神降臨

昨夜、遅くに帰宅しましたら

「ふぅ～･････憂鬱だわ･･････今日中に何とかしなきゃ」
奥さんが大きなため息をついていました。

聞けば、パ－トで行っている生協での「食育POPコンク－ル」
なる催しに、持ち回りでポスタ－もどきを書かなければいけないそうです。

「りんごの絵、書いて」
お題はりんごのようです。


でも、僕は今日はやりたいことがあったのだ！

ウォ－クマンのイヤホンが片耳聞こえなくなったので、
修理セット（ジャックと、はんだ　合計400円）を購入し、
鼻息荒く帰ってきたのだ。


時はすでに夜１１時過ぎ。


「任せろ」

ここから神が降臨したのでありました。


まずは「イヤホン修理、先にやらせてね」
これは譲れないの。

わ－い！治った治った！
所要時間２０分。帰り道にシュミレ－ションしたのが功を奏しました。

ここで一気にギアアップした僕は
「はい！じゃあ次。で？何書くの？」

「リンゴの効能について何か書いて」

奥さんは、すでに考えることも放棄し、
ネットで調べた効能のスマホ画面を僕に渡しました。

日頃のお絵かきは無駄ではない。
「芸術は爆発だ！」


構想を含め完成までの所要時間４０分。
生協の宿題なら、このクォリティ－でOKでしょう。

「あなたが神様に見えるわ」

そう、ギアがうまいこと入りました。よかったよかった。

正直が一番ですよ

９月２０日
わが家のカレンダ－は、ハ－トマ－クでいっぱいです。


この前の海外旅行で大金を気持ちよく使い、
家庭内借金の返済中である長男から
「２０日、どうしてもお金がいる。」
と申告がありました。

借入先である奥さんは、びた一文まけない鬼の取り立てで有名。
それを百も承知の長男は、正直者作戦に打って出たようです。

「知り合いの女の子の記念日なんだ。」

「何だぁ？その記念日って（笑）？　要するに彼女の誕生日でしょ？」
「ん～そう。（赤面）」（長男は普段そういう話しません）

ん！よくぞ言った息子よ。
奥さんは快諾し、今月のバイト代からの徴収は免れたのです。
正直太郎作戦成功。


父としても何とかしてやりたいが、その旅行の準備に色々買わされたし、
今回は、有り難いお言葉をもって、お祝いに変えさせて頂こう。

「若い頃は、恋の魔術師と言われた父さんから、ひとつ伝授し・・・・・」

「あ、急いでるから、言ってきま～す！」
腹の足しにもならない親父の言葉は、いらんそうです。


ふふふふふ。
これで済んだとは思うなよ。
あなたの妹２人とは既に
「これは詳しい事情聴取が必要ですな」
話し合っているところなのだ。

ふふふふふ。

ど～してそ～なるのかなっ？！

「パタパタパタパタパタパタ・・・・・・・・・・・・・・」

朝の通勤電車。
飛び乗ってきた同年代と思しきサラリ－マンが、盛んにうちわで扇いでいます。

結構な距離を走って来られたのでしょう。

額には、玉のような汗が止めどなく流れ、
出来ればあなたと距離を置きたい状況でした。

でも事も有ろうに、
その方のうちわと顔を結ぶ直線上には、僕の顔がありました。

「ふんわかぁ～ふんわかぁ～」

何やら暖かい高湿度の風が、僕の鼻の中へ吸い込まれていきます。

「この汗かきのおじさんの粒子が、僕の身体に取り込まれている。おぇっ。」


僕は、鼻の穴を一円玉くらいに膨らませながら思いました。

「駆け込み乗車した挙げ句のうちわの振りすぎは、
他のお客様のご迷惑になりますのでお控えください。」

「出発進行～」

無茶な人

毎朝のバス通勤。

１人前のスペ－スしか残っていない２人掛けのイスに、
１．８人前をぶち込んでくるお兄さんがおります。


んもう、無茶な人・・・・・・・。
（ちなみに兄さん、すっごい汗っかきです）


推定１２０㎏のそのお兄さんが乗ってくると、
車内はハイジャックされたかのように、緊張が走ります。

「来ないで来こないで・・・・。南無阿弥陀仏南無阿弥陀・・・・・。」


今朝の餌食は、細身の学生さん。
「んぐぅぅぅぅぅ・・・・」　と押し寿司になっていました。

現場の模様です。

（ちなみに兄さん、首ありません。）

僕も二度ほど、ご相席しました。

よく見てよ。僕は身長180cmの79㎏の1.2人前ですよ。

あなたね、そこへあなたをねじ込んだ暁には、
３人前のメガ盛りなのはお分かりでしょう？

最近の無駄遣い

ブライアン・アダムスの83年『Cuts Like A Knife』
Audio Fidelity　24K GOLD DISC


今、アラフィフで若い頃に洋楽を聴いた人なら、この人は懐かしいでしょう。
コッテコテの青春ロック兄さんって感じでした。

Audio Fidelty社は、８０年代のチ－プな音を、
迫力ある今風の音にリマスタ－するのに長けていますね。


フォリナ－の「Foreigner」と「Head Games」のMobile Fiderilty盤

これも中高生の頃によく聴きました。
Head Games のジャケットを「何かがイヤラシイ」と、いつまでも眺めておりましたっけね。

米英の混合グル－プだったので、
アメリカンなサッパリさとブリティッシュな奥深さが程よくブレンドされてます。

ヴォ－カルのル－グラムが格好良かったですね。


あれから３０うん年・・・・・。
近年のル－を見てびっくり。別人になってました。

だれだこりゃ～？ル－彦摩呂？

でも・・・・
そうだよぁ～。


僕だって別人だもんなぁ～。

まさかの展開

歯のお掃除のつもりで行った歯医者さん・・・・・・・。


先生・・・・余計なもの見付けないでください。

歯が折れるまで虫歯を我慢した、歯医者嫌いな僕、
でも、一度全てを修復し、その後は通い続ける謙虚な僕に････

先生は、何て事をいうのですか？


「あ、左下の親知らず、虫歯になってるから抜こう。」

「！！！！」

親知らずって、一番ヤバイやつじゃん。
確か、抜かないように、無理矢理お願いして治して貰った筈・・・・・・。

「先生、僕、墓場まで持って行くつもりです。」
なんて言っても、先生は聞く耳を持たず
「口腔外科の名医紹介するからね。一ヶ月待ちだけど。」

僕は、どんなゴッドハンドの名医を連れてこられても、
痛くないのに痛くなるのは嫌なのです。


「突然の告白に、心の準備ができません。もう少し時間を下さい。」

次回の予約は１１月です。

それまでにお返事します。
うぅぅぅぅ腹をくくらなければ・・・・・・・・・・・・。

駅前の「おやじ」

僕が娘たちの学校や塾に顔を出しますと、後から友達に言われるそうです。

「○○ちゃんパパって、つるぴかだね。ふふふふふ」と・・・・・。

高三長女は、担任の先生が同レベルのハゲで家も学校もぴっかぴか。
ハゲてるのが日常だし、もうお姉さんなので気にしません。

でも中三次女は、まだ難しいお年頃。　反応が微妙です。

先日も、塾に迎えに行ったときのこと。
予定の時間を過ぎても、なかなか建物から出てこなかったので、
中に入って先生に挨拶してところ、娘は
「あぁ～ぴかぴかして入ってきたぁ～」


「え～と、ぴかぴかしないで入るのは難しのね。」


僕が何をしたというのでしょうか・・・・・・・・・。


きっと、先生はお父さんのことを覚えてくれたよ。
「こんにちは。○○の父です。ペコつるっ。」
と帽子を取って、お見舞いしときましたから。

そんな娘にも「ハゲててよかった」があるそうです。

小さい頃から、どんな人混みでも僕を見失わない。
（高さ180cmの光る目印）


そう、わが家の待ち合わせは、渋谷駅前のハチ公ならぬ、
横浜駅前の「おやじ」で何とかなります。

明日は歯医者さんだ

明日は歯医者さんを予約してあります。

特に痛いところは無いのですが、
二ヶ月に一回、歯石を取るなどのお掃除してもらってます。

僕は２５歳から４５歳の２０年間、
歯医者さんが嫌いという幼稚園児みたいな理由から、
多少の歯の痛みは、気合いで乗り切りました。

しかし、その原始人のような我慢のツケは大きく、
その後一年間を修復工事に費やしたのです。

お陰で僕の口の中は、詰め物と差し歯かきれいに並び、
極硬のおせんべいは、しゃぶしゃぶしたりします。

そして
「１０年後に自分の歯で食べたい？今なら間に合いますよ。」
先生の殺し文句で、従順な犬になりました僕は。

ちょっと痛いですが、ぐいぐいやって貰うとホント調子が良いのです。

ちなみに、歯医者さん嫌いは治りません。

毎回、散歩で大を催してる犬のように･････
情けな～い顔して、女医さんにからかわれています。