Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

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世界の車窓からvol.66(島根縁結び編)

2018年12月09日 19時16分26秒 | 旅行記
週末は寒くなる寒くなると言ってましたが、ついに仙台でも雪が積もりましたね。冬将軍の到来ですよ。来年の水不足にならない程度にほどほどに山に降ってくれ。平地は凍らせないで。

さて話は今年4月となりますが、仙台空港に新規就航地として仙台−出雲の便が出来ました。これはなかなか珍しいですよ。小松を除いて福岡や大阪、札幌など、仙台→大都市との連絡がデフォルトなもので、思えば仙台空港からは仙台より大きい街へのアクセスしかなく今回の出雲便の就航はちょっと前代未聞(昔は高松とか函館便もありましたが)。採算性や搭乗率もあり仕方ないのかなと思っていた矢先にこれは楽しみ!早速5月のGW、出雲に行ってみました(だって半年ぐらいで取り止めになりそうなんだもん)。ちなみに来年のGWは10連休らしいね!どこ行っても人だらけだろうし、運賃も高くなるから今のところ特にどこか行く予定は無いよ!
今回の出雲便はANAやJALの大手ではなくFDA。このFDA、今後仙台-松山もチャーター便ですが就航するらしいです。やるなぁ。まだチャーター機なので手探りですが、仙台から今後の西日本便の展開が期待できると思うと楽しみですね。個人的には松山も良いけど長崎か鹿児島でも嬉しいですが、なかなか厳しいかしら。福岡空港が街中に近いから鉄道で博多から鹿児島や長崎に抜けたほうが有利ではあるよね。長崎も鹿児島も空港は市街地から遠いし。うーん。
出雲線も大手が手を出さないから採算性は疑問なんだろなぁ。がんばれFDA!地方間交通に風穴を開けてくれ。

FDJ in SDJ 昨年名古屋空港では色とりどりの飛行機が飛んでは着陸しては忙しそうでしたが、今回は赤い機体のようです。そういえば仙台空港の新しいピア棟が出来上がったらしいですね。2月に伊丹(京都へ)行く予定なので今度見てみよう。

無事離陸後、上空からの鳥取砂丘。やはり国内線はあっという間です。

機内では萩の月が配られました。名古屋便だとういろうかな、ゆかりかな。しそふりかけじゃ無いよ。

出雲縁結び空港に到着しました。地方空港にありがちな空港の愛称って好きでないです。おしつけがましいというか、なんというか。田舎が頑張りました感が拭えなくて、もっとシンプルに胸張って出雲空港!でいいんじゃないかと思ってます。頑張って考えてくれてる人には申し訳ないけど、まだユアテックスタジアムとかセキスイハイムスーパーアリーナの方がスッキリしてていいよ。

空港からバスに乗って松江まで来ました。一畑電車のしんじ湖温泉駅です。

表まで回ってみます。良い感じのローカル線ですね。乗って出雲まで行ってみたい。

宍道湖と松江の街並み。街の大きさは山形ぐらい。

宍道湖は風が強くて波が立っています。前日までの雨の影響か水も汚い

松江の街中方面を望みます。天気も良く平和な日常ですなぁ。ホテルへ行き荷物を置いてから街ぶらします。

アイスコロネだそうです。おいしそう。

買ってみました。少し溶けてからが食べごろだそうです。

運河が流れ綺麗な街並みです。まちの作りは新潟っぽいのかな。

旧日本銀行だそうです。現在はカラコロ工房となっているそうです(行ってない)

適当にぶらぶらして明々庵まで来ました。ちょうどお庭からお城が望めます。閉館時間となり庭しか入れませんでした(笑)
その後も適当にぶらぶら散歩して夕飯時間まで時間を潰します。ごちゃごちゃうるさくなく落ち着いている良い街です。観光は二日目からスタートします。


二日目は松江城に行きます。宍道湖はまだ濁っています

松江駅前の商店街です。なかなか寂れています。レンタカーを借りてから松江城へ向かいます。

まずは松江護国神社へご挨拶

境内が広いです。

ぶらぶらお城の周りを散歩します。天守は最後に攻めます。

へるんの小径にて焼き餅を売ってました。漫画に出てくるようなお茶屋さんで、おいしい。

脇に稲荷神社があったので登ってみます

小泉八雲が気に入っていたお稲荷さんだそうです。それ以外に建物の裏にも大小たくさんのお稲荷さんがいます。見ていて飽きません。

脇の小道を行くのであまり人もおらず静かに回れます。

さて、ではいざ天守に向かいます。こちらは北門。裏口から来てしまった。

見えてきました。国宝ですよ!

少しアップで。古い造りのまま残っている貴重な天守だそうです。他は姫路とか松本、そして犬山などですね。

天守の中へ入ります、靴を脱いでね。電気が付いてますがやたら暗いです。当時はどのように灯りの確保を行っていたのか。

小窓がありますが採光が十分でないです。

床は磨かれてぴかぴかです。当時はこの上に畳を敷いていたのかしら。

中央に階段がありますが結構急です。手すりも無いので少し不安になります。女子高生がいれば楽しくなるね。

熊本城にもありました、石落としですね。ひこうタイプにはこうかがばつぐんです。

最上階まで行くと松江の景色が眺められます。まずは北側。昨日訪れた明々庵はちょうど左手の森のあたりです。

南側は松江の市街地です。

南西側は宍道湖ですね。相変わらず濁ってますね。

立派なお城でした。

こっちが本来の正面入り口でしたね

本来のルートと異なるけどしゃあない。

門を抜けて、広場を抜けると

正面駐車場の堀川まで戻ってきました。ではお昼を食べに行きます。

城下町は綺麗に街並み形成されています。

おしゃれなカレー屋さんがありました。

辛さ調整やトッピングが豊富でお好みカレーに仕上げることができます。

少し車移動し、八重垣神社まで来ました。ここは縁結びで有名な神社だそうです。あれ?今年もう終わるぞ。効力は来年5月まで持つよね...

立て替えたのかしら。綺麗な本殿ですね。

若い姉ちゃんがいっぱいいました。最近流行りのパワースポットですか。なるほどなるほど。
境内の奥には池があり、池に紙とお金を浮かべて恋占いができるそうです。あー、なるほど。みんな好きそう。

少し遠出して今度は足立美術館です。上の写真と並ぶとiPhoneクオリティがはっきり分かるね。

お庭は手入れが大変そう。鳥の糞やら落ち葉やらなかなか放置プレイはできないよね。

奥の山は借景です。美術館の敷地外の裏山になります、山一個買っているのかしら。勝手に杉山伐採されたり、山切り崩されたらたまったもんじゃ無いよね。

床の間には掛け軸が窓となり向こうの景色が写ります。これはナイスアイデア。

池と石庭。遠近法なのか、奥まで延々と続くように錯覚しますね。庭の面積が広いので庭師さんも大変だよこれは。ちょっとしたお寺の庭レベルの広さじゃ無いからねぇ。
この後は島根と言えばな玉造温泉へ向かい二日目は終了です。


三日目は玉造温泉からスタート。多自然型な河川整備がなされています。

温泉街の入り口に足湯があります。以前なんかの番組で田中麗奈が来てた気がする。間接足湯!

奥出雲まで行き尾原ダムに来ました。取水口のスクリーン部がステージ状に小段になっています。なぜだ?

堤頂は道路になっています。二車線あるよ、道幅広い!

重力式ダムです。洪水吐の側壁がやたらでかい。

下流は川幅が広いです。ダム直下なのに計画高水そんなにあるの?

減勢工も消波ブロックのような独特な形状をしています。

下流から見てみると左岸の地山には仮回し水路の形跡があります。

幅広な立派な洪水吐でした。

この後は出雲方面に行き、かの有名な出雲大社を目指します。

振り返ると大きな鳥居が出迎えてくれます。

鳥居から長い参道を歩いていきます。

まずは拝殿の出迎えです。

御本殿前の広場。結構人がいますね。

門まで行くことができますが、御本殿の中には入れません。

ひととおりぐるっと回ってみます。囲われた塀の隙間から御本殿をちらちら覗けます。

裏に回ると独特な造りの御本殿の屋根がそびえています。

脇には小洒落た感じの武者小路が伸びます。

昼時でしたので岩海苔そばをいただきます。外は雨が強くなってきましたので、車に飛び乗り日御碕灯台へ向かいます。

途中のパーキングにて出雲市街を望みます。なんとなく景色が下北半島の佐井村や佐渡の佐和田と似ています。ともに日本海沿い、似てくるのかな。

まずは日御碕神社へごあいさつ

ますます雨脚が強くなってきます

見事な海食崖です。朝鮮半島は見えませんでした。

灯台もあります。ますます佐渡の外海府に似てきました(佐渡へは今年11月に行ったもので、後日まとめます。)

灯台は入ることができ光源のレンズ部分を間近で見ることができます。天候が悪くてっぺんは外出禁止となっていました。

出雲に戻り今度は大社駅です。

ホームは今にも列車が来そうな当時の雰囲気を残しています。

レトロな駅舎です。待合室も素敵。

映画やドラマで見るような切符売り場ですね。当時は人でごった返していたんだろうなぁ。

当時の時刻表まんまで残されていました。いそかぜ博多行ややくも岡山行など懐かしの列車名がたくさん記載されています。やくもは今もいますが。

次の日の朝、出雲空港を発ち仙台空港に到着。お昼には帰ってきちゃうので午後は持て余します。

さて、仙台-出雲線も半年ぐらいで消えるかと思いきや踏ん張ってるね。どうやら話を聞くと搭乗率も良くお互い需要があるそうです(そりゃあ需要無いのに路線作るほどFDAもバカではないだろうから)。東北→出雲は私のように観光需要って考えると分かりますが、山陰→仙台の需要は謎だね。時刻表を見ると(夏ダイヤで)仙台12:30-出雲14:00、出雲10:30-仙台12:00の相互1便/日。仙台到着便が出雲折返し便なのかしら。どちらも昼間の移動なので正直移動日の午後しか活動できないので最低2泊は必要なのかな。仙台発着と考えると最終日は使えないので石見銀山や三朝温泉に行こうと思ったら3泊確保したほうが良いですね。そうなると休日4日は必要なのでなかなか気軽には行けません。リピーターの獲得が難しいかな。
今まで山陰に行こうと思うと東京まで陸路の羽田経由か伊丹経由の大阪からスーパーはくとというそれこそ移動日で前後2日使う工程になるので、それに比べたらやはりハードルが低くなり断然行きやすくなりましたね。今後としては、今話題のインバンドも視野に入れて、海外→仙台→出雲とか仙台空港をハブとした展開も検討できると夢が広がりますね。

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