斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

札幌市電 ループ化

2016年04月07日 21時53分22秒 | 鉄道
 札幌市交通局の軌道線では2015年12月に都心線西4丁目~すすきの間が開業し、
 ループ化
 されました。これは乗客減の歯止めや札幌の中心部の活性化のために既存線をそれぞれ延伸することになったもので、西4丁目~すすきの間を結ぶことによってループ化し、循環運転を行うというものでした。そんなループ化後の札幌市電を見てきましたので、レポートします。



 こちらは都心線の起点となる
 西4丁目電停
 です。ループ化前は南1条通り上にY型分岐によって2面1線の構造を持ち、典型的な終点というような構造でした。ループ化によって内回りが駅前通りへ移動し、南1条通り上の停留所も外回り専用の1面1線構造に改装されました。新しい停留所はスロープなどが設けられ、バリアフリーに対応しています。



 西4丁目電停を出た外回りは右折して駅前通りに入るのですが、駅前通りでは歩道側に線路を配置する
 サイドリザベーション方式
 を採用している事がポイントです。そこに停留所を配置すると歩道からすぐに乗車できるので、利便性が高まりますね・・・。でも、この方式は日本ではあまり見かけないので、違和感に感じたものです。




 都心線で唯一の停留所である
 狸小路電停
 です。ループ化によって新規に開業した電停です。狸小路に面したところに設置されています。軌道が歩道脇に設置しているため、電停も歩道脇に設置されていて、歩道からすぐに乗降できる事がポイントです。電停ではスロープが設けられていて、バリアフリー化に対応しています。それだけでなく、線路に面したところにガラス張りの区切りも設けられていました。


 こちらは
 すすきの電停
 です。新都心線はここまでで、ここからは既存線に入ります。ループ化に伴い、従来の2面1線構造から相対式の2面2線に改装され、資生館小学校前方に中線が設けられています。尚、位置の変更は特に行われていないようです。



 ループ化に伴い、列車の行先表示も「外回り循環」「内回り循環」の表示に変わりました。ループ化によって循環運行が基本となったので、そういう感じになりました。

 ループ化によって中心部も少し賑わってきた感じでしょうか・・・。
 以上です。


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4 コメント

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Unknown (ほたっしょー)
2016-04-09 17:15:30
サイドリサベーション方式、バス感覚で乗降できて便利ですね。
大阪市ではあべの筋の近鉄前交差点から阿倍野斎場前の間、拡張工事がすすんでいます。
阪堺電気軌道も天王寺駅前~阿倍野はあべの筋西側(キューズモール側)に寄せて、中間に天王寺駅前ゆき専用の電停を作ってくれると、キューズモールに便利ですが…
南行き(浜寺方面)は、天王寺駅前から座りたいでしょうから新電停は不要かと。
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ループ路線 (本郷学園)
2016-04-09 21:08:58
札幌市電では「内回り」「外回り」という、山手線や大阪環状線で聞く言い回しを使っていますね。同じ公営交通の環状線でも名古屋市営地下鉄名城線は「右回り」「左回り」の言い回しを使い、6の字循環の都営地下鉄大江戸線では「○○、○○方面行」「○○、○○経由○○行」(例:春日、飯田橋経由都庁前行)の言い回しを使っています。
札幌市電の行先表示は「循環」というバス方式の表示で、そこも路線名を表示する205系以前の山手線などと異なるところです(E231系以降は「○○・○○方面」「○○・○○方面 山手線」を交互に表示)。
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Unknown (斬剣次郎)
2016-04-12 00:47:37
 ほたっしょー様
 コメントありがとうございます。

 そうですね。サイドリサベーション方式はホームが広く取れるので、便利ですね。
 確かに阪堺の天王寺駅付近の拡張工事に合わせてサイドリサベーション方式にすれば便利なのかもしれませんね・・・。交通方法を大きく変えることになるので、簡単には行かなさそうですね。
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Unknown (斬剣次郎)
2016-04-12 00:49:29
 本郷学園様
 コメントありがとうございます。

 個人的には内回りと外回りの方が分かりやすいと思っています。右回りや左回りや○○経由○○行きは感覚が必要なので難しそうな気がします・・・。
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