Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

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世界の車窓からvol.56(奥会津只見川遡り編)

2017年12月30日 22時30分12秒 | 旅行記
年末というのに今年の五月の話です。

東北電力でこんなことをおっぱじめたので参加してみます。この辺は発電ダムが主なので堤高をあまり稼がない堤防幅が広いダムが多いです。

まずは磐越道を会津坂下ICで降りると、すぐ片門発電所があります。ちなみにダムの見える下流まで行こうと思うと結構回り道が面倒臭いです。
磐越道が将来4車線になるということは、この目の前の大きな橋をもう一本架ける必要があります。磐越道の会津以西の4車化は遠いね。

昭和28年製のゲート。かなり古いですね。うちの親と同い年。

堤頂から見るとこんな感じ。減勢工が沈下しているようにも見える?

左が新しいゲートで右が先ほどの昭和28年製のゲート、新旧混在しています。新と言っても昭和44年製だけど


国道252号をひたすら南下して会津柳津まで来ました。出来立ての粟饅頭はもちもちほかほかしていてすごく美味しいです。是非おためし。

柳津と言えば福満虚空藏菩薩圓藏寺(長い名前)

主要街道沿いでもない片田舎に位置する割に立派なお寺です(失礼)

堂内は古そうな絵が沢山あります。最近、寺社仏閣を巡っては古い絵を見るのが好きです。

ここ柳津は赤べこの元ネタになったそうです。満子ちょっと欲しい。

牛の像が結構あります。

こうして見上げるとなんちゃって清水寺。紅葉の時期や雪の積もる時期なんかも良い景色かも。


どんどん上流へ攻めていきます。次は宮下ダム(途中の柳津ダムも寄りましたが良い写真が無かったので割愛)
国道は左岸部をスノーシェッドで渡っているため手前(右岸側)は交通量もなく静か。うっかり国道を渡ると立ち寄れずに通り過ぎてしまいます。

洪水吐の流路部が立体的な形状でかっこいい。直接ダム湖(柳津ダムの貯水池)に注ぐから副ダムを設けてないのかしら。

右岸側は道路(旧道?)と只見線が並行していまして、ちょうど只見線の特別列車が通過する時間と重なっていたみたいで、沿線には写真撮る人達がぽつぽつ見られました。


玉梨温泉に寄り道します。ここはまだ桜が満開です。恵比寿屋旅館に行きたかったのですが時間的に日帰り受け付けてもらえず脇にある共同浴場のせせらぎ荘へ。近くには地熱発電所博物館もあるので寄ってみたかったですが、まぁそこはまた次回。少し先には木賊温泉という興味深い温泉もあります。いずれ行ってみよう。

本名ダムです。ここは山間の狭窄部に設置されていて幾分ダムっぽいダム。

剥き出しのトラス鉄骨が工場や港を彷彿とさせます。工場夜景を見に行く人の気持ちが分かります。近くに行くと流れ落ちる轟音に圧倒されてちょっと怖い。
上田ダムは今回は通過します(知らず知らずのうちに通り過ぎた)

次は滝ダムです。結構上流まで来ました。ゲートが再塗装されたのかピカピカですね。旧道(通行止)のスノーシェッド脇にあるのでなかなか行きづらいダムです。
河道がちょうどヘアピンカーブしている箇所に作られたダムでして、航空写真で見るとダム湖は面白い形状をしています。左岸部がすごく薄っぺらいけども遮水工やリムトンネルがどういう配置になっているか気になるところ。

只見ダムです。ここまできて唯一のアースダム。奥には田子倉ダムがちらり。

ダム湖から望むダム堤体ってのも珍しい光景。

田子倉ダムから只見ダムを覗くとこんな感じ。こうして見ると険しい山々を只見川が縫うように流れているんだね。

上流にはまだ雪が残っています。この先にもさらに大鳥ダムと奥只見ダムがあります。大鳥ダムは航空写真で見るとかっこよさそうなアーチダムですが普通には近づけません。奥只見ダムも南魚沼方面からしかアクセスできないので(正確には福島からも行けなくはないけど物好きしか通らないだろうと言うようなルート)、今回は諦めて南会津方面へひたすら289と121号を抜けて帰ります。

只見展示館にて只見川縦断図がありましたが、こうして見ると只見川はダムだらけ。もはや落差工みたいになってるじゃん(笑)

さて、まだ下半期分の記事が残ってますが今回はこの辺で。
今年一年は本当に厄年でした(月一回は運の悪い出来事がありました。)来年は良い年になるといいなぁ。
ブログ的には折り紙もできたし良いことにしよう。来年までごきげんよう。

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