の成田空港は空気が澄んでいて美味しいです。空港内を少しうろうろした後搭乗ゲートで離陸待ちですが、武漢便の待合はほぼほぼ中国人!日本人もいたのでしょうが、目につくのはほぼ中国人。ここまだ日本の空港なのにゲート周辺はすでに異国情緒満載です。時刻が迫り搭乗口に並ぶも結構ぐちゃぐちゃに並ぶしおっさん一家普通に横入りされます、パワーがすごいよ中国人。少し不安がよぎります。

行きの機内食はカツ丼でした、日本の航空会社なので安心の味つけ。中国入国には入国カードを記入しますが漢字表記なのでなんとなく分かります。CAさん凄く丁寧な日本語で対応してくれたので日本人とばかり思ってましたが、名札を見たら中国名でびっくり。日本語上手過ぎますよ、美人だしあなた凄い。

今回の旅のテーマソングは機内ラジオからの一曲、U2 でGet Out Of Your Own Wayです。ミュウツーじゃないよ、よく勘違いされるけど。私の席がなぜか非常口座席でしてモニターもなく機内ラジオを無限ループで流していました(他の曲でもいいけどいまいちパッとしませんでした)足を伸ばせるのはいいのですが我慢できる移動時間はやはり5・6時間かなぁ。10時間だとさすがにケツや腰が痛くなるしいくら飛行機が好きでも飽きるね。もうそろそろ到着かなと思いつつ残り2・3時間もあると思うと心が滅入ります。

武漢天河国際空港に到着しました。中国の空港って「都市名+何か」の空港名が多いです(広州白雲や長春龍嘉など)。特に意味は分かりませんがちょっとおしゃれ。ANAの成田-武漢便は夜中22時頃の到着です。帰りも朝早いし、強制的に現地2泊せざるを得ないよね。仙台発のアシアナのソウル便も同じような時間設定ですが、向こうは韓国の航空会社だしなんとなく向こうに宿泊させて金取ろうという気がひしひしと感じますが、今回のANA便はどういう理由でこの時間設定なのだろうか。まぁ今回友人宅にお邪魔になるので別にいいけど。
到着後入国審査をしますが、軍人みたいな角刈りの真面目そうな人が審査官でして、審査場にも軍人みたいな人がちらほら立っています。一緒に乗ってた人達はほぼ中国籍の列に行っちゃうし外国籍の入国者で日本人めっきり少ないよ!いやぁ結構怖いよ、がらんとした審査場に数名の外国人とピリっとした職員。空港職員(おばちゃん)はペチャクチャ会話してるのとは対照的で余計にね。今まで何回か海外に行ってる私ですが入国審査にあんなにドキドキしたの初めてでした。そんなドキドキとは裏腹に終始ムッとしてた短髪の審査官もパスポート返すときはニコッとして通してくれたのが印象深かったです。ここで中国の印象が少し良くなる私、まだ早いよ。
到着フロアにてすでに友人が待っていてくれておりタクシーに乗って市内へ向かいます。今回公共交通機関を利用していないので詳しい市内への行き方が分かりませんが、地下鉄が出来たらしいので(ピンクの路線)地下鉄にて漢口や武昌に行けるようです。ただ運行時間が不明です、到着便に合わせて動いていればいいけれど。また地下鉄ホームが新ターミナルから遠いらしくなかなか空港内移動が大変だそうです。
ここ武漢天河空港ですが、最近新しくターミナルが増設されたようで凄く綺麗で大きな空港でした。出来たばっかりなのか就航先も少なく大きさの割にがらんとしていましたが今後の路線拡充の計画を感じます。伸び代ですねぇ。
空港から市内へは車で1時間ほどです。街に入ると中国らしくネオンの明かりがほつほつとありますが、香港のようにぎらぎらではなくあくまで地方都市感。いたるところ漢字しか目に入らず(今までのアジアの感じだとTOYOTA!とかKIA!とか看板ちらちら見えましたが、いたるところ「〇〇大厦!」の文字だらけ)国際色の薄い街に来てしまったなぁと不安になります。街の雰囲気は名古屋っぽいです(街中を張りめぐる都市高速と垢抜けない都会な感じ)。その後は友達の家にお世話になり1日目は終了。


2日目はまず近くのフードコートにて朝食。

餃子とワンタンスープです。これで300円程度。優しい味でめちゃくちゃ美味しく、全然日本人の口に合います。
朝ごはんの後は警察(派出所?)へ向かいます。というのも中国で外国人がホテル以外の施設に宿泊(要は知人宅に宿泊)するときは届出が必要なんだそうです。担当の人がなかなか来なくて、手続きに結構時間がかかりました。手続き自体は紙一枚に簡単な身分を書いて(名前とか期日・宿泊先の住所とか)終了です。途中どっかに電話してたみたいだけどどこに電話してたのかなぁ。余計な不安なんでしょうが、「中国の警察」というだけで無駄にドキドキしてました。中国の事務手続きって怖いイメージがあります。基本的に窓口の人たちもムッとしてますね、愛想がないです。向こうにとってはそれが普通なんでしょうけど、この人たち日本に来たら違和感感じるんだろうなぁ、ヘラヘラして気持ち悪っと思うかも。

晴れて手続き終了後、宝通禅寺へ来ました。天気は少し曇り空です、気温は10度前後かしら。東京の冬と同じくらいかも、日本での普通の冬の格好で問題ないですね、仙台よりは暖かいです。

鮮やかな枠組みの天井。おそらく再建されたものでしょうが素直に凄いです。タイのお寺や韓国のお寺も鮮やかですし、東大寺とかも本当はこんな感じで鮮やかだったらしいし、こんな感じのが仏教本来の寺の姿なのかも。日本の地味な寺の姿は日本独自に発展した建築なのかな。台風も多いしいちいち再建するの大変だしね。

大きな建物が数棟あり、内部には大きい大仏(?)がいます。どれが本殿か分かりません。

奥に続きます。詳しい歴史的な紹介はwikipedia等を参照してください。

洪山パゴダです。内部は残念ながら入れませんでした。天気があまり良くないですね、これがかのPM2.5でしょうか。単純に曇りなのか大気汚染なのか判断しかねる。とりわけ冬は暖房用に薪の利用があるためそもそももやるそうです。とは言うものの薪なんて世界各国で利用してるだろうし中国だけ大気汚染が深刻なのも不自然なので人口密度が桁違いに大きいことが影響してるのかしら。

すぐ近くに洪山菜苔という野菜の畑がありました。この洪山菜苔とは武漢の特産品だそうです。街中の路上でもおばちゃんが屋台で売っていました(さすがに大丈夫かやと正直思いますが。)

色が少々毒々しくあまり美味しそうじゃありませんが、これが美味しくて美味しくて。(ちゃんとした)レストランでバター炒めを食べましたが見た目に反してえぐみもなくさっぱりして美味しかったです。正直におすすめ(本当)。

お寺を支える土台は亀を模しているのだそう。亀のくせに耳があります。

赤い札は日本でいう絵馬みたいなもので、願い事を札に書いて木に結びつけると良い事があるそうです。

ゴミも無く綺麗です。掃除が行き届いてるのかしら。

近くのちょっとした門です。脇に公衆トイレがありましたが凄いことになってました...トイレは極力宿泊先で済ませたほうが良いです。基本外の公衆トイレ凄いです。中国の人、外でどうやってトイレしてるのか素直に謎なんだけど。道行くおしゃれなねーちゃん、昭和っぽいちょいワルにーちゃん、みんな外出中に行きたくなる時あるでしょ?!どうしてるのみんな?単純に衛生的に(病気の蔓延防止的に)もう少し真剣に取り組んだほうが良いと思うよ。

バスに乗って街中まできました。次は武漢と言えばの黄鶴楼へ向かいます。むしろ武漢と言えばそこしか有名なところ無いです。

黄鶴楼に来ました。結構観光客がいますが、ほぼ中国人です(もしくは台湾人?)、たまーっに韓国人。

見上げると少し霞んでますねぇ。

内部はこんなかんじ。鉄筋コンクリートで最近作られただけで、これもまた名古屋城みたいな感じです。

奥には副塔もあります。

長江が望める...はずですが霞んでますねぇ。長江大橋は漢口と武昌(こちらは武昌)を結ぶ立派な橋。鉄道道路併用橋で日本でいう瀬戸大橋や竜の口橋梁みたいなかんじ。鉄路部分は中国の高速鉄道も通ります。

中国っぽい小窓。こういうの好き。インテリアに欲しい。

う〜ん改めて見ると霞んでるねぇ、まさに中国ってかんじ。現地で過ごした時はあまり感じなかったけども。

中は一階毎に展示物が並んでます。やっぱり人が多いです。

長江大橋を渡ってきた高速鉄道(日本のE2系ベースの車両)、この辺では60km/h程度でした。

周辺は公園のようになっており中国風庭園が広がっています。

先ほどの長江大橋まで歩いてきました。

上段が自動車用、下段が列車用です。橋台部分は石造りで重厚な造りになっています、昔ソビエトが1960年頃設計し建設したそうです。

橋から長江を見下ろします。長江が大きいのはもちろんのこと、橋の高さも結構あります。信濃川の河口のようですが、海からざっと500km近くあります。こんな内陸でも船が出せるのが凄い。

南側の対岸は漢陽と言います。写真の吊り橋は中国独自の設計・建設だそうです。自虐ですが、こちらの橋はしょっちゅう壊れるそうですが長江大橋(ソビエトが建てた方)は壊れた事がないそうです。

すごい頑丈そうだもん。いやー立派。

今度は船に乗り対岸の漢口に行きます。

少し天気良くなってきたかな?

本当に立派な橋です。古さを感じません。

漢口に到着しました。写真は江漢関大楼といい租界時代の建物です。このあたり川沿いはイギリスやフランス、ロシア、日本などの租界地となっていたようです。建物内は博物館になっており明治以降の武漢の歴史を感じる事ができます。
博物館の内容は非常に興味深く、中国側の考えというか今まで日本視点で見ていたものを中国の視点で見ると(細かい数字の信憑性は置いといて)素直になるほどなと思いました。(中国語と英語表記あります。)
簡単に書くと、清朝の頃の資料ではアヘンのパイプが展示してあったり(これも教科書の内容だよ。なんか感動。)清の衰退から、中華民国の設立。このころは日本へも沢山の留学生が行き本国の成長のために尽力をしましたと。事の流れでイギリスやフランス、日本に租界を作られるものの地域住民と租界との関係性も悪いものでもなく、租界のおかげで都市として成長していく側面もあったり、結局神戸とか函館と同じ流れを汲んでるよね。そんななか中国も力付いてきて租界を追い払おうとしたら日中戦争で日本にしてやられるところ、なんとか日本を追い返して、新たな平和な時代の訪れとともに今の発展ぶりがありますよ、と言うかんじ。書きっぷりとしては別に日本を明らかな悪者にしてるわけでもなく、話の流れの作り方としては日本の明治遺産と変わらないんだよね。ただね、日本に勝利!がクライマックスになってて、ここまで中華民国が主語になってたのにいつの間にか今後の共産党の目標!みたいになっててその辺うやむやになってる気がしましたよ。ぜひね一回行ってみて欲しい。勉強になります本当に。

漢口の街をうろうろします。このあたり一大ショッピング街になっていて楽しそうです(ドラえもんのパチモンの着ぐるみが風船配ってたよ!楽しい!うちらのキャラクターが向こうでも親しみが持たれてると思うと正直悪い気はしない!)。
写真は豆皮です。中国風オムライス(五目ご飯の卵とじ)みたいな。少し脂っこいけどこれも凄く美味しい(食べかけであまり美味しそうに見えないけど。)
二日目はこの辺で終了です。地下鉄に乗って武昌へ戻ります。地下鉄楽だなぁ、一瞬で長江渡っちゃうよ。


三日目は湖北省博物館へと向かいます。天気が良いのか悪いのかよくわからない、たぶん良い方。
博物館内は展示の仕方もよく工夫されていて、清から石器時代まで豊富な資料に度肝を抜かされます。とてもじゃないけど半日じゃ周りきれねぇ。ほんの片田舎一省の博物館でこれだけのボリュームとか(少なくとも県博物館のレベルでは無いw)、他の省博物館もひっくるめたら国の歴史半端無いわ。日本史なんてまだ可愛い方だよきっと。向こうの学生はどういう気持ちで自国史を学んでいるんだろうか、謎だ。
別館では春秋時代の楽器のレプリカを用いて当時の演奏を再現したイベントも開催されていたので見てみます。行くと、もう切符売り場から人!人!人!パワーがみなぎってるよ。仙台市天文台のプラネタリウムじゃこうはいかない。
日本は動物を追いかけていた頃、少なくとも紀元前500年頃には音楽を楽しむ文化が出来上がってたことを考えると壮大すぎて引くよ。楽器なんてぶっちゃけあってもなくても生きていけるものだと思うんです。そんな中わざわざ手間かけて楽器作って当時も演奏していたことを考えると、娯楽が発達していたんだなぁとか平和だったのかなぁとかいろいろ思うものがあります。演奏を聴いて当時の人も同じ音色を聴いていたと思うと、昔の人といえど同じ人間同士、本質的には変わらないものなのかななんて。演奏に合わせて伝統衣装をまとったダンサーのお姉さんは綺麗だし演奏の内容も素晴らしかったです。まんま当時と同じかどうかと聞かれたら本当のところ分からないけど現代のエンターテインメントとしては良いんじゃないかな。

もうひとつ博物館で一番印象に残ったのが、この越王勾践剣。臥薪嘗胆で有名な越王勾践ですよ!古典の教科書に載ってたやつだ!本物ですよ!すげぇ。正直これ見に来ただけでも武漢に来た甲斐あったわ(あるの知らないで来たけど)。
2500年近く前なのによくピカピカに残ってるもんだねぇ。縄文の女神とか火焔型土器と同じような時代でしょう?やっぱ中国すげぇわ。

街道口の地下フードコート的なところにて臭豆腐を食べます。特にクセはなくおいしかったです、がんもどきとか揚げ出し豆腐をパッサパサにしたかんじ。右上のはもっちりしたワッフルみたいなやつ。若い姉ちゃんたち並んで買ってたから流行ってんのかな。
この街道口のあたりは綺麗なショッピング街みたいになっていてデパートの中うろうろしてると香港やシンガポールにいるようでした。お店の人も優しくて中国語さっぱりな私でも丁寧に接してくれました。今まで(黄鶴楼の券売りのおばちゃんも優しいけど中国人特有の怒ってる感じの口調)と雰囲気が違う。

武漢大学周辺を散歩します。穏やかな休日ですなぁ。

このあたりは学生寮なのか都会のごちゃごちゃした感じも薄れ自然を感じられます。日も差して木漏れ日が気持ち良いですね。
写真には無いですが、いたるところ道路標識に「慢」とあります。これは日本でいう「徐行」みたいなものらしいです。我慢しろということでしょうか。

武漢大学の旧キャンパス?に来ました。石造りで重厚感があり「大学」という崇高な建物の表現を感じます。山のてっぺんにあり街場から歩いていくのは結構大変でした。
ここ武漢大学、設立も古くいろいろと歴史がありますが難しい話はウィキペディアでも参照ください。ともかく、なんやかんやあり今では桜の名所となっています(左下の岩に赤字で桜園とあります。)。私が来たのは時期外れですが時期となると花見をしに中国全土から観光客が来るそうです、どんな混雑になるのやら。いずれにしろ私が訪れた雰囲気からも綺麗に整備されており武漢市民にとって大事なところかなと感じました。

和洋折衷ならぬ華洋折衷な素敵な建物です。建物自体は現役で学生寮になっているらしく普通に洗濯物とか干されています。こういうところはまさに中国っぽくて好き。

こんなところに住むのはどんな気分なのかしら。意外と中は普通なのかな、中廊下を挟むようにドミトリーの個室が配置されてるつくりになってるのかな。風呂トイレは共同だべね。

屋上は公園のようになり、優雅な休日の昼下がり。ここらで少し休憩(ここまで良い雰囲気なのにベンチが汚れていたりするとがっかりするよね。)

図書館だそうです。中には入れませんでした。

やっぱり中階段が美しいね、お城みたい。それでいて「観光地!」ってかんじでもなく良いね!

街場まで戻ります。中国のポストは赤くなく緑です。形も日本の四角い感じではなくレトロな感じでかわいいです。

街中を走る車は外車が多いです。まぁ中国からしてみれば日本車も外車の一種なんだけどさ。特にアウディやシトロエンが多いですね。あとは本田や日産を見かけますが、日本車は一世代前の車が目立ちます。中古車なのかなぁ。タイプとしてはセダンやSUVが多いですね。そしてみんな洗車していません。鳥の糞や潰れた木の実、排ガス汚れなのか茶色く煤けた感じ。たまに道路に水たまりがありますが、散水車をよく見かけるんだよね。そもそも街が埃っぽいのかしら。そのくせ散水も中途半端なんだよね。道路がでこぼこで水たまりはできるし、だから汚れやすいのかなぁ。サイドミラー畳んだままの車もいるわ、灯火切れてる車もいれば、無灯火のスクーター!(エンジンのついた自転車みたいな。やたら多い。)しかも逆走するし!
ウィンカー出せばなんでもあり。車線変更しまくり。むしろウィンカー出すやつはまだ優秀。クラクションもならしまくり。初日はびっくりしましたが、あれは彼らなりの自車の位置を知らせるためのクラクションなんだと気付きました。(どけよどけよのクラクションじゃなくているよいるよ(つまり入るよ入るよ)のクラクションのようです。)交通ルールとか免許制度って中国にあるのか?そもそも。
よく考えると交通の流れ的にあれぐらい利己的だと理にかなってるのかなと思う反面、私は中国では運転できません!しません!車の進行方向は日本と逆ですし。バスに乗るときや道路を横断するとき慣れないですね。
ひとつ、タクシーの上に自社の看板の他に、日付や曜日、時間が分かる電子表示が載っているのはなかなか便利だと思いました。ただ、乗るタクシーほとんどエンジンオイルの灯火点いてたけど大丈夫なのか?あれは。整備不良じゃないのか?謎だ。


四日目は帰るのみです。武漢天河空港にて肉粥を食べます。中華料理といえばお粥です。お粥が美味しいお店は基本美味しいです。
開港したてなのか朝早いからなのかあまりお店も空いていません。

きれいな空港です。国内線のゲートがやたら混んでました、春節とかぶったからなぁ。

出国も終え、搭乗ゲートに行くと見慣れたANAがいます。なんか嬉しい。

帰りはずっと天気が良く大陸をずっと眺めることができました。偏西風に乗るとあっという間に東に進みます。写真は長江かな。山の頂上付近には雪も積もってました。

しばらくすると平野部に。ここは蘇州かな。

やはり日本食美味しい。冷たいお茶おいしい。
帰りは初めてスカイライナーに乗りましたが、よっぽどミニ新幹線だよ。

そんなこんなでとりあえず中国レポは終わり。書き足りないのでいずれ加筆修正します。
書いていてまた武漢へ行きたくなりましたね。とりわけ飯が凄く上手かったです(材料の安全性は分からんけど。向こうの人もピンピンしてるし、たまに食べるくらいなら大丈夫なんじゃない?)

世界の車窓からvol.64(Over the Strait -蝦夷地-編)

2018年07月29日 21時39分52秒 | 旅行記
先週に比べ暑さも和らぎましたが、まだ暑い!この週末は台風のおかげで少し雨が降りましたがH27の再来かと仙台は雨が降らず心配しています。
西は地震や大雨・猛暑が酷そうですねぇ...時間80mmや日1,000mmの雨なんてどうしようもないよ。やっぱりさ、福井とか石川、今年大雪で大変だったじゃん?今回の雨は京都は降ってるくせに福井は降ってないんだよね。なんか怖いよ年降水量調節してるみたいで。

さて少し涼しい話題をしましょうか。去年の11月友達が仕事で函館出張したと聞き函館山の夜景を見せてもらったんです。やたら綺麗でさ、いてもたってもいられず函館行ってきちゃいました。11月23日から4連休で無理矢理行ってるのでほぼ弾丸です。

まずは東北道で盛岡・八戸方面へ。三沢の餃子カフェにて昼食。餃子というより柿の種かばかうけに見えるデザインですがまぁいいです。
それにしても青森遠いね、朝に出発したのにもう昼だ。

二色餃子定食、写真だけ見ると中華な餃子の面影は無くもはや和食だね。店内はおしゃれな感じでカフェの名のとおりコーヒーやお茶なども楽しめそうです。餃子も単品から注文できます。

三沢からは太平洋沿い国道338号をひたすら北上しむつへ。休憩も挟まずむつ到着はすでに15時、いやぁ遠いねぇ。六ヶ所村は鉄塔が立ち並び発電関連の施設が凄い。
まずは大湊の北の防人大湊公園から海上自衛隊基地を眺めます。

ここに来たのは旧海軍大湊水源地堰堤があるため、石積がおしゃれ。ちなみにダムではないです。

貯水池は一面空石張護岸になっています。ただのため池ですね。

国道橋から堰堤を見下ろすとアーチ形状なのがよく分かります。小さいですが日本最古の石積アーチ式堰堤だそうです。

公園には護衛艦ゆうばりの錨が置いてあります。どうせなら陸奥の主砲とかスクリューとかが良さそうですが、あれはあれで呉にありますし大湊と直接関係無いので、まぁしゃあないかな。
三沢には航空館がありますし、なにかと旧日本軍関係の施設が充実している青森ですね。佐世保や呉、舞鶴や横須賀とも引けを取らない気がします。北の国境は樺太や千島のイメージですが明治前後の北海道はやっぱり植民地的扱いだったのかしら。十三湊も興味深いですし青森の位置付けって今より重要だったのかもね。青森って好き。
ついでに北洋館にも行ってみたかったのですが、閉館時間となり入れませんでした。本格的にむつ観光するには2泊必要だ。1泊では両日移動で終わります。

大湊の砂嘴、芦崎です。日本では三保の松原や野付半島と並ぶ砂嘴の代表例と思っています。現在は海上自衛隊の管理地となっていて自由に入ることができません。そのおかげか生態系はきっと豊かなんでしょうね。
ちなみにアメリカのミシシッピ川の河口部の三角州にJapan Outside Pondというところがあります(Googlemap徘徊してたら見つけた)。なぜJapanのつく地名かは謎です。アメリカは移民の国、欧米系な地名が多くありますが(オランダ系やイギリス系)ここももしかしたら日系移民が関わっているのでしょうか。ニューオーリンズっておしゃれだよね、いつか行ってみたい。


むつで一泊。田名部は意外と建物もあって街です。もっと宮古のような最果ての地を想像してました。

338号を西へ進み吹雪に遭遇します。陸奥湾は凄く穏やかで湖のようです。

むつ川内から下北半島の山の中を分け入り、大内ダムまで来ました。本州最北のダムです。ここまでくると車通りが少なくて不安になります。

車通りどころかこの辺建物も無いです。ダム近くの道の駅は前日(23日)で冬季休業に入ってしまいました。

放流された水は汚いです。吹雪も強まり寒いのでさっさと出発します。

日本海まで突き抜け仏ヶ浦に来ましたら、日本海の荒波。

ほんと人気が無い

遊歩道が整備されてますが荒波で近寄れません

向かいにうっすら津軽半島が望めます

荒波が防波堤を飲み込んでます。心細くなってきます。

少し山を登り仏ヶ浦展望台から望めます。少し晴れてきたようですがとても風が強い。

険しい山が海沿いまで迫っています。このあたり抜けられる道が338号しかなく、ぐねぐね曲がりくねった細道です。ひとたび災害で寸断されたらどうなるんだろう。もちろん復旧せざるを得ないんですが費用対効果というか、管理費が利用量と見合ってないんでは無いかと心配になります。
近くには縫道石山という日本とは思えない格好良い岩山があります。夏であればハイキングしたいなぁと思うんですが、いかんせん2泊は必要ですねぇ。

本州最北端の大間に向かっているのですが、まだ佐井村。

このあたりは日本海からの風が強く、風力発電が盛んのようです(風力発電の写真じゃなくてすまんな)

ついに大間崎に到着!風が強い!木がない!

大間と言えば有名なモニュメント。うっすら北海道が見えます。

大間と言えばまぐろづくし丼を食べるよ。結構値段が張ります。

津軽海峡フェリーにて函館を目指します。9月には四国から和歌山に抜け、11月に青森から函館に抜けるという飛んだ荒波に揉まれるコペンさん。

津軽海峡を渡ります。改めて凄い位置情報ですわ。津軽海峡フェリーといえば年末にNHKで72時間やってましたね。


14時に向こうを発ち16時に函館到着です。(駅は関係ないですが函館を実感したいので駅に来ました。スーパー北斗との表示を見て改めて北海道を噛み締めました。)

とりあえず駅前に車を停め市電に乗ります。あれ?車で来た意味?

有名どころな赤レンガ倉庫へ

雰囲気が良いですが雪がしんしんと降っています。なんでも寒波到来でこの日は大雪となった函館でした。

この後函館山に登りましたが、ばっちり雪が激しく素敵な夜景です、かなしい。そして函館山に台湾人がめちゃくちゃいる、日本人より多い。夜景見られなくて残念だったね。

ロープウェイを降りつつなんとか見えたかな。

国道5号の起点は結構しょぼい、標柱じゃなかった。はからずもこれにてコペンさん3号以外の一桁国道は全制覇(乗ったことがある)!てってれー!

街並みはオレンジ灯でレトロな感じ。これが函館の夜景を函館の夜景たらしめている大元かぁ。この日は湯の川温泉に泊まり二日目へ。

朝起きたらこんな感じ、仙台の大雪レベル。雪かきブラシ持ってきて良かった。

二日目は五稜郭タワーを目指します。王道の観光ですねぇ。

雪の五稜郭。一晩で10cmぐらい積もりました。

ミニカーのような我がコペン。タイヤ交換しといてよかった。

函館のまちなみ。奥に見えるのが函館山。

城跡に入ります。

こちらも台湾人が多い。雪は珍しいかな。

立派な建物がありました。再建されたそうです。

新しくてきれいな建物です。

この後笹流ダム公園へ向かいましたが、11月23日をもって今季は閉園したようです。まじかよ。(本日25日)引き続き上磯ダムやきじひき高原へも行きたかったのですが、この天気なのでコペンさんでは無理そう。

駅前に戻り函館朝市にてお昼とします。

イカは連日の猛吹雪で船が出せず冷凍ものしかないようです。かの有名な透明な踊るイカ食べたかったんですが。

強く吹雪いてきました。

摩周丸へ一時避難。クリスマスかわいい

ジブリ感がすごい。こんな写真撮ってみたい。

吹雪が止むのを待ちます。摩周丸も以前ブラタモリで紹介されてましたね。

止みました。

それにしても天気がコロコロ変わりますね

そうそう、ところで函館といえば

坂ですね。有名な八幡坂。

あと教会群

天気が良ければ映えるんだけどなぁ

建物自体は新しそう。鉄筋コンクリート?

マカオや神戸っぽい雰囲気があり、歩いてるだけで楽しいです。

このあたりは観光地ですな

アメリカ領事館。すこぶる立派で綺麗だけど立て直してるのかしら。

車で来るべきではなかったなぁ。ダムに行く以外ほとんど駅前に車止めて歩いてたし、そのダムも冬季閉鎖というオチ。かなしい。

ということで本州に帰ります。今回は青森行です

フェリーターミナルは空港みたい。わくわくします。
青森到着後、街中のホテルで一泊し最終日は仙台へ向けて帰ります。本当に車で来た意味は何だったのか。


ひたすら45号を進み久慈は滝ダムへ。手前の法面保護工が複雑で素敵。

海が見えるダムだそうです。

確かに海が見える!ダムから海が見えるなんてなかなか珍しいのです。

「たきダム」の植栽も良い感じ。

赤いゲートが映えます。ダムから海が見えるということは海からもダムが見えるということ。赤いゲート見えるのかな。

久慈からもただひたすらに45号を南下します

岩泉と言えばモシリュウです。断片的な化石しか出てなくさらに出土状態が悪く(福井県立博物館の様子だと)もはやモシリュウの存在は無かったことにされていて悲しい。

海の望める良い立地です。雨風にさらされてひどいんだべな。
この後も宮古→釜石→大船渡→気仙沼と45号をひたすら走り続けます。南三陸以降は前回45号制覇したから許してほしいので順当に三陸道で帰ります。石巻から仙台は近い近い。
結局青森を8時に出て宮古で休憩15時からの、仙台19時着でおよそ10時間かかりました。もうしない。

今回の教訓、函館は車で行くべきではなかった。
そして改めて函館チャレンジしたいねぇ、次は新幹線か。北海道二回行ってますがいずれも車で行ってるよ、馬鹿なのかな私。

世界の車窓からvol.63(会津編)

2018年05月27日 18時50分48秒 | 旅行記
昨年9月・10月と福島会津方面へ遊びに行ったのでまとめます。改めて会津ってのは広いですね。会津だけで単独の県となっても違和感無いぐらいです。

まずは9月末に流しそうめんを食べに福島の山奥へ向かいました。生憎天気も悪いし寒いよ...
福島の115号を安達太良方面へ登っていく途中にあります。115号から林道をうねうね登っていくので道が分かりづらいです。事前に地図を確認して頑張って行きましょう。

手前の塩ビ管から直接ぼとっとそうめんが流れてきます(笑)周期的に流れて来るわけでも無いので、やたらそうめんが流れて来るときもあれば、なかなか出てこないときもあります。システムがちょっと謎。
奥の沢はあくまでディスプレイ用で、塩ビ管は別なところに接続されています。自然の沢にどんぶらこどんぶらことそうめんが流れていたら面白いですね。
流しそうめん、楽しいけど真夏に来るべきだ、あんまり人もいなかったし時期を間違えたかな。

近くで雰囲気よさそうなお店を見つけました。ささき牧場カフェ。寒いけどアイス食べたい!

ミルク感がおいしい

途中土湯温泉に寄り、猪苗代湖畔まで来ました。波の音がぽちゃぽちゃと聞こえるだけでのんびりした時間です。夕焼けも差して気持ちが良い。

帰り道は米沢まで向かい、米沢牛しゃぶしゃぶを食べる。とろけるようでおいしい。そして値段がびっくり。

後日、10月は紅葉を見に桧枝岐村まで行きます。どこ?って思った方はググってください。

途中塔のへつりに寄ります。会津鉄道の駅が近い!
会津鉄道と言えば、現在特急リバティ号が会津田島〜浅草間を結んでいます。東京まで電車一本で行けるって凄くないですか?なんというか新幹線ホームで東京行きとか新青森行きとアナウンスされてもあまり響きませんが、在来線ホームで上野行きや郡山行きとアナウンスされるとワクワクします。
宮城にいると在来線特急ってあまり親近感が無いです。唯一仙台に乗り入れていたスーパーひたちも震災の影響もあり消滅してしまいました。そんなスーパーひたち用の車両も常磐線から引退してしまいました。悲しい。

へつりとは崖を意味するようです。

自然が作り出した崖は通路みたいになっています。

くぼみの中に入ると祠のようなものがあります。ここまで水嵩上がったら全部流されないのかしら。

その後、大内宿を抜けて奥に位置する大内ダムへ。ダム堤体から大内宿が遠くに望めます。
(ここまで来て大内宿に寄らない我々、駐車場整理のおっちゃんに何度も呼び止められる。)

大内ダムで取水した水は、直接東の山をぶち抜き山を越えた先の横川ダムに注ぎます。発電の仕方がダイナミック!

桧枝岐村に入る頃にはあたりは真っ暗。星が綺麗そうですが天気が悪く何も見えない。
村に入ると立派な門が迎えてくれます。井籠門と言うらしく去年の5月に竣工したようです。ここ桧枝岐村、川沿いにもほとんど平地がなく七ケ宿町より人口も少ないです。国道もほぼ行き止まりみたいなものだし、すごいとこに来ちゃいましたね。
本日は桧枝岐村にて宿泊。

翌日は尾瀬に入ります。山の向こうは群馬県!

眼下は一面の紅葉で赤い!天気が悪いのがおしい。

晴れていれば紅葉も映えるんだけど。

尾瀬の御池まで来ました。我々以外のハイキング?の方々はフル装備です。どこまで行く気なのでしょうか。
雨脚が強くなったので戻ります。次回はもう少しちゃんとした格好で来よう。次回いつ来るかわかりませんが。

121号から栃木に入り川治ダムへ。
平面的なアーチはもちろん、横断的なアーチも分かりやすい。

アバット部の階段工は蛇腹折りのような美しさ。手すりが奥まで伸びていってまるで合わせ鏡のようです。

下流側からアーチを望みますが大きすぎてフレームに収まらない。クレストからの越流時に壁面のキャットウォーク渡ったらどんな気分なんでしょう。

この先、ゆくゆくは利根川につながると思うと長い旅路ですな。H27の線状降水帯の時はここ川治ダムも大活躍でした。

事務所は張り出しており、何かの基地のようです。下の部分パカッと開いて戦闘機とか出てきそう。ウルトラマンネクサス的な。
やはり法面工やアバットの階段が綺麗。こうしてみるとちょっと折り紙っぽいよね。

世界の車窓からvol.62(東海道編)

2018年05月20日 17時52分27秒 | 旅行記
ヤングマン(YMCA)を聞くと「わーけむしだ!」を思い出します。

さて昨年夏の一大ドライブ旅行も今回が最終編です。
今回は愛知から静岡・山梨・神奈川と抜け、仙台に帰るまでですね。途中浜松から富士まで新名神高速を使いましたが、怖いよあの道路。ほとんど関東ナンバーだし、トラックも平気で120km/h出してるし。軽自動車の私はつらたん。


さて旅の初めは我が地元、尾張一宮は真清田神社へ向かいます。駅前からアーケードを歩いて行き突き当たりに大きな神社が望めます。街中にある感じは岩沼の竹駒神社と似たようなもんですが、街の規模が違うよ。

鳥居をくぐると、立派な正門と橋(?)があります。

境内はこんなかんじ。木陰が気持ち良いです。

駅に戻ってきました。ここ一宮の駅はJRと名鉄ありますが、どちらも高架駅で特急も停まる一大ターミナルです。

なんかやたら駅舎が立派なんですが。昔の雑居ビル感満載なコンクリート駅舎のイメージがあるので、こんなおしゃれになってびっくり。ちなみに名鉄口の方は昔のままで安心。

中庭?もあって、ずいぶん立派な駅になっちまった。すげーよ一宮、一気に都会っぽくなってしまった。

一宮からは岩倉を通り小牧空港に向かいます。仙台と名古屋行き来していた頃、よく使っていたのでここもちょっとした思い出の場所。セントレアは一回しか行ったことないし(笑)
名古屋空港といえば中央階段の踊り場のところに大きいモザイク絵(?)があった記憶があるのですが、現在の名古屋空港は一階しか入れないみたいで、ちょっと寂しい。昔の面影はありませんでしたね。

今やFDAがかつての国際空港を占領しています。FDAといえばついに仙台空港にも進出してきました。日1便ですが仙台−出雲線に就航ですって。いやーびっくりだよね。これまでの仙台空港といえば、札幌や名古屋、福岡、大阪など仙台より都会を結ぶ路線がメインでした(広島や小松便もあるけど、まぁ置いといて。)これまでも函館便や高松便もあった気がしますが、なんらかの理由があって廃止になったことと思います。函館にいたっては新幹線も出来たのでいずれ消えゆく運命でしたでしょうが。仙台レベルの街で、より田舎の地方都市と結ぶのは搭乗率とかの面で難しいのかと思うよ。とそんな状況の中、名乗りを上げたのがなんと出雲だとはね。松山とか鹿児島でもなく、出雲ですって。東北に住んでると全く馴染みないけどねぇ、あの辺。一年もったら素直に凄いなぁ。もし残ったら意外と需要のある路線だったとFDAの先見の明には感服するわ。一応アクセス鉄道もあるし仙台空港自体は利便性良いと思うんだ。綺麗なターミナルだし、現在LCCターミナル(?)って別棟も建設中ですし。民営化も手伝ってこれから頑張って欲しいね。
とかなんとか言ってますが今年の5月連休に、ちゃっかりFDAを使って出雲に行きました。だって7,000円で行けるし半年ぐらいで休止になりそうなんだもん。高速使って車で行ったり伊丹乗継ぎでスーパーはくとで行くのも馬鹿らしいよね。

色とりどりの航空機が来るのでなかなか飽きません。

外観はかつての面影を残しています。2階や3階のスペースは今どうなっているんだろうか。

名古屋からは一気に豊川まで降りて豊川からは新城方面に向かいます。名古屋もっと満喫したかったなぁ、次回また名古屋メインでドライブに来よう。
道の駅もっくる新城にてお昼ご飯。昼時とも重なりやたら混んでます。後で知りましたが開業したばっかりの道の駅だったそうですね。

猪(しし)ラーメンだそうです。

わざわざ新城に来たのは、日本三大堰堤のひとつと言われる長篠堰堤があるからです。(ほかは秋田の藤倉ダムと大分の白水溜池堰堤だそうです。)
越流吐が延長方向に非常に長いのが特徴的です。基本的にダムや堰堤は河川に対して横断する形で設置されますが、これは左岸側に堰堤を設け、右岸側にゲートを備えています(もとの地形を生かしているのでしょうか。)

赤いゲートが映えますね。

いかにも夏といった景色。

右岸に釣堀があり、釣堀伝いに川沿いまで降りられますが、柵もなく落っこちそう。結構落差があり怖い。左岸側は崖がせまり取水口まで降りる道がありますが、立入り禁止で堰堤近くへ降りていくのは難しそうです。

長篠からはそのまま山を越え浜松は龍潭寺を訪れます。井伊直虎の影響かここも人が多いです(井伊家ゆかりの地だったなんて知らないよ。日本史全然興味無いので...)

お庭が綺麗。木々のひとつひとつ、石もひとつひとつ手入れしていくのは骨が折れそう。

石庭もあり、建物自体も趣があり歴史を知らなくても十分楽しめます(歴史を知った方がより楽しめるのかと思いますが、いかんせん興味無いので...)

古い戸にも絵の痕跡が見られます。

上記戸の裏側。どういう絵が描いてあったんだろう。

襖越しの坪庭。語彙が貧しくて申し訳ないけど、すごく良いです!

日本庭園と中国庭園の違い。大きく言うと日本庭園は人の手があまり入っていないように見せかけ、中国庭園は人の手が入っているのを見せつけて自然を支配することを表現します。
どちらも興味深く面白いです。シェーンブルン宮殿やチズウィックガーデンにも一度は行ってみたいものです。(今回のモロッコついででロンドン寄り道の祭にアビーロードと共に行くはずだったのに...)

日曜の黄昏時といった雰囲気。時間がゆっくりと流れるようです。

お地蔵さんは、じっと訪れるお客さんを見ています。今までどんな人を見てきたんだろうか。

浜名湖まで降りてきました、ここでは東海道新幹線を見るよ。それはいいけど防音壁が高くて格好良く撮れない。よく見る「浜名湖を渡る新幹線の絵」はどこで撮れるのだろうか(行き当たりばったりで来るからこうなるんだいつも。良く調べてから来るべきなのに。いつも旅行すると帰ってから、あんなとこやこんなとこもあったと気づくダメなパターンです。)
0系や100系はおろか300系や500系でさえもう東海道を走っていないなんて衝撃的だよね。東海道にはN700系しかいないのかなぁ。なんか寂しい。

よくここまで来たと思うよ。君はよく頑張ったよ。帰ったらオイル交換してやるからそれまで頼むな。

浜松から富士宮まで高速をひた走り、富士宮にて一泊。ようやく最終日です。

富士宮といえば白糸の滝。やたらダムとか滝とか行きますが、水が好きなんです私。

まずは音止めの滝。ごうごうと音立ててるけどね。

そしてお目当の白糸の滝。ナイアガラの滝みたいなダイナミックな景色は大陸に任せるとして、日本はこういった繊細な風情を売りにしていきたいものです。
富士の伏流水でして、水がめちゃくちゃ綺麗です。岩の隙間からも水が湧いてるのかしら。

写真からも水音が聞こえてきそう。

滝の上には祠のようなものがあり、水がとても澄んでいます。汲めば飲めそう。

神秘的で、これは奉りたくなる気持ちも分かる。

サードアルバムのジャケットはこれだな。

富士山の麓をぐるっと回り、山梨に入って少し休憩。
国道139号でちらっと青木ヶ原樹海を通りました。正直樹海って言ってもただの森やんって思ってましたが、一面森なのね。一度遊歩道から離れて迷ったら抜け出せなさそうだわ。ほぼ高低差の無い360度森だから迷うよあれは。

富士吉田から中央道にて大月の猿橋に到着。

こちらも日本三大奇橋のひとつとされています。なんで猿橋と言うのかは分かりません。

上流に少し行けば谷は緩やかなのに

わざわざ急な狭窄部に橋をかけてます。今の道路設計の考えからいうと上流に橋をかけた方が無難ですが、当時は橋が流される危険性が無いので狭窄部の高い位置にかけたのかな。

去年岩国の錦帯橋に行ったので、あとは徳島は祖谷のかずら橋だけだ。

上流には新しい猿橋、下流には用水橋が架けられており、往時は交通の要だったのでしょうか。

見ての通り猿橋は人道橋ですが、新猿橋は車両の通行が可能です。すぐ隣に学校があり地元の通学路になってまして生活路として溶け込んでいます。
ちなみに近くには長いエスカレータで有名な四方津駅があったりと見所がいくつかあります。

少し寄り道して中央道廃道区間へ。なぜ廃道となったかは知らない。

奥には現道の中央道も望めます。

ここは、かつての高速道路に降り立てます。高速道路に車止めて降りることができるって新鮮!

立派な通りですが前後が細い市道としか繋がってないので車通りも少ないです

そもそも細い市道をあみだくじのように伝って来るので、ここまで来るのも結構大変。

国道20号を東へ進み神奈川県、相模ダムへ

高欄は後付け感満載ですが、それをものともしないデザインはどこか中華的でおしゃれ。

下流はこんな感じ。水は相模川として茅ヶ崎方面に流れていきます。茅ヶ崎と聞くともう目の前は町田や相模原など関東の街中なんだなと改めて実感しますね。

この後は中央道に乗りひたすら高速で帰っていきます。八王子ジャンクションで一部二車線になるので渋滞してます。普通の日でこれだから連休によく聞く小仏トンネルで50km渋滞っていうのも頷けます。
これにて日本半周の旅も終わり。結果的にモロッコは行けませんでしたが、これはこれで良い経験となりました。日本って広いです。

世界の車窓からvol.61(帰り近畿編)

2018年04月14日 21時28分02秒 | 旅行記
四国めぐりも終わり日本半周の試みも後半戦です。今回は和歌山〜三重をめぐります。と言っても紀伊半島の海沿いではなく内陸をぶち抜きます。海沿いルート(白浜〜新宮〜伊勢)はさすがに45号に似て疲れそう。
ちなみに近畿編に入れちゃいましたが三重は個人的に東海地方だと思っています。まぁ近鉄の支配下なので近畿扱いで良いよね。


徳島よりフェリー到着後、和歌山で一泊しました。本日は和歌山から愛知へ向かいますが、まず和歌山城へ行ってみます。和歌山の観光って分からない...

お城からは和歌山市街と海が見渡せます。市街と書きましたが写真は和歌山市駅側、和歌山市駅と和歌山駅とありますがどっちが都心部なのだろうか。そして意外に都会で驚いてます。西日本、基本的に人家の密度が高い。

大きくて立派なお城ですね。西日本はこのレベルのお城が県庁所在地以外の街にもわんさかあって羨ましいわ。
まだ朝というのにカメラの電池残量が赤いです。昨日の夕方まではなんともなかったからホテルで充電しなかったのに。

次はちょっと南まで足を伸ばし、和歌浦です。この辺はトンボロになっていて浅瀬が広がっています。風と波の音が聞こえるのみ、静かで良い感じ。近くには鹽竈神社があります。ついでに寄ってみた感じですが、意外に良い感じのところでして調べてから行けばもっと楽しかったかなぁと後悔。

不老橋です。アーチ石橋としてそこそこ古くて有名なはず(詳しくは知らない。)中国河北省にある安済橋、一度行ってみたいですなぁ。
このあとは紀ノ川沿いに奈良を目指します。結構和歌山市内車も多く時間を使ったので、京奈和道で一気に五条まで行ってしまいます(やたら新しい道路)。五条からは鉄路(JR?近鉄?)に沿って飛鳥を目指します。
紀ノ川沿いの景色をまともに見てないのが心残り。高野山も行ってみたいし次回ですな。この辺の斜面も全部畑(梅?みかん?)のため切り開かれています。山形でさえあまり斜面切り開いてないのに、人間の力ってなんか凄いわ。

飛鳥へ向かう途中の奈良の街並み(葛のあたり)。細い道がやたら多く迷路のよう、そしてお城みたいな立派な屋敷が通りに連続して面し、タイムスリップしたかのような不思議な空間。まさにドラマとか映画で見る日本の風景って感じ。
通る道は、グーグルさんに従い国道や県道なのですが、拡幅されたと思ったらすぐ途切れ一車の細道になります。ヤマトのトラックとすれ違いましたが大変だよ運転するの。この辺掘ると遺跡が出ちゃうから工事も進まないのかしら。

飛鳥まで来ました。公園の駐車場に停め、ぶらっと周ります。まずは鬼の雪隠。要は厠のことですね。

後ろを振り向くと、日本の夏の里山が広がっています。近くのため池では亀が石の上で日向ぼっこしています。平和!

こちらは高松塚古墳。一回掘り起こして、再度埋め直したようです。

有名な壁画は一般公開してないらしく壁画館にてレプリカが観られます。中のおじさんが説明好きでいろいろ教えてもらいました、発見当時の壁画と再現壁画が並べて展示されており興味深かったです。小さい施設の割に内容が濃くて面白かったですよ。
キトラ古墳も行きたいのですが時間がありません、巻いていきます。飛鳥からは桜井、宇陀を抜けて名張に向かいます。やっと三重です。

国道165号からアーバンライナーを横目に赤目四十八滝に向かいます。やたら虫が多い、まぁ沢沿いなので仕方ない。

まずしょっぱな大きな二段滝がお出迎え。なんとかの滝です。それぞれの滝には名前が付いていますがいちいち覚えてられません。

赤目牛の像を写真に撮ったらカメラの電池がついに切れました。ここからはiPhoneによる撮影です。

岩がごろごろしています。こんなでかい岩が流れてくるなんで土石流の威力半端ないわ。遊歩道も整備されていて沢沿いの山道は歩き安いです。なんとかの滝まで徒歩30分とか1時間とか、登り始めの看板に記載してありましたが、結構あっという間に登れてしまいました。

水や緑がすごく綺麗、もののけ姫がいそう。

少し奥まで歩いたところで、また大きな滝とちょっとした休憩所がありました。街灯がなく日没前に帰っておいでと受付の人に言われたので、最果てまでは行かずここらでもうそろそろ戻ります。

オオサンショウウオさんの生息地として有名だそうです。自然豊かでしたね。帰り際、山道を下っているところでしつこく蚊が追い回してくるので振り払ったところ、メガネも一緒に振り払ってしまい谷底に吹っ飛んで行きました。柵の向こうは結構な急傾斜で困りましたが、これでは車も運転できないので木に掴まりながら手探りでメガネを探す私... 見つかってよかったのですが沢に流されていたら帰れなかったよ。

名張出発後は伊賀に抜け、名阪国から亀山、四日市、名古屋と向かいます。名阪国道や東名阪道、やたらトラックの交通量が多くて怖いよ。
名古屋は都市高速を抜けて一宮へ向かいます。道路照明が並んでいる様や道路の継ぎ目をバコンバコンと走り抜ける都市高速ならではの感覚、昔この辺りに住んでいた記憶がよみがえり懐かしいですね。国道22号も車通りやたら多いけど楽しいなぁ。春日井や一宮は名古屋走りとして有名と聞くけど、全然仙台と変わりないです。自分の運転で名古屋に来るのは初めてですが、居心地が良いというか普通に走り慣れた道を走っている感覚で気持ちが良いです。むしろ今回色々な街をぐるぐる回りましたが仙台の運転が他と比べて荒いです。
と言うか今回様々な高速道路も走りましたが、これまで走ってきた道で一番ひどい線形しているところ川崎JCTから仙台南ICまでと思います本当に。今のところ暫定一位の難所ですわあそこ。

世界の車窓からvol.60(南の島編)

2018年04月01日 16時53分36秒 | 旅行記
年度末、慌ただしいですね。といってもう4月なんだ!?年々一年が早いです。かく言う私も四捨五入すると30となってしまう歳に。老いが怖いよ!
さて、ちょっと間が空きましたが前回の続きで四国初上陸の旅です。今回は写真が多いです。


神戸を抜けて淡路島へ。淡路からの明石海峡大橋。結構対岸(明石市)が近いですね。
それにしても片側3車線なんて立派な道路ですこと。気仙沼大橋でさえ片側1車なのに。そういえば三陸自動車道もとうとう大谷海岸〜気仙沼が開通しました!あとは歌津〜大谷海岸だけだ!待ち遠しい。

淡路島北端の岩屋には絵島があります。

ここ絵島は日本書紀に登場する歴史のある島だそう。の割には大分侵食しててそのうち無くなってしまうのではないか心配になります。

泥岩かな?堆積のマーブル模様が綺麗。三陸海岸とは岩の色も表面の形状も異なります。

ほのかに磯の香りもして、松島とはまた違う日本の海岸風景といった感じ。

東海岸を南下しつつ、ちょっと休憩。夏の日差しが気持ちいい。
淡路市を抜けると国道28号は海岸沿いを走ります、対岸の和歌山県も望めるので良いドライブルートです。洲本で昼飯を取りまたどんどん南下していきます。淡路島って大きい島に感じましたが面積的には仙台市より小さいのですね。そんな気しなかったけど。

上田池まで来ました。実は土木遺産に指定されている立派な堰堤なのですが、アクセスがなかなか大変。

堤頂から良い景色が望めます。程よい田舎です、畑は全部玉ねぎ畑なのかなぁ。

堰堤のデザイン、草の茂り具合や堤体の風化具合を見ても、もはや工芸品のようですね。

高欄の模様も市松模様?でおしゃれ。

洪水吐部はデザインを変えて橋のようにしています。高欄の模様も堤体部とも異なっています。

こうして見ると、どこかお城のよう。

下流から見ても存在感がありつつ周囲とも馴染んでいます。

そのままひたすら南下しついに四国突入、徳島県鳴門市にとうちゃこ!鳴門大橋のたもとまで来ました。高速下りてぐるっと回らなきゃないのね。
こうして思うと淡路の人は淡路を脱出するのに必ず高速に乗り換えなければならないのか。高速乗ってしまえば神戸や徳島にも近いのですが、なかなか通勤・通学で毎回高速乗らなきゃないと思うとしんどいかな。

時間が悪く渦潮は見れずじまい、まぁまた次回ですな。とりあえず鳴門金時スウィートポテトが美味しかったのでいくつか買って高松へ向かいます。明石海峡大橋や鳴門大橋も瀬戸大橋のように鉄道通せば京阪神から徳島まで近いのに。橋の構造自体鉄道通せない作りなのかなぁ。
鳴門からはひたすら国道11号を高徳線に沿って北上します。徳島側は海岸線に山が立ち、香川県に入ると平野が広がります。夕日が綺麗でしたねぇ。
香川県も日本で一番小さい都道府県と聞くので難なく高松まで行けると思ったら意外に広くて街並みもずっと続いてて信号も多いです。確かに45号と比べたら退屈しない道でしたが、徳島と高松って通勤圏内かと思ってましたよ。

高松到着後ホテルからの夜景です。海が近くてまさに港町ですね。青森のよう。高松もそこそこ大きい街ですが、瓦町のあたりうろうろしてどこかノスタルジックというかレトロというか、昭和臭い感じがします。11号をまたぐ踏切があるなんて凄いことですよ!(そういえば4号に踏切ってあったかなぁ。)

とここで、今回の旅のテーマソングをひとつ。山口百恵の「いい日旅立ち」です。
ひたすら28号と11号で運転中山口百恵をかけていたこともありますが、新神戸駅にふらっと寄った時に構内チャイムで使用されていたこと(東海道新幹線かな?)、淡路や四国の街並みがどことなくノスタルジックというか昭和臭い感じ印象強く残ってます(まぁ青森や敦賀も大概だけどね。その点仙台は新しい香りがします。なんなんだろうね、建物の作りなのか、道路の配置なのか、広告看板とか?)

他にも「夢先案内人」や「愛染橋」も候補の一つでした。「曼珠沙華」でもいいね。


高松で一泊したのち琴平へ向かいます。電車で来てないですが駅がおしゃれなので寄ってみます。天気が良いなぁ。

駅前の高灯籠。

思えば随分遠くに来たわ。よく行ったよ車で。

ことでん。かわいいらしい車両。

階段を登ります。雰囲気は九份みたい。金毘羅宮まで登っていきます。
途中、あと◯段と表記がありますが、結構登って汗だくで熱中症なるんじゃないかと思ってもあと3・4百段あったりするんだよんね。

石灯籠が並びます。ここにきてどっと中国人観光客が多いです。

本殿の前の社。もはや本殿のような荘厳さ。

上まで登りきると讃岐平野と讃岐富士が望めます。人家の密度高いな。

謎の渡り廊下。なんで高床式なのだろうか。

本宮はこちら。

長い石段を降りご褒美にオリーブアイスを食べます。少ししょっぱい。油とアイスが分離して食べにくいです(笑)どうせならアイスに練り込んでくれ。

そして香川といえば豊稔池ダム、まんのう池も行きたかったのですが時間がなさそうなので行きません。

街中のダムかと思ったら結構山奥にあります。ダムカードは現地でもらえないので注意。

自然と調和しています。人工物だけど「人工物感」がないので良いです。

逆光でいいかんじ。セカンドアルバムのジャケットに使うわ

水は結構汚いですね。まさにため池ってかんじ。世界三大がっかりダムの一つに任命したい。
(マーライオンは言うほど小さくないしがっかりしないよ、まぁ想像通りというか。)

峠を越え徳島に入ると池田で少し南下し松尾川温泉まで来ました。国道32号から分岐し凄い細道を進んで行ますが、奥までしっかり家が建っています。そして斜面にも家がへばりついています。砂防とかこの辺どうなっているんだ。東北では見ないような景色が広がっているのでびっくりです。よくこんなところにまで人が住んでいると関心してしまいます。雪は降らないのかなぁ。
細道の途中では「ばこん!」とポットホールにはまりびっくり。何事もなさそうでしたが、足回りやられたら帰れなくなるので良かった良かった。確かこれでも県道のはず、道路直してくれ。
せっかく近くまで来たので祖谷や大歩危小歩危も寄ればよかったなぁ。次回ここまで車で来るの結構大変だぞ。

その後は吉野川に沿って国道192号を東へ進み道の駅三野へ、中央構造線の露頭があるのです。
(道の駅三野でお土産買いたかったのですが正直ぱっとせず、対岸にある貞光ゆうゆう館にてお土産を買います。)

見てもよく分からないですなぁ。中央構造線レベルだと大破砕帯が広がってるものと思ってましたが、粘土層で埋まってるみたい?

ただ、対岸に目をやると吉野川の雄大な景色が広がっています。綺麗。

徳島市内へ行き和歌山行きフェリーに乗ります。コペンさん初フェリー
徳島の街中、特に11号吉野川の橋梁は車が多く渋滞してましたね。意外と都会なんですなぁ、てっきり山形みたいなところと思っていたら普通に仙台みたいでしたよ。

約2時間強の船旅です。船内は結構がらっとしつつも賑わい(家族連れや私のような一人旅、帰省中?の学生さん)もいまして、ゆったり平和な時間でした。混んでると写真のようなカーペット席では窮屈というか、他の人とは適度な距離感が欲しくなります。特に一人の場合。

今思うと信じられない位置情報です(笑)よくここまで車で行ったよ。

結局駆け足で四国を回ったのであまり満喫していませんね。意外に徳島の見所が結構ありそうなので、次回じっくり回ってみたいものです。
徳島は節穴だったなぁ、一泊しても良かったかな。徳島また行きたい。

日本って広いよ!

世界の車窓からvol.59(行き近畿編)

2018年01月21日 14時33分20秒 | 旅行記
北陸編の次は敦賀を発ち神戸を目指します。
前日は敦賀に一泊しましたが、敦賀の気仙沼感がすごいですね。福井県内、8号を走ると福井から武生まで山形の13号を走ってるようでしたが、トンネルを抜けて日本海に出ると山が海にせり立つ三陸のような景色に。そしてここからが結構長い。
そして福井の人たちみんな優しい運転ですね。大動脈の8号なのに荒い運転の人はいませんでしたし、車線変更や合流でも譲ってくれます(まぁ他県ナンバーだからかもしれませんが)

8/29、敦賀を出て小浜・舞鶴と若狭を西へ進んでいきます。富山・石川・福井までは東北っぽい景色もありましたが、ここからは一変。関東や東北とは雰囲気が異なり、西日本に来たなぁと実感します。
若狭って三陸みたいだと思ったら、意外と山と山の間には平地があって田んぼが広がっています。地層で有名な三方五湖や若狭の海辺もゆっくり満喫してみたかったです。27号から時折見える若狭の海は夏の日差しを浴びて凄く綺麗に輝いていました。冬はこの辺り豪雪地帯なんだべね、今時期圧雪路面なのかしら。京都と若狭は隣同士なのに峠超えて京都市まで抜けられないのが少し残念。

東舞鶴港で少し休憩。敦賀から意外と距離がありました。高速使ってもあまり景色楽しめないので、なるべく下道優先で来ています。

港にはトレーラーが並んでいます。去年は各地の港でヒアリが叫ばれましたが、正直越冬できないと思う。どうなんだろ。排水溝とか室外機の裏で頑張ってるのかな。
舞鶴は東舞鶴と西舞鶴の合わさった塩釜のような双子都市。この日は早朝に北朝鮮からミサイルが飛んできましたが自衛隊基地はあまり忙しくなさそうでした。むしろ東北が慌ててたかな、三沢基地とか。敦賀のホテルで私慌てましたもん。
西日本に来てからというものの、押しボタン式横断歩道が黄色点滅信号なことに少し驚きつつ舞鶴からは舞鶴若狭道で福知山を目指します。

ということで福知山城まで来ました。丘の上に立つお城。かっこいいね。

お城周りはこじんまりしていますが、特に人もいないので静かです。お城から山陰本線が望めますが、鉄橋を特急こうのとりが通り過ぎていきます。テレビや雑誌でしか見たことのない列車が目の前を通り過ぎていくと興奮しますね。飛行機や新幹線を使わず車で来ているのに、新幹線や飛行機を使わないと普段お目にかかれないものを見ているというこの不思議な感覚。

福知山城は本物ではなく再建されたもののようですが、古そうで雰囲気ありますね。

本日火曜日休館日なり。がーん。どおりで人いないわけだ。

お城から福知山市街が一望できます。白石もこのぐらいの規模の街だったら良いんだけどなぁ。お城もあるし一応城下町、南北・東西の国道や主要鉄道も通ってるし、仙台・福島という県庁所在地に挟まれた立地から、ポテンシャルはあると思うんだ。
地元の友達が現在福知山に住んでいるらしく(なんでまた福知山なんかにと思いますが)ちょうど先日帰省した時に福知山周辺(それこそ若狭から京都・兵庫北部にかけて)の話題で少し盛り上がりました。旅行してその土地のこといくらかでも知っていれば、こうして話題の幅が広がるのでそういう面でも旅行は楽しいです。私は1回しか行ったことないので取ってつけた知識ですが、あの辺は美味しい店があるよなんて聞かされたり今回知らなかったけど京丹後の久美浜が綺麗な所らしく(天橋立よりいいらしい)また行きたい気持ちにもなります。松島も宮島も行ったし、天橋立もいつか行こうね。
お昼を回ったので舞鶴道で神戸を目指します。途中9号の青看を見ると鳥取まで120kmとの表記があり、なんとまぁ近いこと。
福知山からは丹波・篠山と兵庫県内に入ります。兵庫と聞くと都会のイメージですが、のどかな田舎の風景が続きます。小高い丘と水田、小道沿いの瓦屋根が立派な集落がほつほつと、斜面には茶畑と、日本的な風景が広がってます。なんと言うんでしょうか、一面ただっ広い水田が広がり家屋が散らばる越後平野や東北の諸盆地が日本の風景と勝手に思ってましたが、私の知ってる日本の風景とはまた別の日本の風景が広がってます。日本って広いんだなー

ようやく新神戸まで来ました。トンネルを抜けると大都会が広がります。仙台で例えると西道路だけど全然比じゃない。
三田あたりから神戸の高速道路網意味不明で怖い怖い。姫路ナンバーのクラウンやBMWが怖い怖い。

駅を出てすぐ、高架下に布引の滝の案内矢印があります。矢印に従います。

駅より徒歩五分ほどのところ。こんなに緑が広がってます、駅裏と駅表の差が激しいよ。

布引の雌滝。右の取水塔がおしゃれ。どんどん登っていきます。

布引の雄滝。まだ登ります、木陰は涼しいけど神戸いきなり蒸し暑い。これまでの日本海側となんか違う。

歩き疲れました、展望台で休憩。全然汗が引かない。こうしてみると香港みたいですね、夜景が有名なのも頷けます。

布引五本松堰堤まで来ました。日本で最初の重力式コンクリートダムです。ゆっくり見て回りたかったですが蚊が多くてそそくさと退散。暑さでふらふらだったので体調的にもヤバさを感じました。

三宮の街中まで降りてきました。街並みが銀座みたいで落ち着いています、おしゃれ。

旧神戸外国人居留地下水管です。卵型のレンガ積み下水管です。街角にひっそりと保存されています。

断面はこんな感じ。

布引ダムといい明治の面影を感じます。神戸楽しい。

外国人居留地周辺をぶらぶら散歩します。全体的に西洋ちっくな街並みで落ち着いています、軽トラはあんまり似合わない。

と思うと、ごみごみした東洋風な景色に戻ります。二階建ての都市高速が海上にあります、海と山に挟まれた狭い土地に無理やり押し込んでる感を見事に示しています。

海を見に散歩します。ひとりでも寂しくなんかないもんね。

海を見ながらはしゃいでる女の子4人組がいました、ぴちぴちして可愛いです。というか神戸の女の子基本可愛いです。移住したい。

日も落ちかけてそれっぽくなってきました。

神戸といえばおなじみの神戸ポートタワー

海の反射と空の色が少し不気味。明日も晴れるといいな。

南京町の中華街にて夕飯を食べる。意外と中華街って範囲狭いんだね、もっとお店が連なって街並みが出来上がってるものと思ってましたがほんの一区画にすぎない。ひとり修学旅行気分で神戸満喫。

夜が空けて今度は立ヶ畑ダムを目指します。五本松堰堤もでしたが六甲山地結構急斜面でして凍ったら酷そうです、凍ることないのかな。犬の小便臭いのと蚊が多いので良い道ではない。

立ヶ畑ダム到着。白い石積みの堰堤でこちらもおしゃれ。

苔むしているあたりが年季を感じます。このあたりは水の科学館や神戸市浄水場もあり散歩するには楽しそうです。

取水塔も明治・大正風で、もはや文化財のオーラがでています。東北にこんなところないぞ。

減勢工も迷路みたいで独特の形をしています。現在の考え方とは異なる昔の構造物ならではですね、好きです。

さて行き近畿編はこのくらいで、この後淡路を通過して四国を目指します。国道2号、28号から須磨ICに乗り、いざ明石海峡大橋へ!
四国めぐりをした後、また近畿には戻ってきますので帰り近畿編もあります。

世界の車窓からvol.58(幻の地中海バカンス編)

2018年01月20日 19時25分40秒 | 旅行記
平成30年ですね。あけましておめでとうございます。だいぶ遅いですが。

2017年8月。お盆は事務所のお留守番として居残り、お盆を過ぎた頃に夏休みを一週間もらいまして念願のモロッコへ旅立つ予定でした(8/24〜9/3と11日も大連休ですわ)。
だが、だがしかし、旅立つ一週間前にバルセロナにてテロがありました。予定としてカサブランカ→フェズ→タンジェ→アルヘシラス→ジブラルタル→ロンドンと向かうことにしてまして、まさにスペイン・イギリスを経由する予定でした。問題はタンジェ〜アルヘシラス間のフェリーによる出入境と、ラリネアデラコンセプション〜ジブラルタル間の徒歩による出入境(ロンドンでパスポートチェックされるのかしら。イギリスの入境って厳しいらしいし)がスムーズに行われるかという点。こんなルートで出入境繰り返す日本人なんて怪しいことこの上ない。ましてやバルセロナでのテロ実行犯がモロッコ系ということで、おいマジかよみたいな(職場のみんなに突っ込まれました)。
まぁ正直大丈夫だろうけど不安な気持ちのまま旅行しても楽しく無いですし、疑心暗鬼になって現地の人みんな警戒しなきゃないのも悲しい。ということで、悩んだ挙句直前キャンセルをし一週間手持ち無沙汰となりました(夏のボーナスは捨てましたわ...シャウエン行きたかったよぉ)

ということで西を目指してドライブします。目標は石見銀山や角島、道後温泉も行けると良いなぁ。旅路の記録はとんでもなく長いのでそれぞれ分けます、今回は北陸編。結果として行けた先は香川・徳島まででした。

8/26〜27は米沢にて職場のみんなとBBQお泊まりの予定だったので急遽参加します。旅はここからスタート。写真は米沢の沢あそび風景。ここで後輩がメガネを落とす。今頃日本海に沈んでるのかしら。
次の日はみんなして仙台に帰る中、私だけ新潟方面へ。楽しいドライブになりそうな予感。

米沢から113号を経由し日東道荒川胎内 ICからはるばる北陸道小杉ICへ向かい高岡から能越道氷見ICへ。半年のうちに二回も富山に来るなんてね。峠を越えて羽咋市は千里浜までやってきました。朝米沢を発ちざっと5時間。

ここは自動車の通行可能な砂浜として日本唯一なのです。粒子が細かいのでしっかり噛み合い支持力が確保できるのだそう。CBR値いくつぐらいなんだろうか。
あまり粒子が細かいと機械の内部に入って錆びつかせないか不安ですが、まぁ車なんて消耗品なので楽しんだもの勝ちです。

夕日に染まりオレンジが眩しい。天気もすこぶる良くオープンが爽快。こうしてみるとホイールがツライチになっていればもっと良かったのにね。

気持ち良い夕日。初日からモロッコのことを忘れて満喫w

この日は金沢にて一泊します。ホテルで一服してBSつけたらモロッコの特集やってます。なんの嫌がらせだよ。
気分悪いので鳥居やガラス屋根で有名な金沢駅まで散歩してみました。鳥居の他にも噴水があったり、地下に伸びる吹き抜けがあったり建築物として確かに凄いです。金沢駅って地下ホームあったんだ。
駅舎は中央に駅表・駅裏をぶちぬくコンコースが広がり、在来線・新幹線ホームともに上の階にあるので、ちょうど造りは尾張一宮・名鉄一宮みたい。時間はまだ20時前後なのに、全然人がいないんだが...

その後卯辰山に向かい金沢の夜景を眺めます。先客がいましてカップルの邪魔をします。すまんな。
金沢の街並み、雰囲気は会津を郡山っぽくして県庁所在地にした感じ。垣根から虫の音が聞こえるのはお洒落でしたが駅前は人通りも少ないしお店閉まるの早いよ。片町まで来ると繁華で賑やかでしたが、片町だけね。


8/28、徐々に南下します。そこかしこでVdrugや8番ラーメンを見かけます。薬王堂がんばれ。
道中の手取渓谷や百万貫岩にも寄り道したかったのですが時間がなさそうなので、まずは手取川ダム。

堤体はレンズに収まりきらない。隙間に緑がほつほつと見られますが綺麗なリップラップ。お城の石垣やピラミッドを思わせます。本日も快晴なり。手取川沿いは只見川や阿仁川に雰囲気が似てます。どちらも雪深いところですが地形的に何か共通点あるのかしら。
近くにある道の駅瀬女にて、可愛い姉ちゃんの甘い言葉に誘われ温泉卵(おんたまさん)の試食をします。なんでも奥の温泉(白山の麓?)にて有名なんだそうで販売に向けたアンケートだそうでした。てっきり買わされるものかと思いましたが、むしろまだ販売してないそうでした。とろとろで美味しかったです、どこ温泉か聞いておけばよかった。いずれ行こう。それにしても本当お姉さん可愛かったなぁ。また行こう。


谷トンネルを抜けて福井県へ。今回の目的地、福井県立恐竜博物館に来ました!結構駐車場混んでる。関東ナンバーや名古屋、神戸、岡山などがいます。東北はゼロ。

長年行きたかったところ、わくわくを抑えきれない。

恐竜の卵展なるものを開催しています。まだ夏休み期間中のようで家族連れでごったがえしています。えらいとこに来たなぁ。

入ると広い吹き抜けが広がり、まず一通のエスカレーターで最下階に向かいます。建物の造りも興味深い。

ケラトサウルス。意外に小さい。そして頭骨が薄く華奢ですね。

タルボサウルスと奥にはティラノサウルス。色が違うのは採掘地の問題なのかしら。モンゴルとアメリカで同じ化石でも組成が違うのかなぁ。まぁ展示はレプリカでしょうけど。

角竜類の展示。並べるとトリケラトプスだけ別格ですね、重厚な頭骨。角もさらに角質で覆われていたと思うと生きていた時はどこまで太く長かったのか。(ジャクソンカメレオンの角にも芯となる骨はあるのかな。)

パキケファロサウルス。こうしてみると横に幅広い肋骨。4足歩行だった?

オウラノサウルス。かっこいいね、いずれ折り紙で折りたいもののひとつ。

ブロントテリウム。現生のサイの角には骨がないですが、こちらはあるのね。

アルシノイテリウム。頭だけの展示ですが全身を想像すると巨体だったんだべね。

『魚の群れ(大量死を示す)』とありますが、どういう経緯で化石になったんだべ。稚魚だったら分からなくはないけど(孵化した瞬間的な?)不思議。

『18世紀に描かれた中生代の動物たちの様子』とあります。大体はなんとなく分かりますが、右端に謎の生物がいるんですが...

博物館を後にし九頭竜湖まで来ました。ここまで来ると山越えればすぐ岐阜県

ちょっと上流まで行くと、またまた巨大なフィルダムのお出まし、九頭竜ダムです。

洪水吐はもはや巨大なウォータースライダーのよう。ベタ踏み坂だね。

少し下流には鷲ダムもあります。今まで見てきたダムの中でトップを争う格好良さ。フラットなアーチ、年季の入ったコンクリート、整然と並ぶゲート、これはかっこいいね。

もし私がCDを出す機会があれば、ファーストアルバムのジャケットはこれを使おう。
この後は大野から福井に入り、ひたすら8号を西に進み敦賀にて一泊します。勝山や大野まできた手前、平泉寺白山神社や下黒谷雪崩防護擁壁を見に行きたかったのですが時間がなさそうなので今回はパス。本当は恐竜博物館の後に行くつもりでしたが博物館がやたら面白く3時間近くいたもので。
敦賀へは20時頃に着いてソースカツ丼を食べに出かけたかったのですが、車もホテルの駐車場に入れちゃったし遠出はしたくないから駅前で探すもお店どこもやってないんだけど...事前に調べとかない私が悪いのですが、20時の駅前でお店見つけにくいってどういうこと。

とりあえず今回はここまで。本当テロとかくそだわ。くたばれくたばれ。
去年の職場の忘年会にて、ビンゴ大会があったので景品係の私はディズニーランドチケットや仙台牛肉1kgの脇にバブーシュとアルガンオイルを忍ばせておきました。痛い出費のバカンス、ほんと去年は厄年な一年でした、忘れたいわ。

世界の車窓からvol.57(岩手陸の孤島編)

2017年12月31日 18時24分59秒 | 旅行記
今年の話は今年のうちにまとめたいですね。とりあえず無理そう...
6月の話です。岩手は宮古を目指します。


東北道から盛岡へ寄り道、四十四田ダムです。近くまで市街地が迫ってましてダム公園には結構人がいます。両岸がフィル、中央が重力式コンクリートと堤体様式が分かりやすいアングル。

下流を見てみます。これより先、北上川は180km近く盛岡→平泉→登米→石巻と行きます。長い旅路ですな。

注意文を見ると釣り自体を禁止しているわけではないようですね。

ダム湖からの岩手山。途中古川から北上にかけて降ったり止んだりの不安定な大雨でした(ワイパー最大にしても見えないので周りに合わせ自主的60km/h制限の中、黒ベンツが100km/h以上で追い抜いてったのはびっくり)ですが盛岡到着時はご覧のように晴れ。良かった良かった。

高さも幅もあり、なかなか重厚なコンクリート堤体

引きで撮ってみる。アバット部はフィル。両岸の地盤弱いなら一連フィルでも良かったのではなかろうか。
さて15時を過ぎていたので、ここからはひたすら106号にて宮古を目指します。10年ぶりぐらいに通りましたが、盛岡市内は簗川道路が出来上がってまして区界峠まで30分くらいで行けるんですね。峠を越えると宮古市なのであら早いと思ったら、そこから海まで約1時間半。結局17時半に宮古着、遠いよ。この日は友人宅にお泊まりです。

次の日、宮古では田老にてパワーストックに参加したりして。帰りは19時に宮古発でひたすら45号を仙台に向かって走り続けます。
帰宅したのは23時、一応時間的には宮古まで日帰りできることが判明。

世界の車窓からvol.56(奥会津只見川遡り編)

2017年12月30日 22時30分12秒 | 旅行記
年末というのに今年の五月の話です。

東北電力でこんなことをおっぱじめたので参加してみます。この辺は発電ダムが主なので堤高をあまり稼がない堤防幅が広いダムが多いです。

まずは磐越道を会津坂下ICで降りると、すぐ片門発電所があります。ちなみにダムの見える下流まで行こうと思うと結構回り道が面倒臭いです。
磐越道が将来4車線になるということは、この目の前の大きな橋をもう一本架ける必要があります。磐越道の会津以西の4車化は遠いね。

昭和28年製のゲート。かなり古いですね。うちの親と同い年。

堤頂から見るとこんな感じ。減勢工が沈下しているようにも見える?

左が新しいゲートで右が先ほどの昭和28年製のゲート、新旧混在しています。新と言っても昭和44年製だけど


国道252号をひたすら南下して会津柳津まで来ました。出来立ての粟饅頭はもちもちほかほかしていてすごく美味しいです。是非おためし。

柳津と言えば福満虚空藏菩薩圓藏寺(長い名前)

主要街道沿いでもない片田舎に位置する割に立派なお寺です(失礼)

堂内は古そうな絵が沢山あります。最近、寺社仏閣を巡っては古い絵を見るのが好きです。

ここ柳津は赤べこの元ネタになったそうです。満子ちょっと欲しい。

牛の像が結構あります。

こうして見上げるとなんちゃって清水寺。紅葉の時期や雪の積もる時期なんかも良い景色かも。


どんどん上流へ攻めていきます。次は宮下ダム(途中の柳津ダムも寄りましたが良い写真が無かったので割愛)
国道は左岸部をスノーシェッドで渡っているため手前(右岸側)は交通量もなく静か。うっかり国道を渡ると立ち寄れずに通り過ぎてしまいます。

洪水吐の流路部が立体的な形状でかっこいい。直接ダム湖(柳津ダムの貯水池)に注ぐから副ダムを設けてないのかしら。

右岸側は道路(旧道?)と只見線が並行していまして、ちょうど只見線の特別列車が通過する時間と重なっていたみたいで、沿線には写真撮る人達がぽつぽつ見られました。


玉梨温泉に寄り道します。ここはまだ桜が満開です。恵比寿屋旅館に行きたかったのですが時間的に日帰り受け付けてもらえず脇にある共同浴場のせせらぎ荘へ。近くには地熱発電所博物館もあるので寄ってみたかったですが、まぁそこはまた次回。少し先には木賊温泉という興味深い温泉もあります。いずれ行ってみよう。

本名ダムです。ここは山間の狭窄部に設置されていて幾分ダムっぽいダム。

剥き出しのトラス鉄骨が工場や港を彷彿とさせます。工場夜景を見に行く人の気持ちが分かります。近くに行くと流れ落ちる轟音に圧倒されてちょっと怖い。
上田ダムは今回は通過します(知らず知らずのうちに通り過ぎた)

次は滝ダムです。結構上流まで来ました。ゲートが再塗装されたのかピカピカですね。旧道(通行止)のスノーシェッド脇にあるのでなかなか行きづらいダムです。
河道がちょうどヘアピンカーブしている箇所に作られたダムでして、航空写真で見るとダム湖は面白い形状をしています。左岸部がすごく薄っぺらいけども遮水工やリムトンネルがどういう配置になっているか気になるところ。

只見ダムです。ここまできて唯一のアースダム。奥には田子倉ダムがちらり。

ダム湖から望むダム堤体ってのも珍しい光景。

田子倉ダムから只見ダムを覗くとこんな感じ。こうして見ると険しい山々を只見川が縫うように流れているんだね。

上流にはまだ雪が残っています。この先にもさらに大鳥ダムと奥只見ダムがあります。大鳥ダムは航空写真で見るとかっこよさそうなアーチダムですが普通には近づけません。奥只見ダムも南魚沼方面からしかアクセスできないので(正確には福島からも行けなくはないけど物好きしか通らないだろうと言うようなルート)、今回は諦めて南会津方面へひたすら289と121号を抜けて帰ります。

只見展示館にて只見川縦断図がありましたが、こうして見ると只見川はダムだらけ。もはや落差工みたいになってるじゃん(笑)

さて、まだ下半期分の記事が残ってますが今回はこの辺で。
今年一年は本当に厄年でした(月一回は運の悪い出来事がありました。)来年は良い年になるといいなぁ。
ブログ的には折り紙もできたし良いことにしよう。来年までごきげんよう。

世界の車窓からvol.55(正解は越後めぐり編)

2017年11月05日 19時09分09秒 | 旅行記
最近めっきり寒くなってきましたね。日も短くなり冬の近づきを感じます。さて少し暖かい話題でも、今年の5月の連休は天気もすこぶるよく初夏の陽気を感じながら新潟を巡りました。あれ?最近よく磐越道通りますね。

道の駅新潟ふるさと村。チューリップといえば富山のイメージでしたが新潟も有名なんだね。

なんだかんだ夜になり萬代橋へ。港町って感じがして新潟の街が好きです。
新潟駅から歩いて行きましたが新潟駅が現在高架化工事中でして、将来在来線ホームも新幹線ホームと同一の高さとなり新幹線と特急いなほとの乗換えがドアtoドアで可能になるそうです。これは楽しみ。それに伴って新潟駅北口の昭和感の残る駅ビルは解体されるんでしょうね。尾張一宮の駅ビルも昭和感ありましたがいつの間にか中庭のある最近の駅ビルになってました、あんな感じになるのかな。国鉄感の残る地方のターミナル駅舎って少なくなりましたね。古い建物が無くなるのは少し寂しいですが、新しい駅ビルが出来上がるのもわくわくします。

次の日は弥彦神社に向かいます。道路に立派な大鳥居が立っていました、いやー天気がいいですね。朝そこそこ早かったので道路も混まず駐車場もすぐ入れられました(といっても多い方でしたが)

本物の鳥居はこちら。参道では鶏の鳴き声コンテスト(?)のため鳥籠がずらりと並んでいました。茶色い虹色に輝く羽根を持つニワトリさん(軍鶏?)がかっこよかったです。

少し歩いていくと神社本殿です、大きいなぁ。そして天気が良い。本殿の周りでは盆栽の展示をしていました。盆栽なんて初めてじっくり見ましたが、自然を人の手で作っているようで面白いですね。折れ曲がる枝や石の配置を見ると人の手でいじらないとこうはならないと思いつつも人工的でないところが不思議です。

弥彦産に登るためロープウェー山麓駅まできました。小学校の遠足を思い出させるようなノスタルジックな駅舎がいいですね。

初夏ってかんじ。

てっぺんまでくると見晴らしがいいです。佐渡島まで見ることができます。レンズの傷が目立つ...

まるで八木山のように山の上には鉄塔がいっぱい。ここまでロープウェーを使わなくても車で来れるんですね、オープンドライブ気持ちいいだろうなぁ。

反対側を望むと、水張りした越後平野と信濃川。前回訪れることのできなかった大河津分水路が見えます。

弥彦神社の境内まで降りてきました。涼しげな水路と緑がまぶしい。冒頭で最近寒いので温まろうって話してたのにね。

この時間となると道路は車で混んでまして、意外と関東ナンバーが多いです。わざわざご苦労様。弥彦の街並みも遠刈田や山寺のように整然としていて立派な観光地なんだねー。

午後からはカーブドッチワイナリーへ。新潟でワインなんて全然イメージもなく友達に連れられて初めて来ました。新潟の海沿いは新潟砂丘で有名ですが、砂地盤がワインの作付けに適していたのでしょうか。

野良猫なのかな、ワイナリーのそばで日向ぼっこしてました。

友達との旅行は、こう自分一人では行かないようなところに連れてってくれるので楽しいですね。

そのまま日本海側を進んでいくとちょうど夕刻。金曜ロードショーが始まりそうな予感。写っているお姉さん二人・子供二人とも知らない人。

佐渡島をバックに沈んでいきます。さらにその奥からはミサイルが飛んでくる。

次の日はマリンピア日本海へ。マリンピア日本海ってボロいイメージがありましたが、新しく綺麗な施設でした(建替えたのか?)。屋外施設も公園のようになっていて天気がいいこともあり気持ち良かったですね。のどぐろ食べたい。写真はイルカショーにて選抜の三名がタッチに参加するところ。ここでも小学校の遠足を思い出させるような懐かしさを感じます。

アザラシは岩の上の縄張り争いをしてます。ファインディングドリーにも同じようなアザラシ出てきたけど、あれのまんま。

仙台に帰る途中、胎内にて黒川の臭水に寄ります。新潟といえば秋田とともに日本では珍しく石油や天然ガスの取れるところ。

汚い水たまりがあちこちにありますが、これがいわゆる原油。お仕事の臭い(アスファルト)がします。

油坪といい油をとるための井戸まであります。

結構深いです。これはフタがされているのでまだいいですが、フタのない穴ぼこがそこらじゅうにあり、これまでも何人か人が落っこちてるそうです。柵外立入禁止の看板が口すっぱく立てられています。

ほらね。

ひときわ大きい油の池。さすがに危険な匂いがします。

普通に油が流れる沢ですが、下流域の水質は大丈夫なんでしょうか。沢と合流するところにオイルフェンスとかオイルマットが敷き詰められているのかなぁ。
さて帰る時間が近づいてきたので、このあとはゆっくり7号と113号にて仙台へ帰ります。

関川の道の駅に来るとおなじみの焼き餅。あつあつもちもちしていて美味しい。別に関川の道の駅じゃなくても日本中売ってるかもしれないけど。これ大好き。

世界の車窓からvol.53(セレブ氷見編)

2017年11月03日 00時49分08秒 | 旅行記
長らく放送していたスマステもついに終了してしまいましたが、ちょうど今年の1月だったかな、スマステで今時期はちょうど寒ブリが旬です的な放送をしていたんです。それを見た私は氷見に寒ブリ食べに行きたい!と思い(以前から氷見温泉に行きたいと思っていたんですが)誘いやすい友達に声をかけて無理やり一泊二日で富山まで寒ブリを食べに行くことに。今思うと急すぎるのによく乗ってくれたな。
私「土日いつ暇?」 
友「再来週」
私「ブリ食いに行くべ」 
友「どこに?」
私「氷見」
友「どこだよ」
私「富山」 
友「うむ。これまた遠いのう」
今見てもラインのやりとり笑えますわ。

ちなみにスマステって始まりの頃は時事ニュースとか英語とかしていたちょっとインテリな番組だったのにいつの間にかただのグルメ生活情報番組になってたね。それはそれでいいけど基本東京中心な話題であまり感情移入できず。月イチゴローとかよく知らない映画紹介するの地味に面白かったなぁ。

さて、そんなもはや寒ブリの旬も過ぎてるのではないかと思う2月後半の土日、言い出しっぺは人数の都合から車出せず助手席で野次を飛ばしつつ東北道・磐越道と進んでいきます。それに増して言い出しっぺはカメラを忘れる大失敗。以下に掲載する写真はiPhoneからです(友達から貰ったものもあります。)

奥羽山脈を越えて猪苗代・会津に入ると猛吹雪、先が思いやられます。会津を抜けた晴れ間に阿賀野川SAにてしばし休憩。結構進んだ感じがしますが全工程の1/2にも達しません、目的地は遠い。
阿賀野川の山間部を抜け越後平野に抜けると、びっくりぱったり雪が無くなりました。磐越道からは新潟JCTで関越道へ。関越道は長岡JCTで北陸道へ。新潟から長岡まで意外と遠いよ、まして長岡から上越までも予想通り遠いよ。途中柏崎付近にて米原まで○kmの表示がありましたが、これを見ると遠くまで来た実感が湧きます。

上越で昼の腹ごしらえは上越IC近くの「にぼすけ」。時間無いというのにかなり並びました、並ぶだけあってダシが濃く出ていて美味しかったです。そして店内も綺麗で洒落ていて良い感じでした。だめだ今の時間だと飯テロだ。

上越からは下道8号で海沿いを進みます。道の駅うみてらす名立でしばし休憩。雪が全然ない!むしろ日が照って仙台より暖かいぐらいです。どうした日本海の湿った空気。並走する北陸道は時折沢を渡るために顔を出しますが随分高いところ走ってます。トンネル駅で有名な筒石駅もこの近くですね。
8号沿いは道の駅がぽつぽつありますが全て寄ってると日が暮れるので寄ったのは名立だけ。宮城にも面白い道の駅作れば良いのに、どれも中途半端。白石上山線の遠刈田温泉の辺りなんか繁盛しそうじゃない?6号沿いに作ってもはらこ飯とホッキ飯でがっぽりいけそうだけども。話が逸れますが岩沼の4号と6号の分岐って一桁国道同士の分岐なのになんで平面交差であんなにしょぼいんだろうね。4号と45号の交差の方がよほど立派だよ。

糸魚川の姫川にて。壁のようにそびえる北アルプスかっこいい。
8号からは糸魚川大火の後が残っていたのが見て取れましたが、想像以上に酷かったですね。戦後のような有様でした。

海岸沿いを親不知まで進んできました。高速道路が海岸に突き出ていてなんとも不思議な光景。糸魚川といえば翡翠、海岸で緑がかった石を探します。それっぽいものを拾い満足。

心なしか波もエメラルド色な気もします。

駐車場にはウミネコがわんさか。中央に写ってる飛んでいる奴、この後近づいてきては糞を飛ばされて危うく命中するところでした。わざとやってるだろ。

旧北陸本線の煉瓦積み隧道。トンネルをくぐると帰りはコミュニティロードという旧道を歩いて一周できます。

コミュニティロード(旧8号)を進んでいくと親不知展望台があります。昔の8号(北陸道)は海岸沿いの絶壁を進んでいたらしい。

四世代道路といって北陸道、8号現道、8号旧道、旧街道と見渡せるようです。土砂崩れとか大雪で一帯が不通となったら影響すごいんだろうな。その点新幹線はトンネルで突っ切ってるのでトンネルが埋まらない限り大丈夫そうだね。
親不知が思いのほか面白く長居してしまいまして(そのくせ車にiPhone忘れるんだもん。上の写真は友達撮影)さっさと富山入りしちゃいましょう。朝日ICから北陸道を小杉ICへ向かい高岡から氷見へ向かいます。富山県内の移動はあっという間。


なんだかんだ氷見温泉に到着。目当てのブリと温泉にありつけ今回の私の旅の目的終了。あとは友達に任せた。(ホタルイカの酢味噌和えも食べたかったな。)

仙台ナンバーの友達フィット。ここまでよく頑張ったなぁ。わざわざチェーンまで用意してもらったのに出番なし。(用意させてしまいすまんな。)結局、先日は富山旅行というより新潟西部観光みたいになってしまったので本日は富山を周ります。

氷見線沿いに進んでいき、射水市は新湊の海王丸パークです。

新湊大橋。立派な斜張橋です。こう大きい橋が架かると港って感じがしますね。仙台港とか塩釜港って港感が無いです。

富山西ICより黒部ICに向かい黒部川を上っていきます。宇奈月温泉まで来ました。小学生以来の宇奈月で懐かしい。

ダムカレーは食べられなかったですが、宇奈月レディースカレーという怪しい言葉につられ入ってみるも美味しくて正解。

宇奈月ダムより温泉街を眺めます。次回は温泉に行きたいですねぇ。赤い橋はトロッコで有名な黒部峡谷鉄道。小学生の頃乗りました。鐘釣で途中下車し川沿いの自然露天風呂が印象的でした。

宇奈月ダムの堤体はこちら。意外とコンパクト。取水塔が西洋のお城風でおしゃれなんです。

やっぱり雪が少ない。

下流はこんな感じ。ずっと上流まで行くと黒部ダムがあります。黒部ダムももう一度行きたいな。

おしゃれ取水塔はトロッコに乗ると間近で臨めますが、堤体からだとここまでが限界(iPhoneクオリティだし)

道の駅うなづきにて最後のお土産選びをしていましたが、ビールが有名だそうでビールソフトというものがあるそうです。おいしい。
この時すでに15時。これから400km仙台に帰ります。弾丸は疲れますね。

世界の車窓からvol.54(移りゆく時代編)

2017年10月15日 18時59分27秒 | 旅行記
4月となり新年度。三陸道が南三陸まで開通したのを機に気仙沼まで向かいます。

まずは道の駅三滝堂、高速道路無料区間のSAは最近こんな仕組みですね。

宮城県内の三陸側唯一のダム、払川ダム。( ̄Д  ̄)こんな顔しています。

ダム湖はこじんまりとして小さいです。七ヶ宿ダムのいち支川分ぐらいしかない。周回道路も左岸にしか無く周回していません。

減勢工はこんなかんじ。シンプルなダムですね。このへんの掘削工事中にアンモナイトとかでなかったのかしら。

お昼は海鮮丼を食べて大島汽船にて大島を目指します。現在鹿折地区から大島架橋工事が進行中でして、トンネルも掘り終わりもうすぐ(来年度だったかな)開通です。

大島架橋が完成すればフェリーの運航も廃止されるので(たぶん)記念がてら乗ってみました。中学以来の10年ぶり。

ちょうど今年の3月に上部工のアーチ部分の架設が完成したところだったんです。NHKのプロフェッショナル見たかったなぁ。

これも震災前から計画があったものの震災により計画が一気に動き出した感がありますね。震災前に完成していればまた違ったのかな。

帰りの船の都合から大島滞在は1時間のつもり。とりあえず十八鳴浜に向かいます。十八鳴と書いて「くぐなり」と読みます。いいよね、この平成の初めみたいなデザイン。

震災の影響が色濃く残ってました。鳴砂の浜として有名なだけあって工事もできず直すことも難しいよね。

舗装道路から20分ほど山道を歩きます。マムシに注意しましょう。そしてサンダルで来たの間違いでしたね。ところどころ山道の水たまりがあります、靴で来よう。

東側斜面なので夕方に来ると日陰になってしまいます。午前中に来よう。

船に乗って帰ります。来年になったらこれも見納めなのかな。それとも観光船として残すのかしら、今は生活の足として1便/時間ほどありますが、1・2便/日になってしまうのかな。
振り返ると結局気仙沼管内の土木構造物巡りみたいになってしまった。

世界の車窓からvol.52(宮城のさきっちょ編)

2017年10月15日 16時26分31秒 | 旅行記
ようやく今年の話題に入れます。3月も後半、天気がよかったので牡鹿半島までドライブ

石巻到着後、日和山を目指しました。日和山から半島が臨めます。復興は進みつつあるものの津波の被害はまだ残ってます。

反対側は旧北上川河口の石巻市街地。マンションが立ち並んでこうしてみると石巻も街ですな。漫画館のある中瀬上流にはいずれ駅前の398が直線的に繋がるそうです

新しくできた女川駅前の商店街。休日なこともあり駐車場は車でいっぱい。みんな車で来るんですね、かくゆう私もですが。

コバルトラインにて牡鹿半島までやってきました。向かいは網地島。おしかホエールランドって跡形も無くなってしまったのですね。鮎川の街も歩車道境界に鯨の石像が置いてあったりおしゃれだったのに。悲しい。

反対側に見えるのは金華山。今回初めて牡鹿半島の先っちょまで来ましたが距離の割に遠いですね。女川から1時間近くかかった気がします。帰りは鮎川から万石浦へ抜けましたが、こちらもうねうね道で結構遠い。