Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.41(常磐道で行くいわき編)

2016年11月04日 18時29分34秒 | 旅行記
つい先日、三陸自動車道が志津川ICまでつながりましたね。ちょうどその一週間前に付近の45号通ったんだけれども一切看板とか表示なかったんですよね。当時は急にラジオで今日開通しましたーと聞いてびっくり。ちなみに途中の三滝堂ICには今後道の駅が併設されるようです、無料区間にはSAは作らない方針なのかしら。
さて、それはさておき2015年3月、常磐自動車道が全通しました(わーい)
ということで、5月の連休初日天気も良かったこともあり、オープンにして常磐道を通ってみました。ルートはおなじみ仙台宮城ICより南ICで南部道路にのりかえ若林JCTで東部道路へ、岩沼ICからは常磐道突入と同時に暫定2車線。はらこ飯食べたいなー。
山元ICまでは前回通っていますが、今回開通した山元〜いわき四ツ倉までは初の区間。まさかこんなに早く開通すると思わなかった。暫定二車線とはいえ高速道前線開通とは響きが良いですね。

福島に入り南相馬鹿島SAで休憩。今回開通の常磐道にて唯一のSA。開通したばっかなこともあってか(?)結構大賑わい。新しいからか綺麗なSAで気持ち良いですね。
ここから先は原発の影響もありオープンで走るのもまずいかなと思いクローズで走行(現在、国道6号も自動車のみの通行になっていますし)ただ対向からオープンのロードスターが走ってきてたから別に締めなくても良かったのかな。道路脇には何マイクロシーベルトだの電光表示もあり物々しい雰囲気。
道路自体はちょうど阿武隈山地と浜通りの中間を走るため景色が良いです。仙台方面から来ると右手に山、左手に平地が望め、適度にアップダウンもあり先も見通せるので追い越し区間に入っても気持ちよく追越せます。完成2車線だったら走りやすいだろうになぁ。意外と大型トラックも少なく(物流はやっぱり東北道がメインなのかな)連休期間中ではありましたが、車もすいすいと流れます。
いわき四ツ倉ICで降りた後は国道6号を南下、平市街を過ぎ内郷へ。

白水阿弥陀堂に来ました。ここは福島唯一の国宝だそうです。あれ?鶴ヶ城とか、会津関連で国宝なかったんだ。
写真を撮ろうと自慢のカメラを登場させるも電源がつかない。カメラの電池が無かったです。がーん。ちなみにお堂の中は撮影禁止でした。中には大きい仏様がいて、天井の模様(?)が見事でした。

庭園の池には日向ぼっこする亀が。池のある庭園といえば平泉の毛越寺を思い出します。

お堂も古い建物で良かったのですが、それよりも庭園が綺麗でした。季節ごとに楽しめそう。

あやめが有名なのかな。時期が悪く枯れてますが蓮も凄そうです。

その後は内郷のフェアリーテールでチーズケーキ購入。最近遠出するとチーズケーキ巡りする習慣ができてきました。特にチーズケーキ自体に場所毎の特色があるわけではないですが、せっかく来たからには...と言うことで地元のケーキ屋見つけては買って帰ってます。にしてもこのケーキ屋高校の目の前なんですね。


午後からはいわき石炭館へ。いわきは石炭採掘やフタバスズキリュウの発掘地ということで有名なんです(もっぱら恐竜の発掘という点では福井に座を取られてしまいましたが。)相変わらず地学が好きな私は小学生の頃一度来ましたが、昔と全然変わらず懐かしい。写真はアルバートサウルス。こうしてみるとティラノより華奢で運動性高そう。右下にはティラノサウルスの頭骨が置いてありますが、比べてみるとアルバートの頭骨がいかに薄っぺらいか。というよりティラノの頭骨がゴツすぎ。こんな大きい頭振りまわすほどの筋肉持ってるってやばいっすよ。

隣にはトリケラトプス。昔とは展示レイアウトが変わっていますね。それにしてもトリケラトプスも頭でけぇ、こんな大きかったかな。肩幅もえらい太い、体の厚みだけで2m近くありそう。子供の頃やたら大きいトリケラトプスとかティラノサウルスとかが好きでしたが、最近はアルバートサウルスやカスモサウルスなど中型の奴の方が俊敏性ありそうで好きです。そういえばトロサウルスって昔いたけど、今はトリケラトプスの若個体という認識になって消滅したんでしたっけ。トロサウルス、おいしそうな名前。

クロノサウルス、と表示があるけど初見リオプレウロドンだと思った。どっちがどう違うのかよく分からん。そもそも首の短い首長竜という区分けも今になって思うとよく分からないです。この首長竜ですが(フタバスズキリュウとかクロノサウルスも同類)本来は三畳紀にいたノトサウルスから分岐したようです。このノトサウルスというのが見た目アシカみたいなんですよね。ということは比叡進化的なやつでいずれ首の長いアシカも出てくるのでしょうか...
(ところでノトサウルスって名前からして、私の中では完全に能登サウルスです。勝手になんとなく輪島の海岸や東尋坊とかにいそうなイメージを持ってます)
さて映画の話ですが、昨年ジュラシックワールドが公開され恐竜好きな私は早速ブルーレイ借りて見ました。内容詳しく書くのもアレですがDNA操作された改造恐竜が大暴れ的な内容でした。正直3まではリアル路線で(といっても本物知りませんが)面白かったのですが、4で一気に怪獣映画みたいになって興冷め。映画の中にもこのクロノサウルスと似たモササウルスという海棲爬虫類が登場するのですが、もはや怪物です(笑)

化石展示の他にも石炭採掘当時の様子を再現した展示も行っています。昔来た時は興味無かったけど、今こうしてみると面白いですね。

フタバスズキリュウの噴水は健在。維持費がかかるーと言って撤去されてたり、噴水が止まってたりしたらどうしようとか思ってました。休日なこともあり館内はちびっこで大盛り上がり、昔自分もはしゃいで見に来たところが今も盛況しているところを見ると嬉しく思います。

この後湯本温泉に寄りたかったのですが時間が押してきたので湯本ICから船引三春ICへ行き三春ダムへ向かいます。インターからダムまで結構遠いのね。そしてダム湖が広すぎて堤体がなかなか見当たらず近くをうろうろ。(支川が多すぎて橋だらけです、迷うよこれ。しかも支川が多いから堆砂測量大変そう。)

ようやく到着。ダムが見えるようステージが整備されてる、すげー!

広いダム湖の割に堤体はコンパクト。

曝気装置がダム湖をかき回しています。

曝気装置についての説明書きがあります。流入水バイパス管なんてものがあるようです。
他にも説明パネルがありましたが、本堤の上流にも土砂ダムがあるようで、土砂ダムに溜まった土を一度浚渫して本堤下流に盛土してダム放流により下流へ土砂の供給を行っているようです。頑張ってんなー

ダムより下流側はこんな感じ。狭窄部になってますねー

さっきまで自分のいたステージが実は係船庫になってたんだ!こういうのわくわくすっぞ!

右岸の山には公園が整備されていて上から堤体がよく見えます。天気が良くてドライブ気持ちいい。

この後は郡山に出て、ひたすら4号を北上して帰って来ました。
それにしてもいわきは広いですね。去年小名浜へ行きましたが、見所があって数回寄っただけじゃ周りきれませんよ。街も平、湯本、小名浜、勿来とずっと続きますからね、東北っぽくないです。そして仙台から来るとなると日帰りは遠いなぁ。

世界の車窓からvol.40(広島岩国編)

2016年11月04日 11時32分21秒 | 旅行記
今年の2月に(かなり前ですね)職場の同期・後輩と広島旅行へ行きましたので、またまた旅行記です。かれこれあと5回分くらい旅行記が続きます。折り紙のこと書けよ...

さて。広島といえば今話題のカープ。最近好調のマツダ。他にもポルノやパフュームなど有名人も多く。お好み焼きや牡蠣など食べ物も有名ですね。こちら仙台からすると何も馴染みがないですが、勝手に良い街を妄想しています。(住んでる方からすれば、広島なんて何もないよーと言うかな。)

アイベックスにて仙台から広島へ向かいます。午前発なので午後は広島満喫できます、嬉しいですね。実は寝坊して乗り遅れそうになったのは内緒。後輩を迎えに行く約束だったのですが私がなかなか来ないのでどきどきしていたことでしょう。
広島空港到着後は高速バスにて広島駅へ向かいます。知ってはいたけれども山の上にある広島空港。着陸時、山々が見えてきて着陸近づいてきたかな?と思った矢先にアプローチが見えてきて、すぐ着陸します。そして空港の規模というか、建物の雰囲気が仙台空港そっくり。今後広島空港も民営化...なんて話が上がってくるのでしょうか。
仙台空港が、今年民営化しました。この空港民営化、正直私はよく分かりません(笑)メリットとして民営化すると着陸料引き下げられるよーとか、LCCを誘致して活性化!なーんて言っているけど、それって儲かればの話でしょう。今後人口減ってくると言いますけど...儲かるのかい?仮にこうしたメリットが本当だとして、そもそもじゃあなんでもっと早く民営化してなかったのさ。よく分からないけど国管理のままでも上記のことってできないの?ってのが感想。国内・海外とも就航路線が増えるのは楽しみですが、仙台空港なんて一時期タイ便やハワイ便、香港便やシンガポール便も出てたじゃないですか。それが何で無くなったのかって利用者いなかったからじゃない。日本国内の利用客はある程度ピークもきてるから期待できないよね。となると海外からの観光客をうまく招いて収支増えてがっぽり!をイメージしていると思うけど、うまくいくと良いですね。最近はやたら台湾便が好調のようですね。台湾好きだし、また行きたいわんなので素直に嬉しいけど、自主性を失ってしまわないか不安だなー。(何て言うか、海外からの観光客誘致にスポット当てすぎて国内客の需要を無視した運営はやめてほしいなぁ)
話が逸れました。広島空港の話に戻しますが、空港から市街地までやたら遠いですね。広島西飛行場を拡張して運用できないのかな、啓徳空港みたいで面白そうだけど。

広島駅に到着しました。ホテルに行き荷物を降ろすため、路面電車に乗り換えます。車の運転大変そう。

ホテルに行き荷物を預け市内散策へ向かいます。ひとまず広島と言えば原爆ドームなので見に行きましょう。平和大通りを抜け、元安川に沿って歩いていきます。川沿いにはたくさん雁木がありますね、この前ブラタモリでも説明していました。さすがデルタ地なだけありますね、仙台とは景色が違う。一昨年だったか、ひどい土砂災害ありましたが、確かに空港から広島高速通っていた際に脇の山々の地肌を見てみると砂っぽい感じでパサパサでした。東北の土とはまた違う様相、地山が脆い分雨が降ると流出しやすいからこれだけ大きな堆積が生じたのですね。ああ、仙台にも都市高速ほしいなぁ。4号バイパス、いつも岩切とか遠水塚のあたり詰まるんですよね、車線が減るからかなのか知らないけれどバイパスがバイパス機能はたしてないですよ。高速とまでは言わないまでも、南環状線と北環状線をさっさとつないでもらうか、北四大衡と仙台館腰の間を地下トンネルでも掘って仙台の街を迂回できれば何と素晴らしいことか....
さて、話を戻しましょうか。

原爆ドームです。約4ヶ月後にはオバマさんが平和公園に来ましたね。
近くで昼ごはんを食べ、広島駅に戻り呉線で呉へと向かいます。向こうの電車って単線でもやたらスピード出すよね、東海道線や中央本線もだけど。東北本線とか仙山線とか遅くて遅くて。

呉では大和ミュージアムに寄りました。内容が盛りだくさんで数時間では回りきれないですね。

鉄のくじら館にも行きたかったなぁ。

巴屋のアイス最中食べました。中身のアイスはシャーベットのような感じ。

階段好きな後輩。階段を登ります。呉の街並みですが山合いに港があり、住宅は斜面にへばりついています。塩釜と似ている。

海猿で使われた階段のようです。階段を上って行った先にも住宅があり、駐車場には軽トラやなんかが停まっていました。どうやってここまで登ってくるんだろう。
他にも呉市内見たいところいっぱいありましたが、車もなく機動性に欠けるので徒歩で回るのも限界があり、日も落ち始めたので広島へ帰ります。

二日目は宮島へ向かいます。広島観光の鉄板ですね。我々があまり松島に行かないのと同様に、広島の人も宮島なんて行かないのかしら。
さて、ホテルから地下鉄(地下バス?)に乗り新白島へ行き山陽本線で宮島口へ。車窓には田んぼが全然見当たらない...不安になってきますね。見えるのは工場と山と住宅と小規模な畑。沿線には市街地がずっと繋がっています。奥に見える山々には段々畑のように住宅地が広がっています。見たところ人が住むには適さない土地のように見えるのに(土地の起伏的には三陸沿岸のようなのに)あんなに切り開いて住んでいるなんて人口密度どうなっているんだ。山に住んでる人たち自転車通学大変。

宮島口です。ここから少し歩いて連絡船に乗り換えます。

歩いて10分ほどでフェリー乗り場に到着です。駅と港の間にはお土産屋さんがびっしり。松島の45号のようですね。

30分ほどで宮島に到着です。そんなにかからなかったかな。

舟乗り場を出てすぐ鹿さんがいます。金華山のようですね。そういえば、おしかホエールランドってなくなったんだよね、寂しいなぁ。

表参道を行かず一本裏道から攻めます。天邪鬼な我々。良さげな酒屋さんがありました、荷物となるので帰りに寄ろう。

少し山側へ逸れると、女人坂というものがあります。そこには乳地蔵なるものがおりました。お参りするとおっぱい大きくなるのかしら。
後輩はお賽銭を入れてました。彼女でしょうか...

山辺の古径。良さげな山道ですね。

小径を進んでいくと水路を見つけました。

トンネルをくぐると、ひっそりとたたずむ石積みの堰堤がありました。

タイムスリップしたかのような小道。

おもひでぽろぽろの場面を再現するかのようにはしゃぐ階段好きの後輩。

千畳閣は床が黒光りしている、一体何人の人が歩くとこんなに磨かれるのだろう。頭上にある古そうな絵はひとつひとつ絵柄が違うので興味深いですね。じっくり見ると時間がなくなるのでなくなくスルー。卓球のトーナメントができそうなくらい広いですね。

お待ちかねの宮島といえば厳島神社

鳥居が水面に浮いています。雑誌やなにかでよく見る景色。私の腕ではうまく撮れないね。

お昼は宮島名物あなご飯を食べます。

大変おいしす。

午後の部は弥山に登ります。まずはロープウェイでらくちんらくちん。

終着駅に到着。ちょっと休憩。ここでも十分眺めが良いのですが、まだ先へ進みます、ここからは歩きです。結構階段や坂道が辛いので無理だなと思ったら諦めましょう。

宮島の裏にはプライベートビーチのような綺麗な砂浜がありますね。あそこまで下りてみたい。穏やかな海、瀬戸内海は雰囲気地中海みたい。

一時間ほど歩いて弥山山頂に到着。山道は植物が茂り道も狭いですが、面白い山道。植物も東北のものとはやっぱり違い、砂の質も違うのでどこか外国にいる感じにさせてくれます。
頂上には大きい石がゴロゴロ。ふしぎ発見でこの前やってましたね。最近広島流行ってんのか?

さっきまでいたロープウェイの終着駅があんな遠くに。結構歩いたなー。あそこまで帰るのかー。

広島側を望むと厳島神社の鳥居も見えます。清々しい気分。

下山すると潮が引いてました。下まで降りて行くと、鹿もいました(笑)慣れてるのね。

来るときに見つけた酒屋さん、久保田。店内では試飲が一杯100円から頂けます。じっくり味見して買えるのは嬉しい。龍灯っていうのが喉にかーっと来なくて飲みやすく、すごく美味しかったので購入。

産地直送、その場で食べる焼きガキ、当たり前にうまい。あとは帰るだけなのでお土産探し、もみじ饅頭もいろいろ種類あるんですね。
この日は宮浜温泉で一泊。あー、温泉いきてー。

最終日3日目は岩国に向かいます、はじめての山口県。角島大橋とか行ってみたいね。萩とか津和野も魅力的。

大野浦から岩国に到着です。キハ48だ(47だか48だか分からないけど。)気仙沼線とか男鹿線とかこれだったなぁ、懐かしい。今は東北の気動車はどこもキハ110だもんね。あれ、男鹿線はまだ走ってるのかな。
さて、岩国駅からはいわくにバスで錦帯橋へ向かいます。岩国駅前もそこそこ賑わっていまして西日本の都会ぶりに感動しています。

天気が良いです。今回のこの三日間ずっと天気が良かったです。

河川敷まで降りていくことができます。裏から見ても立派な木組み。

アーチの木枠をいくらか重ねて桁を作ったそうです。渡ってみると結構勾配が急で、特に降りるときは結構怖い。階段状にはなっているけれど踏面の幅が上へ行くほど狭くなるので歩きづらいです。

またロープウェイに乗り、岩国城まで登ってきました。

岩国城は最近になって再建されたようです。お城の中は展示室になっていまして、当時の刀とか達筆な文章(読めない)を展示しています。

門前町と錦帯橋が見下ろせます。水面が輝いている。

ロープウェイに乗り麓まで降りていくと有名なソフトクリーム屋さんがありました。
いろいろ種類があって悩みますが、塩アイスを注文。

伯方の塩ソフトおいしい。塩バニラでした。

その後は少し街中ブラブラし、岩国駅から広島駅へ戻り、お土産を買います。駅からはバスにて空港へ、満足な三日間でした。

帰りもアイベックスです。ちっさい飛行機だけど、乗り心地はまぁまぁ。機内サービスもANAと変わらないですし、小さいからといって揺れるわけでもなく乗る分には737とか767に乗っているのと同じ。2+2の座席配置も新幹線に乗っているような感覚で何も問題なく。三菱もMRJがようやく運用開始しそうですし今後小型機が活躍するのかな。737はもう古いし。大企業が747みたいな大型機を飛ばすっていう時代は変わりつつあるのかな、今はLCCのような小さな会社がMRJを使って地方間輸送を広げてくるのでしょうか。それはそれで空港で大型機が見れなくなるのは少し寂しいかな。

仙台空港に到着すると、ベルコンに乗って我が県の観光課長、むすび丸がお出迎え。シュール(笑)