Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.61(帰り近畿編)

2018年04月14日 21時28分02秒 | 旅行記
四国めぐりも終わり日本半周の試みも後半戦です。今回は和歌山〜三重をめぐります。と言っても紀伊半島の海沿いではなく内陸をぶち抜きます。海沿いルート(白浜〜新宮〜伊勢)はさすがに45号に似て疲れそう。
ちなみに近畿編に入れちゃいましたが三重は個人的に東海地方だと思っています。まぁ近鉄の支配下なので近畿扱いで良いよね。


徳島よりフェリー到着後、和歌山で一泊しました。本日は和歌山から愛知へ向かいますが、まず和歌山城へ行ってみます。和歌山の観光って分からない...

お城からは和歌山市街と海が見渡せます。市街と書きましたが写真は和歌山市駅側、和歌山市駅と和歌山駅とありますがどっちが都心部なのだろうか。そして意外に都会で驚いてます。西日本、基本的に人家の密度が高い。

大きくて立派なお城ですね。西日本はこのレベルのお城が県庁所在地以外の街にもわんさかあって羨ましいわ。
まだ朝というのにカメラの電池残量が赤いです。昨日の夕方まではなんともなかったからホテルで充電しなかったのに。

次はちょっと南まで足を伸ばし、和歌浦です。この辺はトンボロになっていて浅瀬が広がっています。風と波の音が聞こえるのみ、静かで良い感じ。近くには鹽竈神社があります。ついでに寄ってみた感じですが、意外に良い感じのところでして調べてから行けばもっと楽しかったかなぁと後悔。

不老橋です。アーチ石橋としてそこそこ古くて有名なはず(詳しくは知らない。)中国河北省にある安済橋、一度行ってみたいですなぁ。
このあとは紀ノ川沿いに奈良を目指します。結構和歌山市内車も多く時間を使ったので、京奈和道で一気に五条まで行ってしまいます(やたら新しい道路)。五条からは鉄路(JR?近鉄?)に沿って飛鳥を目指します。
紀ノ川沿いの景色をまともに見てないのが心残り。高野山も行ってみたいし次回ですな。この辺の斜面も全部畑(梅?みかん?)のため切り開かれています。山形でさえあまり斜面切り開いてないのに、人間の力ってなんか凄いわ。

飛鳥へ向かう途中の奈良の街並み(葛のあたり)。細い道がやたら多く迷路のよう、そしてお城みたいな立派な屋敷が通りに連続して面し、タイムスリップしたかのような不思議な空間。まさにドラマとか映画で見る日本の風景って感じ。
通る道は、グーグルさんに従い国道や県道なのですが、拡幅されたと思ったらすぐ途切れ一車の細道になります。ヤマトのトラックとすれ違いましたが大変だよ運転するの。この辺掘ると遺跡が出ちゃうから工事も進まないのかしら。

飛鳥まで来ました。公園の駐車場に停め、ぶらっと周ります。まずは鬼の雪隠。要は厠のことですね。

後ろを振り向くと、日本の夏の里山が広がっています。近くのため池では亀が石の上で日向ぼっこしています。平和!

こちらは高松塚古墳。一回掘り起こして、再度埋め直したようです。

有名な壁画は一般公開してないらしく壁画館にてレプリカが観られます。中のおじさんが説明好きでいろいろ教えてもらいました、発見当時の壁画と再現壁画が並べて展示されており興味深かったです。小さい施設の割に内容が濃くて面白かったですよ。
キトラ古墳も行きたいのですが時間がありません、巻いていきます。飛鳥からは桜井、宇陀を抜けて名張に向かいます。やっと三重です。

国道165号からアーバンライナーを横目に赤目四十八滝に向かいます。やたら虫が多い、まぁ沢沿いなので仕方ない。

まずしょっぱな大きな二段滝がお出迎え。なんとかの滝です。それぞれの滝には名前が付いていますがいちいち覚えてられません。

赤目牛の像を写真に撮ったらカメラの電池がついに切れました。ここからはiPhoneによる撮影です。

岩がごろごろしています。こんなでかい岩が流れてくるなんで土石流の威力半端ないわ。遊歩道も整備されていて沢沿いの山道は歩き安いです。なんとかの滝まで徒歩30分とか1時間とか、登り始めの看板に記載してありましたが、結構あっという間に登れてしまいました。

水や緑がすごく綺麗、もののけ姫がいそう。

少し奥まで歩いたところで、また大きな滝とちょっとした休憩所がありました。街灯がなく日没前に帰っておいでと受付の人に言われたので、最果てまでは行かずここらでもうそろそろ戻ります。

オオサンショウウオさんの生息地として有名だそうです。自然豊かでしたね。帰り際、山道を下っているところでしつこく蚊が追い回してくるので振り払ったところ、メガネも一緒に振り払ってしまい谷底に吹っ飛んで行きました。柵の向こうは結構な急傾斜で困りましたが、これでは車も運転できないので木に掴まりながら手探りでメガネを探す私... 見つかってよかったのですが沢に流されていたら帰れなかったよ。

名張出発後は伊賀に抜け、名阪国から亀山、四日市、名古屋と向かいます。名阪国道や東名阪道、やたらトラックの交通量が多くて怖いよ。
名古屋は都市高速を抜けて一宮へ向かいます。道路照明が並んでいる様や道路の継ぎ目をバコンバコンと走り抜ける都市高速ならではの感覚、昔この辺りに住んでいた記憶がよみがえり懐かしいですね。国道22号も車通りやたら多いけど楽しいなぁ。春日井や一宮は名古屋走りとして有名と聞くけど、全然仙台と変わりないです。自分の運転で名古屋に来るのは初めてですが、居心地が良いというか普通に走り慣れた道を走っている感覚で気持ちが良いです。むしろ今回色々な街をぐるぐる回りましたが仙台の運転が他と比べて荒いです。
と言うか今回様々な高速道路も走りましたが、これまで走ってきた道で一番ひどい線形しているところ川崎JCTから仙台南ICまでと思います本当に。今のところ暫定一位の難所ですわあそこ。

世界の車窓からvol.60(南の島編)

2018年04月01日 16時53分36秒 | 旅行記
年度末、慌ただしいですね。といってもう4月なんだ!?年々一年が早いです。かく言う私も四捨五入すると30となってしまう歳に。老いが怖いよ!
さて、ちょっと間が空きましたが前回の続きで四国初上陸の旅です。今回は写真が多いです。


神戸を抜けて淡路島へ。淡路からの明石海峡大橋。結構対岸(明石市)が近いですね。
それにしても片側3車線なんて立派な道路ですこと。気仙沼大橋でさえ片側1車なのに。そういえば三陸自動車道もとうとう大谷海岸〜気仙沼が開通しました!あとは歌津〜大谷海岸だけだ!待ち遠しい。

淡路島北端の岩屋には絵島があります。

ここ絵島は日本書紀に登場する歴史のある島だそう。の割には大分侵食しててそのうち無くなってしまうのではないか心配になります。

泥岩かな?堆積のマーブル模様が綺麗。三陸海岸とは岩の色も表面の形状も異なります。

ほのかに磯の香りもして、松島とはまた違う日本の海岸風景といった感じ。

東海岸を南下しつつ、ちょっと休憩。夏の日差しが気持ちいい。
淡路市を抜けると国道28号は海岸沿いを走ります、対岸の和歌山県も望めるので良いドライブルートです。洲本で昼飯を取りまたどんどん南下していきます。淡路島って大きい島に感じましたが面積的には仙台市より小さいのですね。そんな気しなかったけど。

上田池まで来ました。実は土木遺産に指定されている立派な堰堤なのですが、アクセスがなかなか大変。

堤頂から良い景色が望めます。程よい田舎です、畑は全部玉ねぎ畑なのかなぁ。

堰堤のデザイン、草の茂り具合や堤体の風化具合を見ても、もはや工芸品のようですね。

高欄の模様も市松模様?でおしゃれ。

洪水吐部はデザインを変えて橋のようにしています。高欄の模様も堤体部とも異なっています。

こうして見ると、どこかお城のよう。

下流から見ても存在感がありつつ周囲とも馴染んでいます。

そのままひたすら南下しついに四国突入、徳島県鳴門市にとうちゃこ!鳴門大橋のたもとまで来ました。高速下りてぐるっと回らなきゃないのね。
こうして思うと淡路の人は淡路を脱出するのに必ず高速に乗り換えなければならないのか。高速乗ってしまえば神戸や徳島にも近いのですが、なかなか通勤・通学で毎回高速乗らなきゃないと思うとしんどいかな。

時間が悪く渦潮は見れずじまい、まぁまた次回ですな。とりあえず鳴門金時スウィートポテトが美味しかったのでいくつか買って高松へ向かいます。明石海峡大橋や鳴門大橋も瀬戸大橋のように鉄道通せば京阪神から徳島まで近いのに。橋の構造自体鉄道通せない作りなのかなぁ。
鳴門からはひたすら国道11号を高徳線に沿って北上します。徳島側は海岸線に山が立ち、香川県に入ると平野が広がります。夕日が綺麗でしたねぇ。
香川県も日本で一番小さい都道府県と聞くので難なく高松まで行けると思ったら意外に広くて街並みもずっと続いてて信号も多いです。確かに45号と比べたら退屈しない道でしたが、徳島と高松って通勤圏内かと思ってましたよ。

高松到着後ホテルからの夜景です。海が近くてまさに港町ですね。青森のよう。高松もそこそこ大きい街ですが、瓦町のあたりうろうろしてどこかノスタルジックというかレトロというか、昭和臭い感じがします。11号をまたぐ踏切があるなんて凄いことですよ!(そういえば4号に踏切ってあったかなぁ。)

とここで、今回の旅のテーマソングをひとつ。山口百恵の「いい日旅立ち」です。
ひたすら28号と11号で運転中山口百恵をかけていたこともありますが、新神戸駅にふらっと寄った時に構内チャイムで使用されていたこと(東海道新幹線かな?)、淡路や四国の街並みがどことなくノスタルジックというか昭和臭い感じ印象強く残ってます(まぁ青森や敦賀も大概だけどね。その点仙台は新しい香りがします。なんなんだろうね、建物の作りなのか、道路の配置なのか、広告看板とか?)

他にも「夢先案内人」や「愛染橋」も候補の一つでした。「曼珠沙華」でもいいね。


高松で一泊したのち琴平へ向かいます。電車で来てないですが駅がおしゃれなので寄ってみます。天気が良いなぁ。

駅前の高灯籠。

思えば随分遠くに来たわ。よく行ったよ車で。

ことでん。かわいいらしい車両。

階段を登ります。雰囲気は九份みたい。金毘羅宮まで登っていきます。
途中、あと◯段と表記がありますが、結構登って汗だくで熱中症なるんじゃないかと思ってもあと3・4百段あったりするんだよんね。

石灯籠が並びます。ここにきてどっと中国人観光客が多いです。

本殿の前の社。もはや本殿のような荘厳さ。

上まで登りきると讃岐平野と讃岐富士が望めます。人家の密度高いな。

謎の渡り廊下。なんで高床式なのだろうか。

本宮はこちら。

長い石段を降りご褒美にオリーブアイスを食べます。少ししょっぱい。油とアイスが分離して食べにくいです(笑)どうせならアイスに練り込んでくれ。

そして香川といえば豊稔池ダム、まんのう池も行きたかったのですが時間がなさそうなので行きません。

街中のダムかと思ったら結構山奥にあります。ダムカードは現地でもらえないので注意。

自然と調和しています。人工物だけど「人工物感」がないので良いです。

逆光でいいかんじ。セカンドアルバムのジャケットに使うわ

水は結構汚いですね。まさにため池ってかんじ。世界三大がっかりダムの一つに任命したい。
(マーライオンは言うほど小さくないしがっかりしないよ、まぁ想像通りというか。)

峠を越え徳島に入ると池田で少し南下し松尾川温泉まで来ました。国道32号から分岐し凄い細道を進んで行ますが、奥までしっかり家が建っています。そして斜面にも家がへばりついています。砂防とかこの辺どうなっているんだ。東北では見ないような景色が広がっているのでびっくりです。よくこんなところにまで人が住んでいると関心してしまいます。雪は降らないのかなぁ。
細道の途中では「ばこん!」とポットホールにはまりびっくり。何事もなさそうでしたが、足回りやられたら帰れなくなるので良かった良かった。確かこれでも県道のはず、道路直してくれ。
せっかく近くまで来たので祖谷や大歩危小歩危も寄ればよかったなぁ。次回ここまで車で来るの結構大変だぞ。

その後は吉野川に沿って国道192号を東へ進み道の駅三野へ、中央構造線の露頭があるのです。
(道の駅三野でお土産買いたかったのですが正直ぱっとせず、対岸にある貞光ゆうゆう館にてお土産を買います。)

見てもよく分からないですなぁ。中央構造線レベルだと大破砕帯が広がってるものと思ってましたが、粘土層で埋まってるみたい?

ただ、対岸に目をやると吉野川の雄大な景色が広がっています。綺麗。

徳島市内へ行き和歌山行きフェリーに乗ります。コペンさん初フェリー
徳島の街中、特に11号吉野川の橋梁は車が多く渋滞してましたね。意外と都会なんですなぁ、てっきり山形みたいなところと思っていたら普通に仙台みたいでしたよ。

約2時間強の船旅です。船内は結構がらっとしつつも賑わい(家族連れや私のような一人旅、帰省中?の学生さん)もいまして、ゆったり平和な時間でした。混んでると写真のようなカーペット席では窮屈というか、他の人とは適度な距離感が欲しくなります。特に一人の場合。

今思うと信じられない位置情報です(笑)よくここまで車で行ったよ。

結局駆け足で四国を回ったのであまり満喫していませんね。意外に徳島の見所が結構ありそうなので、次回じっくり回ってみたいものです。
徳島は節穴だったなぁ、一泊しても良かったかな。徳島また行きたい。

日本って広いよ!