2006年9月27日(水)
パリの天理日本語図書館(信者ではないです。念のため)でやった童話劇を見てきました。
出し物は「浦島太郎」「泣いた赤鬼」「ついたての女」の三本。「劇」と書いたけど、正確には
「能オペラ」だそうです。
日本の歌がこれでもかとばかり出てきたので「オペラ」はわかるけど、「泣いた赤鬼」で俳優が
お面(能面ではありません)をかぶって演じてるから「能」というのはちょっと苦しい気がしますが(笑)子供が対象みたいだったけど、私のフランス語のレベルにはちょうどよかったです。
フランス風なのか、ヨーロッパ風なのか、日本の昔話の素朴でしんみりした雰囲気がいまいち欠けてたかなぁ
その上、現実的な子供というのはどこにでもいるもので、赤鬼が「どうして村人はみな俺のことを嫌うんだぁ!」と嘆くシーン(原作ではかなりほろりとくる)でひと言、「お面なんかかぶってるからだよ。」お陰で会場は笑いの渦。ああいう子って文系には向かなそう。