斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

キハ189系「はまかぜ」

2010年11月25日 22時56分30秒 | 鉄道
 これまでキハ181系で運転されてきた特急「はまかぜ」が11月7日より
 キハ189系
 に置き換えられました。キハ189系は環境に配慮したエンジンを積むなど時代に適応した性能を持っていますが、キハ181系の時とは違い、3両編成が基本でグリーン車は連結されていません。


 姫路方先頭車の
 キハ189形基本番台
 です。キハ189系はキハ181系の後継車という位置付けからキハ181系と似た前面スタイルになっているのが特徴です。側面はキハ187系と似たJR西日本の新型車両のスタイルになっています。


 キハ189形基本番台の
 出入口
 です。出入口は運転室の後ろに設けられています。しかし、運転席の後ろには窓が設けられていません。JRの新型車両は展望を考慮して運転席の後ろに窓を取り付けている車両が多いのですが、キハ189系は乗務員室のスペースを確保するためにあえて窓を取りつけなかったようです。同じように運転席の後ろに出入口があるキハ187系500番台とは対照的です。よって、前面展望は不可能になってしまいました・・・。
 それにしても、ドアの横に開閉ボタンがありますね・・・。特急車に開閉ボタンが付くのは285系以来で、JR西日本のごく一部にしか見られません。


 キハ189系の
 車内
 です。683系4000番台と似たインテリアですが、全体的に暖色系を採用しています。車内案内表示が大型化された事がポイントですが、LEDはフルカラーで無いんですね・・・。


 キハ189系は3両編成が基本ですが、多客期には2本をつなげた
 6両編成
 となります。その時には先頭車同士の連結が見られます。キハ181系の時は基本的に中間車の増結でしたね。


 キハ189系の連結部の車内です。6両編成時の併結部の通り抜けは可能ですが、運転席部分のみを閉鎖させる方法はJR西日本の新型車両に共通している事です。しかし、キハ189系では助手側を開放しており、助手側に立つ事も出来ます(座席は無し)。

 キハ189系はキハ181系の後継という位置付けから「はまかぜ」用のみならず、団体輸送などへの運用を考慮して多めの数が投入されることになっています。キハ189系の投入により、気動車特急の世代交代が完了し、今度は直流形特急電車の置換えが本格化しますね。


 P.S. 先日、京都市バスの梅津京阪の1685に乗った時、中扉にあるカード読み取り機が新しいものになってた。しかも、そのカード読み取り機は磁気カードとICカード両方対応のものやった。これ、ICカード導入の準備か?

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
キハ189系乗ってきました。 (K2)
2010-12-05 12:26:54
12月1日、はまかぜ1号で新型キハ189系の乗り心地を試してきました。
シートはさすがに快適。夏に乗ったキハ181系のグリーン車よりも快適でした。ただ、新車の独特のあのにおいが強烈で、自分が車を買い替えた時の事を思い出しました。
車掌さんに新型の評判は?と聞いてみましたが
好評なもののやはり臭いにかんして苦情があるとのことですが、これは仕方がないですね。
6両編成ながら、大阪駅を発車したときの乗客は20人くらいでしたが、途中、三ノ宮、明石、姫路で団体、個人のお客を拾い、播但線を走るころには3分の2くらいは埋まっていました。私が乗った2号車はほぼ満席。平日の月曜なら合格?でしょう。ワイワイにぎやかな車内、紅葉がきれいな(おわりかけですが)車窓と旅情豊かでした。お客には新車はやはり喜ばれていました。
新しい餘部鉄橋を経て終点浜坂まで乗りとおしたかったのですが、目的の一つが温泉でしたので、城崎温泉駅ではまかぜとはおわかれしました。
余談ですが、帰りはタンゴエクスプローラーで帰りました。
以上、長文失礼しました。
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Unknown (斬剣次郎)
2010-12-05 14:08:45
 K2様
 コメントありがとうございます。

 キハ189系の乗車お疲れ様です。
 私はまだ撮影しただけで乗車はしていませんが、新車の匂いは強烈でしたね。カニシーズンは「はまかぜ」にとっては最も乗客が多い時ですが、キハ189系になっても相変わらずのようですね。しかし、グリーン車が無くなったのは少々残念です。
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