Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.63(会津編)

2018年05月27日 18時50分48秒 | 旅行記
昨年9月・10月と福島会津方面へ遊びに行ったのでまとめます。改めて会津ってのは広いですね。会津だけで単独の県となっても違和感無いぐらいです。

まずは9月末に流しそうめんを食べに福島の山奥へ向かいました。生憎天気も悪いし寒いよ...
福島の115号を安達太良方面へ登っていく途中にあります。115号から林道をうねうね登っていくので道が分かりづらいです。事前に地図を確認して頑張って行きましょう。

手前の塩ビ管から直接ぼとっとそうめんが流れてきます(笑)周期的に流れて来るわけでも無いので、やたらそうめんが流れて来るときもあれば、なかなか出てこないときもあります。システムがちょっと謎。
奥の沢はあくまでディスプレイ用で、塩ビ管は別なところに接続されています。自然の沢にどんぶらこどんぶらことそうめんが流れていたら面白いですね。
流しそうめん、楽しいけど真夏に来るべきだ、あんまり人もいなかったし時期を間違えたかな。

近くで雰囲気よさそうなお店を見つけました。ささき牧場カフェ。寒いけどアイス食べたい!

ミルク感がおいしい

途中土湯温泉に寄り、猪苗代湖畔まで来ました。波の音がぽちゃぽちゃと聞こえるだけでのんびりした時間です。夕焼けも差して気持ちが良い。

帰り道は米沢まで向かい、米沢牛しゃぶしゃぶを食べる。とろけるようでおいしい。そして値段がびっくり。

後日、10月は紅葉を見に桧枝岐村まで行きます。どこ?って思った方はググってください。

途中塔のへつりに寄ります。会津鉄道の駅が近い!
会津鉄道と言えば、現在特急リバティ号が会津田島〜浅草間を結んでいます。東京まで電車一本で行けるって凄くないですか?なんというか新幹線ホームで東京行きとか新青森行きとアナウンスされてもあまり響きませんが、在来線ホームで上野行きや郡山行きとアナウンスされるとワクワクします。
宮城にいると在来線特急ってあまり親近感が無いです。唯一仙台に乗り入れていたスーパーひたちも震災の影響もあり消滅してしまいました。そんなスーパーひたち用の車両も常磐線から引退してしまいました。悲しい。

へつりとは崖を意味するようです。

自然が作り出した崖は通路みたいになっています。

くぼみの中に入ると祠のようなものがあります。ここまで水嵩上がったら全部流されないのかしら。

その後、大内宿を抜けて奥に位置する大内ダムへ。ダム堤体から大内宿が遠くに望めます。
(ここまで来て大内宿に寄らない我々、駐車場整理のおっちゃんに何度も呼び止められる。)

大内ダムで取水した水は、直接東の山をぶち抜き山を越えた先の横川ダムに注ぎます。発電の仕方がダイナミック!

桧枝岐村に入る頃にはあたりは真っ暗。星が綺麗そうですが天気が悪く何も見えない。
村に入ると立派な門が迎えてくれます。井籠門と言うらしく去年の5月に竣工したようです。ここ桧枝岐村、川沿いにもほとんど平地がなく七ケ宿町より人口も少ないです。国道もほぼ行き止まりみたいなものだし、すごいとこに来ちゃいましたね。
本日は桧枝岐村にて宿泊。

翌日は尾瀬に入ります。山の向こうは群馬県!

眼下は一面の紅葉で赤い!天気が悪いのがおしい。

晴れていれば紅葉も映えるんだけど。

尾瀬の御池まで来ました。我々以外のハイキング?の方々はフル装備です。どこまで行く気なのでしょうか。
雨脚が強くなったので戻ります。次回はもう少しちゃんとした格好で来よう。次回いつ来るかわかりませんが。

121号から栃木に入り川治ダムへ。
平面的なアーチはもちろん、横断的なアーチも分かりやすい。

アバット部の階段工は蛇腹折りのような美しさ。手すりが奥まで伸びていってまるで合わせ鏡のようです。

下流側からアーチを望みますが大きすぎてフレームに収まらない。クレストからの越流時に壁面のキャットウォーク渡ったらどんな気分なんでしょう。

この先、ゆくゆくは利根川につながると思うと長い旅路ですな。H27の線状降水帯の時はここ川治ダムも大活躍でした。

事務所は張り出しており、何かの基地のようです。下の部分パカッと開いて戦闘機とか出てきそう。ウルトラマンネクサス的な。
やはり法面工やアバットの階段が綺麗。こうしてみるとちょっと折り紙っぽいよね。

世界の車窓からvol.62(東海道編)

2018年05月20日 17時52分27秒 | 旅行記
ヤングマン(YMCA)を聞くと「わーけむしだ!」を思い出します。

さて昨年夏の一大ドライブ旅行も今回が最終編です。
今回は愛知から静岡・山梨・神奈川と抜け、仙台に帰るまでですね。途中浜松から富士まで新名神高速を使いましたが、怖いよあの道路。ほとんど関東ナンバーだし、トラックも平気で120km/h出してるし。軽自動車の私はつらたん。


さて旅の初めは我が地元、尾張一宮は真清田神社へ向かいます。駅前からアーケードを歩いて行き突き当たりに大きな神社が望めます。街中にある感じは岩沼の竹駒神社と似たようなもんですが、街の規模が違うよ。

鳥居をくぐると、立派な正門と橋(?)があります。

境内はこんなかんじ。木陰が気持ち良いです。

駅に戻ってきました。ここ一宮の駅はJRと名鉄ありますが、どちらも高架駅で特急も停まる一大ターミナルです。

なんかやたら駅舎が立派なんですが。昔の雑居ビル感満載なコンクリート駅舎のイメージがあるので、こんなおしゃれになってびっくり。ちなみに名鉄口の方は昔のままで安心。

中庭?もあって、ずいぶん立派な駅になっちまった。すげーよ一宮、一気に都会っぽくなってしまった。

一宮からは岩倉を通り小牧空港に向かいます。仙台と名古屋行き来していた頃、よく使っていたのでここもちょっとした思い出の場所。セントレアは一回しか行ったことないし(笑)
名古屋空港といえば中央階段の踊り場のところに大きいモザイク絵(?)があった記憶があるのですが、現在の名古屋空港は一階しか入れないみたいで、ちょっと寂しい。昔の面影はありませんでしたね。

今やFDAがかつての国際空港を占領しています。FDAといえばついに仙台空港にも進出してきました。日1便ですが仙台−出雲線に就航ですって。いやーびっくりだよね。これまでの仙台空港といえば、札幌や名古屋、福岡、大阪など仙台より都会を結ぶ路線がメインでした(広島や小松便もあるけど、まぁ置いといて。)これまでも函館便や高松便もあった気がしますが、なんらかの理由があって廃止になったことと思います。函館にいたっては新幹線も出来たのでいずれ消えゆく運命でしたでしょうが。仙台レベルの街で、より田舎の地方都市と結ぶのは搭乗率とかの面で難しいのかと思うよ。とそんな状況の中、名乗りを上げたのがなんと出雲だとはね。松山とか鹿児島でもなく、出雲ですって。東北に住んでると全く馴染みないけどねぇ、あの辺。一年もったら素直に凄いなぁ。もし残ったら意外と需要のある路線だったとFDAの先見の明には感服するわ。一応アクセス鉄道もあるし仙台空港自体は利便性良いと思うんだ。綺麗なターミナルだし、現在LCCターミナル(?)って別棟も建設中ですし。民営化も手伝ってこれから頑張って欲しいね。
とかなんとか言ってますが今年の5月連休に、ちゃっかりFDAを使って出雲に行きました。だって7,000円で行けるし半年ぐらいで休止になりそうなんだもん。高速使って車で行ったり伊丹乗継ぎでスーパーはくとで行くのも馬鹿らしいよね。

色とりどりの航空機が来るのでなかなか飽きません。

外観はかつての面影を残しています。2階や3階のスペースは今どうなっているんだろうか。

名古屋からは一気に豊川まで降りて豊川からは新城方面に向かいます。名古屋もっと満喫したかったなぁ、次回また名古屋メインでドライブに来よう。
道の駅もっくる新城にてお昼ご飯。昼時とも重なりやたら混んでます。後で知りましたが開業したばっかりの道の駅だったそうですね。

猪(しし)ラーメンだそうです。

わざわざ新城に来たのは、日本三大堰堤のひとつと言われる長篠堰堤があるからです。(ほかは秋田の藤倉ダムと大分の白水溜池堰堤だそうです。)
越流吐が延長方向に非常に長いのが特徴的です。基本的にダムや堰堤は河川に対して横断する形で設置されますが、これは左岸側に堰堤を設け、右岸側にゲートを備えています(もとの地形を生かしているのでしょうか。)

赤いゲートが映えますね。

いかにも夏といった景色。

右岸に釣堀があり、釣堀伝いに川沿いまで降りられますが、柵もなく落っこちそう。結構落差があり怖い。左岸側は崖がせまり取水口まで降りる道がありますが、立入り禁止で堰堤近くへ降りていくのは難しそうです。

長篠からはそのまま山を越え浜松は龍潭寺を訪れます。井伊直虎の影響かここも人が多いです(井伊家ゆかりの地だったなんて知らないよ。日本史全然興味無いので...)

お庭が綺麗。木々のひとつひとつ、石もひとつひとつ手入れしていくのは骨が折れそう。

石庭もあり、建物自体も趣があり歴史を知らなくても十分楽しめます(歴史を知った方がより楽しめるのかと思いますが、いかんせん興味無いので...)

古い戸にも絵の痕跡が見られます。

上記戸の裏側。どういう絵が描いてあったんだろう。

襖越しの坪庭。語彙が貧しくて申し訳ないけど、すごく良いです!

日本庭園と中国庭園の違い。大きく言うと日本庭園は人の手があまり入っていないように見せかけ、中国庭園は人の手が入っているのを見せつけて自然を支配することを表現します。
どちらも興味深く面白いです。シェーンブルン宮殿やチズウィックガーデンにも一度は行ってみたいものです。(今回のモロッコついででロンドン寄り道の祭にアビーロードと共に行くはずだったのに...)

日曜の黄昏時といった雰囲気。時間がゆっくりと流れるようです。

お地蔵さんは、じっと訪れるお客さんを見ています。今までどんな人を見てきたんだろうか。

浜名湖まで降りてきました、ここでは東海道新幹線を見るよ。それはいいけど防音壁が高くて格好良く撮れない。よく見る「浜名湖を渡る新幹線の絵」はどこで撮れるのだろうか(行き当たりばったりで来るからこうなるんだいつも。良く調べてから来るべきなのに。いつも旅行すると帰ってから、あんなとこやこんなとこもあったと気づくダメなパターンです。)
0系や100系はおろか300系や500系でさえもう東海道を走っていないなんて衝撃的だよね。東海道にはN700系しかいないのかなぁ。なんか寂しい。

よくここまで来たと思うよ。君はよく頑張ったよ。帰ったらオイル交換してやるからそれまで頼むな。

浜松から富士宮まで高速をひた走り、富士宮にて一泊。ようやく最終日です。

富士宮といえば白糸の滝。やたらダムとか滝とか行きますが、水が好きなんです私。

まずは音止めの滝。ごうごうと音立ててるけどね。

そしてお目当の白糸の滝。ナイアガラの滝みたいなダイナミックな景色は大陸に任せるとして、日本はこういった繊細な風情を売りにしていきたいものです。
富士の伏流水でして、水がめちゃくちゃ綺麗です。岩の隙間からも水が湧いてるのかしら。

写真からも水音が聞こえてきそう。

滝の上には祠のようなものがあり、水がとても澄んでいます。汲めば飲めそう。

神秘的で、これは奉りたくなる気持ちも分かる。

サードアルバムのジャケットはこれだな。

富士山の麓をぐるっと回り、山梨に入って少し休憩。
国道139号でちらっと青木ヶ原樹海を通りました。正直樹海って言ってもただの森やんって思ってましたが、一面森なのね。一度遊歩道から離れて迷ったら抜け出せなさそうだわ。ほぼ高低差の無い360度森だから迷うよあれは。

富士吉田から中央道にて大月の猿橋に到着。

こちらも日本三大奇橋のひとつとされています。なんで猿橋と言うのかは分かりません。

上流に少し行けば谷は緩やかなのに

わざわざ急な狭窄部に橋をかけてます。今の道路設計の考えからいうと上流に橋をかけた方が無難ですが、当時は橋が流される危険性が無いので狭窄部の高い位置にかけたのかな。

去年岩国の錦帯橋に行ったので、あとは徳島は祖谷のかずら橋だけだ。

上流には新しい猿橋、下流には用水橋が架けられており、往時は交通の要だったのでしょうか。

見ての通り猿橋は人道橋ですが、新猿橋は車両の通行が可能です。すぐ隣に学校があり地元の通学路になってまして生活路として溶け込んでいます。
ちなみに近くには長いエスカレータで有名な四方津駅があったりと見所がいくつかあります。

少し寄り道して中央道廃道区間へ。なぜ廃道となったかは知らない。

奥には現道の中央道も望めます。

ここは、かつての高速道路に降り立てます。高速道路に車止めて降りることができるって新鮮!

立派な通りですが前後が細い市道としか繋がってないので車通りも少ないです

そもそも細い市道をあみだくじのように伝って来るので、ここまで来るのも結構大変。

国道20号を東へ進み神奈川県、相模ダムへ

高欄は後付け感満載ですが、それをものともしないデザインはどこか中華的でおしゃれ。

下流はこんな感じ。水は相模川として茅ヶ崎方面に流れていきます。茅ヶ崎と聞くともう目の前は町田や相模原など関東の街中なんだなと改めて実感しますね。

この後は中央道に乗りひたすら高速で帰っていきます。八王子ジャンクションで一部二車線になるので渋滞してます。普通の日でこれだから連休によく聞く小仏トンネルで50km渋滞っていうのも頷けます。
これにて日本半周の旅も終わり。結果的にモロッコは行けませんでしたが、これはこれで良い経験となりました。日本って広いです。