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ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.60(南の島編)

2018年04月01日 16時53分36秒 | 旅行記
年度末、慌ただしいですね。といってもう4月なんだ!?年々一年が早いです。かく言う私も四捨五入すると30となってしまう歳に。老いが怖いよ!
さて、ちょっと間が空きましたが前回の続きで四国初上陸の旅です。今回は写真が多いです。


神戸を抜けて淡路島へ。淡路からの明石海峡大橋。結構対岸(明石市)が近いですね。
それにしても片側3車線なんて立派な道路ですこと。気仙沼大橋でさえ片側1車なのに。そういえば三陸自動車道もとうとう大谷海岸〜気仙沼が開通しました!あとは歌津〜大谷海岸だけだ!待ち遠しい。

淡路島北端の岩屋には絵島があります。

ここ絵島は日本書紀に登場する歴史のある島だそう。の割には大分侵食しててそのうち無くなってしまうのではないか心配になります。

泥岩かな?堆積のマーブル模様が綺麗。三陸海岸とは岩の色も表面の形状も異なります。

ほのかに磯の香りもして、松島とはまた違う日本の海岸風景といった感じ。

東海岸を南下しつつ、ちょっと休憩。夏の日差しが気持ちいい。
淡路市を抜けると国道28号は海岸沿いを走ります、対岸の和歌山県も望めるので良いドライブルートです。洲本で昼飯を取りまたどんどん南下していきます。淡路島って大きい島に感じましたが面積的には仙台市より小さいのですね。そんな気しなかったけど。

上田池まで来ました。実は土木遺産に指定されている立派な堰堤なのですが、アクセスがなかなか大変。

堤頂から良い景色が望めます。程よい田舎です、畑は全部玉ねぎ畑なのかなぁ。

堰堤のデザイン、草の茂り具合や堤体の風化具合を見ても、もはや工芸品のようですね。

高欄の模様も市松模様?でおしゃれ。

洪水吐部はデザインを変えて橋のようにしています。高欄の模様も堤体部とも異なっています。

こうして見ると、どこかお城のよう。

下流から見ても存在感がありつつ周囲とも馴染んでいます。

そのままひたすら南下しついに四国突入、徳島県鳴門市にとうちゃこ!鳴門大橋のたもとまで来ました。高速下りてぐるっと回らなきゃないのね。
こうして思うと淡路の人は淡路を脱出するのに必ず高速に乗り換えなければならないのか。高速乗ってしまえば神戸や徳島にも近いのですが、なかなか通勤・通学で毎回高速乗らなきゃないと思うとしんどいかな。

時間が悪く渦潮は見れずじまい、まぁまた次回ですな。とりあえず鳴門金時スウィートポテトが美味しかったのでいくつか買って高松へ向かいます。明石海峡大橋や鳴門大橋も瀬戸大橋のように鉄道通せば京阪神から徳島まで近いのに。橋の構造自体鉄道通せない作りなのかなぁ。
鳴門からはひたすら国道11号を高徳線に沿って北上します。徳島側は海岸線に山が立ち、香川県に入ると平野が広がります。夕日が綺麗でしたねぇ。
香川県も日本で一番小さい都道府県と聞くので難なく高松まで行けると思ったら意外に広くて街並みもずっと続いてて信号も多いです。確かに45号と比べたら退屈しない道でしたが、徳島と高松って通勤圏内かと思ってましたよ。

高松到着後ホテルからの夜景です。海が近くてまさに港町ですね。青森のよう。高松もそこそこ大きい街ですが、瓦町のあたりうろうろしてどこかノスタルジックというかレトロというか、昭和臭い感じがします。11号をまたぐ踏切があるなんて凄いことですよ!(そういえば4号に踏切ってあったかなぁ。)

とここで、今回の旅のテーマソングをひとつ。山口百恵の「いい日旅立ち」です。
ひたすら28号と11号で運転中山口百恵をかけていたこともありますが、新神戸駅にふらっと寄った時に構内チャイムで使用されていたこと(東海道新幹線かな?)、淡路や四国の街並みがどことなくノスタルジックというか昭和臭い感じ印象強く残ってます(まぁ青森や敦賀も大概だけどね。その点仙台は新しい香りがします。なんなんだろうね、建物の作りなのか、道路の配置なのか、広告看板とか?)

他にも「夢先案内人」や「愛染橋」も候補の一つでした。「曼珠沙華」でもいいね。


高松で一泊したのち琴平へ向かいます。電車で来てないですが駅がおしゃれなので寄ってみます。天気が良いなぁ。

駅前の高灯籠。

思えば随分遠くに来たわ。よく行ったよ車で。

ことでん。かわいいらしい車両。

階段を登ります。雰囲気は九份みたい。金毘羅宮まで登っていきます。
途中、あと◯段と表記がありますが、結構登って汗だくで熱中症なるんじゃないかと思ってもあと3・4百段あったりするんだよんね。

石灯籠が並びます。ここにきてどっと中国人観光客が多いです。

本殿の前の社。もはや本殿のような荘厳さ。

上まで登りきると讃岐平野と讃岐富士が望めます。人家の密度高いな。

謎の渡り廊下。なんで高床式なのだろうか。

本宮はこちら。

長い石段を降りご褒美にオリーブアイスを食べます。少ししょっぱい。油とアイスが分離して食べにくいです(笑)どうせならアイスに練り込んでくれ。

そして香川といえば豊稔池ダム、まんのう池も行きたかったのですが時間がなさそうなので行きません。

街中のダムかと思ったら結構山奥にあります。ダムカードは現地でもらえないので注意。

自然と調和しています。人工物だけど「人工物感」がないので良いです。

逆光でいいかんじ。セカンドアルバムのジャケットに使うわ

水は結構汚いですね。まさにため池ってかんじ。世界三大がっかりダムの一つに任命したい。
(マーライオンは言うほど小さくないしがっかりしないよ、まぁ想像通りというか。)

峠を越え徳島に入ると池田で少し南下し松尾川温泉まで来ました。国道32号から分岐し凄い細道を進んで行ますが、奥までしっかり家が建っています。そして斜面にも家がへばりついています。砂防とかこの辺どうなっているんだ。東北では見ないような景色が広がっているのでびっくりです。よくこんなところにまで人が住んでいると関心してしまいます。雪は降らないのかなぁ。
細道の途中では「ばこん!」とポットホールにはまりびっくり。何事もなさそうでしたが、足回りやられたら帰れなくなるので良かった良かった。確かこれでも県道のはず、道路直してくれ。
せっかく近くまで来たので祖谷や大歩危小歩危も寄ればよかったなぁ。次回ここまで車で来るの結構大変だぞ。

その後は吉野川に沿って国道192号を東へ進み道の駅三野へ、中央構造線の露頭があるのです。
(道の駅三野でお土産買いたかったのですが正直ぱっとせず、対岸にある貞光ゆうゆう館にてお土産を買います。)

見てもよく分からないですなぁ。中央構造線レベルだと大破砕帯が広がってるものと思ってましたが、粘土層で埋まってるみたい?

ただ、対岸に目をやると吉野川の雄大な景色が広がっています。綺麗。

徳島市内へ行き和歌山行きフェリーに乗ります。コペンさん初フェリー
徳島の街中、特に11号吉野川の橋梁は車が多く渋滞してましたね。意外と都会なんですなぁ、てっきり山形みたいなところと思っていたら普通に仙台みたいでしたよ。

約2時間強の船旅です。船内は結構がらっとしつつも賑わい(家族連れや私のような一人旅、帰省中?の学生さん)もいまして、ゆったり平和な時間でした。混んでると写真のようなカーペット席では窮屈というか、他の人とは適度な距離感が欲しくなります。特に一人の場合。

今思うと信じられない位置情報です(笑)よくここまで車で行ったよ。

結局駆け足で四国を回ったのであまり満喫していませんね。意外に徳島の見所が結構ありそうなので、次回じっくり回ってみたいものです。
徳島は節穴だったなぁ、一泊しても良かったかな。徳島また行きたい。

日本って広いよ!

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