Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.43(ダム上の県境編)

2016年12月18日 23時19分35秒 | 旅行記
今年の出来事は今年のうちにまとめたいものです。さて今回も5月の話となりますが、まるまるもりもりで一躍有名になりました丸森町に向かいます。目当ては松ヶ房ダム。所在は丸森町ですが、国道6号を山元・新地と県をまたぎ、一度相馬へ入ってから宇多川を登っていきます。

案内板を見ると何の変哲もないロックフィルダムのように思えます。

ダム湖は日当たりも良く綺麗ですね。

洪水調節機能のないダムですが立派な洪水吐をお持ちです。

遊歩道のように綺麗に整備された堤体。街灯といいタイル敷きといいおしゃれ。今までのダムと雰囲気が違う。

とおもったら県境だ!左岸側(北)が福島県、右岸側(南)が宮城県のようです。おやおや。松ヶ房ダムのある宇多川ですが、福島の霊山に源流があり一瞬丸森町を流れ相馬を通り太平洋に注ぐ河川のはず。ということは左岸(北)が宮城県で右岸(南)が福島のはずでは?とお思いのみなさん。私も不思議に思いましたが地図をよく見ると、丸森町の一部が福島県に食い込んでいるんです。なんだこれは。

川を境に南側が宮城県という謎。そしてさらに宮城県側にダム事務所があるのに福島県のダムの扱い。事務所の住所は宮城県伊具郡丸森町なのでしょうか。事業主が相馬市の上水道だから福島県のダムなのか(そもそも洪水調節の機能は無いし、宮城県は建設費を出してないのかな。)納得いかないけど、辻褄は合うので納得。

私のような物好きのために事務所内には親切に模型が設置されています。赤線が県境になっているようです(写真だと見づらい)

今回はそんな不思議ダム、松ヶ房ダムの紹介でした。(この写真の地点は宮城県、見える対岸が福島県、流向は右)

ちなみに帰りはダム湖畔沿いを進み丸森町筆甫経由で帰りました。この筆甫(ひっぽ)というところも結構謎で県南にしては降雪量も多く、(私としては)宮城県感の無い土地です。駒の湯といい筆甫といいラジオやテレビでよく県内最大降水量を観測と聞きますが、ここは宮城県なのか?と毎回疑問に思うんですよね。相手からして見れば、新地は福島といっていいのか?とか一関なんてほぼ宮城やん!って思うのかもしれませんね。昔の国境だとむしろ岩手県気仙郡まで陸前で白石や亘理は磐城だったみたい。そう思うと気仙沼なんて岩手やんけ!ってのは間違いなんです。ちなみに鹿角も秋田ではなく飛び地な陸中。とはいえ福島・宮城・岩手・青森は総じて「陸奥」なので細かいことは気にしない。

世界の車窓からvol.42(気仙沼編)

2016年12月18日 22時21分51秒 | 旅行記
もう年末も近づいているというのに年末っぽいことは一切せず。強いて言えば宝くじ買ったぐらい。ああ、来週車洗おう。雪降らないといいな。
そういえば先月から腰が痛くなり、そのうち治るだろうと一週間近く様子みていたら、太もも・ふくらはぎまでじんじんしてきてなんかやばいなと思い医者へ行ったところ椎間板ヘルニアになってました。今週コルセットを作り、痛み止めも飲みながら少し様子を見ます。これって完治するのかしら。一生これと付き合わなきゃならないとなると辛いですね。全然腰を痛める心当たりがないのですが、みなさんも腰は大事にしましょう。(挙げてみれば心当たりがなくはないけどね。一人暮らしからくる食生活の偏りか、運動不足、仕事のストレス、もしくは着座位置の低いコペンちゃんのせいか。ここ最近、乗り降りとクラッチがしんどいです。)
さて今回は五月の連休に気仙沼へ行った時のお話です。今年度から友達が気仙沼へ転勤となりお宅へ遊びに行ったんです。

仙台から約2時間半。距離的には郡山と同じくらいなのに遠いよ気仙沼。朝に出ても到着は昼過ぎ、休憩は道の駅かわさき。ご飯を食べてリアスアーク美術館へ向かいます。すると受付にて銀のほやぼーやが出迎えてくれます。あんまり可愛くないけど結構人気あるみたいですよ。ただホヤってあんまり好きくない、海臭いのがどうも苦手。
ここでは三陸のくらしを伝える常設展(地方の博物館にありがち)のほかに震災被災物の展示も行っています。被災写真のほか実際の車やぬいぐるみ、ビデオカメラなど被災を受けた生活雑貨が置かれていました。震災被災の展示物は見ていて面白い(興味深いという意味)のでぜひ見てみてください。

二日目の朝は太平洋へ朝日を見に行こうよ。ということで唐桑の巨釜半造まで来ました。
時期的に日の出は5時近かったので4時前起床。眠いよー

案内の看板。海岸沿いは遊歩道になっており駐車場から少し歩いて海辺まで行きます。

右側に見えるのが折石です。太平洋から朝日が注ぎます。

打ち寄せる波と剣山のような海岸
実は前日夜まで宴会をしていた我々、気仙沼の家主は起こしても起きないので我々(お客組)だけで朝日を満喫。お宅に戻ってもまだ寝てました。日曜の朝、なんだかレンジャーを見ているとパッと飛び起き、朝日見に行ったんすか?と友達。一人残されたことにがっかりしていたみたい。だって起こしたけど起きないんだもん。

いい時間になり、昼は一関の猊鼻渓へ向かいます。厳美渓と似てるけどそこはまた別の場所

5月と言えば、こいのぼり〜

鮎の塩焼き。骨も頭もバリバリ食べられる。

新緑のなか舟で登っていきます。ここでも気仙沼の友達は二日酔いでダウン。舟には乗らず船着場で休憩、休日のお父さん。

終着点は獅子岩です。

岩壁には穴があり石を入れると願いが叶うそうです。

来れなかった友達のため、全部「恋」にして挑戦。我々協力して投げましたがひとつとして入らず。私が投げたのは対岸にぶち当たり砕け散ってしまいました。がんばってくれ。

帰りも舟下り。さながら桂林のよう

ちょうど戻ってくるとキハ110が轟音とともにガーダー橋を渡って行きました。この辺の大船渡線って一回北上してまた南下するよね。一関と千厩って高低差あるのかしら、直接国道284沿いに進めば早いのに。

お昼は登米(ほぼ県境)のタイカレー屋さん。辛くなくめちゃくちゃうまい。