ふしょうなブログ

ご不要になった詩は粗大ゴミでお出しください

ちょっと良いニュース

2006年03月07日 23時13分57秒 | 詩に関わる話
 しばらくぶりに購入した著名詩人の詩集、清水哲男の「黄燐と投げ縄」が第1回三好達治賞を受賞しました。三好達治賞、なんでも大阪で生まれ育った三好達治を顕彰するために大阪市により創設された賞だとか。
 清水哲男ファンのYockとしては他人事とは思えないぐらい嬉しいですし、詩人に対する賞が増えることも詩人の地位向上、詩作品の認知度アップにつながりそうで良いことだなと思います。
 「黄燐と投げ縄」、詩人によると交通三部作の完結編だとか。詩集の最後を飾る「戦後叙情」をはじめ収録された詩篇は詩人清水哲也の総決算とも言える思いが綴られています。

 それから、先週の土曜日(3月4日)にはH氏賞、及び現代詩人賞が発表されましたので、あわせてご紹介します。詳細については以下のリンクを参照してください。今回受賞した作品、いずれも読んでいないので、ちょっと読んでみたい気分です♪


第1回三好達治賞
http://www.asahi.com/culture/update/0304/015.html


三好達治賞の概要(大阪市)
http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/report/culture/20041124.html


H氏賞
http://www.asahi.com/culture/update/0304/016.html




須永紀子「中空前夜」

2006年03月07日 17時02分19秒 | 書評のようなもの
 1956年生まれの須永紀子の7作目となるこの詩集。年代的には55年生まれの伊藤比呂美と同年代と言えますが内容的には具体的な生活感もあからさまな性的な描写も殆ど見受けられません。
 あるのは飛び立つことへの試行を繰返す魂のせつなさです。決して飛び立てない、飛び立とうとしない、それでいて、それさえも苦痛、心の叫びとはならず淡々としていて読むものに苛立ちをも感じさせます。
 詩篇の展開は地方都市(たぶん、都心よりさほど遠くない八王子近郊辺りかなと推測します)を舞台として展開しています。
 男との出会い(ワタル「ワタル」、M「シカゴの耳」、役場の窓口の男「新しい日々Ⅱ」、Y「ホームにて」も語られていますが、それぞれの男には実在感が乏しく、すれ違った一つの風景として語られています。
 悲観的でもなく、否定的でもなく、ひたすらに水耕栽培の観葉植物のような日常を綴ることによって明日をつなぎとめようとする。そんな思いを詩篇より感じます。
 日常を否定するのでもなく、淡々と繰返す日々を綴るとき、この詩集のような表現となるのかも知れません。



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情けないよね

2006年03月07日 08時27分43秒 | 日記のようなもの
 一通のメールで大騒ぎしてみたり、相手の選手が転んだら喜んでみたりして、情けないです。どうも外交をおざなりにして内輪で騒ぐ日本、昔とちっとも変わっていないです。
 中国、韓国と仲が悪いのもどーしようも無いけど、何故か話題とならない石油問題、イランへの制裁が始まって、サウジの石油施設がテロにあったら日本への石油の供給は激減してしまいます。アメリカからイランへの制裁に加わるよう強制されたとき、日本は断れるのか?断れないんだろうな。
 で、石油供給の止まった日、パソコンも使えなくなる。総てが止まってしまいます。



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