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カマラ・ハリス、民主党副大統領候補に正式指名について思うこと

2020年08月21日 | 写真・絵日記

予定通り、カマラ・ハリス上院議員が副大統領候補に正式に指名された。ここ

黒人・女性初の副大統領候補といわれている。
どの程度のインパクトがあるのかわからない。

黒人候補について
オバマも黒人初といわれた。実際は、オバマは黒人の父と白人の母である。
ハリスは、ジャマイカ人の父とインド人の母。
純粋の黒人というわけではない。
既に、オバマが黒人初の「大統領」になっているので、女性「黒人」初の副大統領候補というインパクトはそれほどではと思う。

女性候補について
女性の副大統領としては3人目である。民主党のジェラルディン・フェラーロ下院議員、共和党のサラ・ペイリン、アラスカ州知事に次ぐ。
また、女性としては、既にヒラリーが大統領候補になっている。
黒人「女性」初の副大統領候補というインパクトはそれほどではと思う。

特に「女性」という点について
ヒラリーの女性初について、個人的に若干違和感を抱いている。
ヒラリーの地位はビル・クリントンなしにはあり得ない。
先進国の女性首相といえば、英国のマーガレット・サッチャー、テリーザ・メイであり、ドイツのアンゲラ・メルケル首相である。
3女性共に、夫とは全く関係なく、自らの力で政治家・首相になっている。
ヒラリーは、そうではない。
民主主義のチャンピオンのアメリカでは、やはり、夫や家族の力ではなく、自らの力で大統領職をもぎ取ってほしい。
ハリスはどうか?
気になっているのは、キャリアアップの最初の段階で不倫関係にあったサンフランシスコ市長の”ひき”があったことについてである。
彼女はヒラリーとは違って女性として非常に魅力的に見える。
サンフランシスコ市長との関係は大ぴらだったようなので、公知の事実だと思う。ここ ここ
男女平等をどのようにとらえるかかもしれない。

人種間の差別が言われる。アメリカの場合でも、黒人といっても、オバマやハリスと、全くの黒人とは違う。
いずれにしても、アメリカではいろんな人種が一緒に住んでいる。白人だって、いろいろである。
だから、いちいち人種(広い意味で)を気にしていられなくなるかもしれない。
おそらく、どの民族でも、男女差別はある。
つまり、男女差別は、万国、万民族、万人種共通である。
人種や国が違っても、男同士、女同士では、通ずるものがある。
しかし、男と女との関係では、性的な関係を抜きにして、人間として通じ合うというのは、難しいものがあるのではと思う。

英国のマーガレット・サッチャー、テリーザ・メイ、ドイツのアンゲラ・メルケルが首相になったのだから、できないわけはない。
たまたま首相に選ばれた政治家が女性だったというだけのこと。
ヒラリーのように夫の影響から抜けられない女性には難しい?(有権者の無意識の反応という意味)
ハリスのようにキャリアアップに男性を利用した?場合は?

今度の選挙は、要するにアンチ・トランプというだけで結束している面が強い。
黒人とか女性とかの要素がどの程度の重要性があるのか不明ではあるが、社会に巣くう無意識の意識はいつの時代にも無視できないと思う。
と同時に、アンチ・トランプが強ければ、誰でもいいということになる。
アメリカ社会の分断は、両党に責任がある。民主党は治安の維持に目を閉じ、暴動を許している。
政治家は必要なときはその支持層に厳しくしなければならないときがある。

新型コロナの影響も大きい。有権者が何にどのように反応し、どのような審判をくだすのか、見守っていきたい。