喜寿から始まる

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セミは死んだふりをする?

2020年08月22日 | 写真・絵日記

猛暑にも慣れ始めた。

セミがマンションの通路で転がっているのに3回ほど出くわした。
仰向けに転がっているので、死んでいるようにもみえたが、邪魔になるので、蹴飛ばした。
死んでいるのなら、蹴飛ばした力に相応するスピードで、放物線を描くながら飛んでいく。
物凄いスピードで壁にぶつかりながら直線的に飛んで行った。
ということは死んでいない。自分で動けるということになる。
次の日も仰向けで転がっていた。どうみても死んでいるようにしか見えない。近づいても動かない。
蹴飛ばしてみた。前日と同じ反応だった。
死んでいるふりをしているのか、
あるいは床のような平らなところでは仰向けになって休むものだろうか、と一瞬疑問を抱いた。
数日後、またひっくり返って転がっているのを見た。写真だけ撮って、静かに、通り過ごした。人がそばを通っても気が付かないらしい。

思いついて「セミ死んだふり」で検索してみた。
死んだふりではないらしい。セミは一度ひっくり返ると床のような平らな場所では自力で起き上がれないらしい。
仰向けからは飛べないので、結果としては、死にゆく運命にあるということらしい。
蹴飛ばされ飛べる体勢になり、飛んで行ったということになる。
蹴飛ばしてあげた方がよかった?

生死の見分け方:
足を開いていたら生きている。組んでいたら死んでいる。
写真をとったセミ。足を開いているようにみえる。生きていたのだ。その後どうなったかは知らないが、気遣いをしてあげてよかったと思う。

仰向けにひっくり返っているセミをしばしば見受けるようになったのは、もう夏も終わり。
季節は秋に向かおうとしている。

ハイビスカスは急に背丈が伸び、日々咲く花は夏の盛りに比べ小さく弱々しく見える。
夕暮れのハイビスカス越しの空には月齢2の月が浮かぶ。細い二日月には優しさを感じる。

 

猛暑も、もう少しの辛抱である。