朝食を済ませた後、玄関を開けたら、ちびトカゲがすごい勢いで飛び込んできて、そのまますっと
下駄箱の中へ。涼しいし安全だし確かに居心地はいいだろうけど、こっちは落ち着かない。しかた
なく扉を開けっ放しにして様子を見ていたら、しばらくして外に出てきたものの、今度はラジエーター
の下へ直行。Fが宥め賺して(?)ようやくつかまえたけれど、近くで見ても本当に小さい。そのくせ
尻尾だけは一人前に長くて、もちろん「まだ」模様もついている。
あまりに可愛いので、ゴミとリ入院用に箱の中に詰めてあったカメラを大急ぎで取り出したのだけど、
ここでAFを使ったのがまずかった。ジーコジーコという電子音にびびったトカゲくんはFの手の間から
するりと逃げ出し、再び床の上へ。まだ子供のせいか、ものすごくおびえているようにに見える。
初めて外に出たみつばちハッチ(古い!)もこんな気分だったのかも。
MFに切り替えるとようやく落ち着いて、素直にFの手の中に収まった。おかしかったのはその後。
天気も良かったし、手に乗せたままの状態で外に出ると、手の平からトレーナーの袖の部分まで足を
踏み出し、肘の間から顔を出してなんとも満足そうな顔。布の心地よさが警戒心を解いたらしく、今度
は放そうにも離れない。この辺は天敵も多いし、こんなに無防備でうまくやっていけるのかなぁ。
・・・とここまで「トカゲ」と書いてきたけど、日本のブログを見ると「カナヘビ」と書かれていることが多い
ので、念のため辞書を調べてみた。
『カナヘビ=カナヘビ科のトカゲ・・・』 (広辞苑より)
これによると、かね色で「トカゲ」よりスリムなものを「カナヘビ」と呼ぶみたいだけど、うぅん、なんとも
曖昧な説明。加えて「日本特有の種」と断り書きがあるから、フランスのはやっぱりトカゲなのか・・・。
誰か詳しい方、教えてください。