長い間、放置していたにもかかわらずチェックして下さっていた皆さん、ありがとうございました。
前もってブログ中断の予告できればいいのですが、すぐ復帰するつもりがだらだらと・・・という
場合がほとんどなので、始末が悪いです。
前回の記事が五月。何と半月以上もサボっていたわけですね。
その間の出来事や心境の変化などについては、おいおい書いていくつもりなので、改めて
よろしくお願いします。(なんて書きつつ、またすぐトンヅラする予感が・・・(汗))
これから書くのは、最近、とあるフランス人女性と交わした会話です。
フランスでは、日本人だと言うと、未だに「生け花、茶道、浮世絵、着物、オヅは素晴らしい!」
など一昔前のステレオタイプ全開の会話になることが多いのですが、彼女はその点、すごく
さばけていて、フランクな会話を楽しむことが出来ました。
それでも一応、予防線を張って、フランス人が抱く日本人のステレオタイプに辟易している話を
したら、彼女はからから笑い、「わかるわかる。今、中国人と結婚して北京にいる日本人の知り
合いも同じこと言ってたから。フランスにわざわざ来るような日本人は、それでなくても『典型的』
日本人とはほど遠いんだから、そんなクラシックなこと言われても困るって渋い顔してたわよ。」
これにはこっちもついつい笑ってしまいました。
「でも、日本だって似たようなものでしょ。日本人にとってのフランス人像はどうなの?」と彼女。
「高級ブランドに身を包み、シックなレストランで、美味しいワインと料理をエレガントに味わい、
おしゃれな会話を楽しむ人々。何しろ、マリー・アントワネットとルイ・ヴィトンの国ですからね」
と私。
ここで彼女はにんまり笑い、「でしょ。フランス人皆が王侯貴族みたいに生活できるわけじゃ
ないのに。それで思い出したけど、以前、オーストラリアを旅した時、現地の人と話す機会が
あったのよね。その中の一人に『フランスからいらしたんですか。私はこう見えても、フランス
文学の大ファンでね。お国ではカフェで夜な夜な、アプサンを楽しんでいらっしゃるんでしょう』
って大真面目に言われたの。あの時はさすがに、どう返していいのかわからなかったわよ。
まあ私だって、オーストラリアと言われても、せいぜいコアラとカンガルーくらいしか思い浮かば
ないけど、それでも、誤った先入観よりは、無知の方がまだましなんじゃないかしら。」
それでひとしきり笑った後、クラクフでの苦い経験が蘇ったのでした。
ポーランドに住み始めて間も無い頃、近くのポーランド人を捕まえては、「マズルカ(ショパンが
好んだポーランドの舞踊形式)踊れる?」と聞いて回っていたんですよね。
彼らは人がいいので、「ポロネーズなら高校で習ったから踊れるけど、マズルカは無理?」とか
嫌な顔もせず、けっこうまじめに答えてくれていたけど、気心知れた寮の隣人に、「ポーランド人
なのにマズルカ踊れないの~?」と聞いた時に、「じゃあそっちは日本舞踊踊れるのかよ?」と
半ば冗談、半ば本気の答えが返ってきて、ようやく我に返った私。ああ恥ずかしい・・・
と言うわけで、長い沈黙の後の長~い記事でした。(今回はいつまで続くか(大汗))
加筆修正です。
アブサン、てっきり製造中止のままだと思い込んでいたのですが、 1999年以降、成分に多少
変更を加えて再販されているようです。無知は私たちの方だったのかも(滝汗)
前もってブログ中断の予告できればいいのですが、すぐ復帰するつもりがだらだらと・・・という
場合がほとんどなので、始末が悪いです。
前回の記事が五月。何と半月以上もサボっていたわけですね。
その間の出来事や心境の変化などについては、おいおい書いていくつもりなので、改めて
よろしくお願いします。(なんて書きつつ、またすぐトンヅラする予感が・・・(汗))
これから書くのは、最近、とあるフランス人女性と交わした会話です。
フランスでは、日本人だと言うと、未だに「生け花、茶道、浮世絵、着物、オヅは素晴らしい!」
など一昔前のステレオタイプ全開の会話になることが多いのですが、彼女はその点、すごく
さばけていて、フランクな会話を楽しむことが出来ました。
それでも一応、予防線を張って、フランス人が抱く日本人のステレオタイプに辟易している話を
したら、彼女はからから笑い、「わかるわかる。今、中国人と結婚して北京にいる日本人の知り
合いも同じこと言ってたから。フランスにわざわざ来るような日本人は、それでなくても『典型的』
日本人とはほど遠いんだから、そんなクラシックなこと言われても困るって渋い顔してたわよ。」
これにはこっちもついつい笑ってしまいました。
「でも、日本だって似たようなものでしょ。日本人にとってのフランス人像はどうなの?」と彼女。
「高級ブランドに身を包み、シックなレストランで、美味しいワインと料理をエレガントに味わい、
おしゃれな会話を楽しむ人々。何しろ、マリー・アントワネットとルイ・ヴィトンの国ですからね」
と私。
ここで彼女はにんまり笑い、「でしょ。フランス人皆が王侯貴族みたいに生活できるわけじゃ
ないのに。それで思い出したけど、以前、オーストラリアを旅した時、現地の人と話す機会が
あったのよね。その中の一人に『フランスからいらしたんですか。私はこう見えても、フランス
文学の大ファンでね。お国ではカフェで夜な夜な、アプサンを楽しんでいらっしゃるんでしょう』
って大真面目に言われたの。あの時はさすがに、どう返していいのかわからなかったわよ。
まあ私だって、オーストラリアと言われても、せいぜいコアラとカンガルーくらいしか思い浮かば
ないけど、それでも、誤った先入観よりは、無知の方がまだましなんじゃないかしら。」
それでひとしきり笑った後、クラクフでの苦い経験が蘇ったのでした。
ポーランドに住み始めて間も無い頃、近くのポーランド人を捕まえては、「マズルカ(ショパンが
好んだポーランドの舞踊形式)踊れる?」と聞いて回っていたんですよね。
彼らは人がいいので、「ポロネーズなら高校で習ったから踊れるけど、マズルカは無理?」とか
嫌な顔もせず、けっこうまじめに答えてくれていたけど、気心知れた寮の隣人に、「ポーランド人
なのにマズルカ踊れないの~?」と聞いた時に、「じゃあそっちは日本舞踊踊れるのかよ?」と
半ば冗談、半ば本気の答えが返ってきて、ようやく我に返った私。ああ恥ずかしい・・・
と言うわけで、長い沈黙の後の長~い記事でした。(今回はいつまで続くか(大汗))
加筆修正です。
アブサン、てっきり製造中止のままだと思い込んでいたのですが、 1999年以降、成分に多少
変更を加えて再販されているようです。無知は私たちの方だったのかも(滝汗)