![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/f5/134fb66e2af59832dd471e66cb4309c5.jpg)
東日本大震災の影響により、三陸海岸を中心に
運休区間
が出ています。しかし、被害が甚大であった事と街全体の復興計画に合わせて復旧する方針である事などにより、運行再開のめどが立っていない区間も多くあります。そんな中で運行出来る区間について、臨時ダイヤで運行を行っているところもあります。これらの様子をレポートします。
因みに紹介する区間については今年の1月に通った区間が多く、少々思いのある路線ばかりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fa/98f9f3f320c00eeb2e3ab87428e06e65.jpg)
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一ノ関~盛を結ぶ
大船渡線
ですが、現在気仙沼~盛間が不通になっています。それ以外はダイヤ通りで運行されています。写真は快速「ドラゴン」ですが、通常は一ノ関~盛間で運行されていますが、気仙沼~盛間が不通になっている事から気仙沼折り返しで運行されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/43/b1e17e647cf527ecd6e89892a80ea2a2.jpg)
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こちらは前谷地~気仙沼を結ぶ
気仙沼線
です。震災の影響で柳津~気仙沼間が普通になっており、列車は臨時ダイヤにおいて前谷地~柳津間の折り返し運転が行われています。ちょっと驚いたのですが、柳津駅の駅標には次駅の陸前横山駅の名前がシールで覆われていました・・・。そこまでやるのか・・・(まだ廃線していないというのに)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/b8/6ee1c9fb187df0c31f1e107a854d405a.jpg)
柳津駅の時刻表の上に貼られていた
臨時ダイヤ
です。臨時ダイヤでは普通列車のみが小牛田・前谷地~柳津間を折り返し運転している事がわかります。本数も通常より減らされているみたいです。私は今年の1月には快速「南三陸」で通っていた区間でもあるのですが、帰省シーズンもあり、賑わっていた記憶があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/b6/8c0f5f7fed3678db1eceb4bcd86aeb75.jpg)
小牛田~女川を結ぶ
石巻線
は石巻~女川が不通になっており、列車は石巻折り返しで運行されています。石巻では駅舎に面した3番ホームで折り返ししており、4・5番ホームは閉鎖されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/c6/55bbeca75ca342e75ac3e7328636b038.jpg)
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あおば通~石巻を結ぶ
仙石線
ですが、現在高城町~矢本間が不通になっており、あおば通~高城町関、矢本~石巻間でそれぞれ折り返し運転が行われています。特に矢本~石巻間は特殊な方法で運転が行われています。それは電化区間ながら陸羽東線用のキハ110系が充当されている事です。これは変電所が被災を受け、架線に電気を供給できなくなった事によるものです。朝夕ラッシュは4両編成、昼間は2両編成で運行されており、気動車ならでの臨機応変な対応が行われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e8/5e4b8d2879bb89b3accb108d58dc7923.jpg)
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矢本~石巻間では1個列車のみ往復運行している事から信号機は全て使用停止し、通常なら自動閉塞方式で運行のところ
スタッフ閉塞
で運行されていました。信号機には×印、そして運転手にはスタッフを携行という普段は見られない姿が見られました。これらは使える路線は出来るだけ運行し、地元の足を確保させようという姿勢が伺えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/9d/d41611a6544ae149dd1c127a56ee5d05.jpg)
矢本~石巻間が気動車による運行になったため、石巻側に取り残された205系は石巻駅の側線にて留置中でした。しかも、その側線は仙石線側ではなく、石巻線側でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/3f/8d4ce95fb62100f5cc0d30c75d25e078.jpg)
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仙石線の仙台側では石巻行きの列車については
高城町折り返し
で運行されています。仙石線は多賀城や東塩釜などの途中折り返しの列車が多いのですが、これらも通常通り運行されています。
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こちらは常磐線列車ですが、亘理~久ノ浜間が不通になっている影響で仙台方は
亘理折り返し
で運行されています。震災前はいわき、原ノ町、新地などさまざまな行先が見られたのですが、現在は全て亘理折り返しです。因みに亘理は岩沼を出て2つ目の駅です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/f0/39f86128c26a36734bb4cc43e67ab229.jpg)
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こちらは仙台空港アクセス鉄道ですが、仙台空港付近が津波の被害を受け、美田園~仙台空港間が不通になっています。その影響で列車は
美田園折り返し
で運行されています。でも、不通区間は9月末には復旧出来るそうで、安心ですね。
以上です。被災を受けたとはいえ、運行出来るところは運行し、不通区間では復興計画に合わせて復旧して行くという姿勢が伺えました。その事は16年前の阪神大震災を思い起こしました。この時は列車運行の面で私の地元も影響を受け、新快速甲子園口行きや新快速芦屋行きや普通住吉行きなど見られました。でも、着実と復旧を進め、4月には元通りになりました。それだけでなく、列車の運行情報が新聞の一面に記載されていたのを記憶しています。今回の震災でもそれを思わせるところがあり、鉄道というものは地元の足として活躍している事を改めて思い起こさせました。
残っている不通区間についても一日早い復旧を祈りたいと思います。
運休区間
が出ています。しかし、被害が甚大であった事と街全体の復興計画に合わせて復旧する方針である事などにより、運行再開のめどが立っていない区間も多くあります。そんな中で運行出来る区間について、臨時ダイヤで運行を行っているところもあります。これらの様子をレポートします。
因みに紹介する区間については今年の1月に通った区間が多く、少々思いのある路線ばかりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fa/98f9f3f320c00eeb2e3ab87428e06e65.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/70/fee47190c5b26f52eb8f64656fb05007.jpg)
一ノ関~盛を結ぶ
大船渡線
ですが、現在気仙沼~盛間が不通になっています。それ以外はダイヤ通りで運行されています。写真は快速「ドラゴン」ですが、通常は一ノ関~盛間で運行されていますが、気仙沼~盛間が不通になっている事から気仙沼折り返しで運行されています。
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こちらは前谷地~気仙沼を結ぶ
気仙沼線
です。震災の影響で柳津~気仙沼間が普通になっており、列車は臨時ダイヤにおいて前谷地~柳津間の折り返し運転が行われています。ちょっと驚いたのですが、柳津駅の駅標には次駅の陸前横山駅の名前がシールで覆われていました・・・。そこまでやるのか・・・(まだ廃線していないというのに)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/b8/6ee1c9fb187df0c31f1e107a854d405a.jpg)
柳津駅の時刻表の上に貼られていた
臨時ダイヤ
です。臨時ダイヤでは普通列車のみが小牛田・前谷地~柳津間を折り返し運転している事がわかります。本数も通常より減らされているみたいです。私は今年の1月には快速「南三陸」で通っていた区間でもあるのですが、帰省シーズンもあり、賑わっていた記憶があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/b6/8c0f5f7fed3678db1eceb4bcd86aeb75.jpg)
小牛田~女川を結ぶ
石巻線
は石巻~女川が不通になっており、列車は石巻折り返しで運行されています。石巻では駅舎に面した3番ホームで折り返ししており、4・5番ホームは閉鎖されていました。
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あおば通~石巻を結ぶ
仙石線
ですが、現在高城町~矢本間が不通になっており、あおば通~高城町関、矢本~石巻間でそれぞれ折り返し運転が行われています。特に矢本~石巻間は特殊な方法で運転が行われています。それは電化区間ながら陸羽東線用のキハ110系が充当されている事です。これは変電所が被災を受け、架線に電気を供給できなくなった事によるものです。朝夕ラッシュは4両編成、昼間は2両編成で運行されており、気動車ならでの臨機応変な対応が行われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e8/5e4b8d2879bb89b3accb108d58dc7923.jpg)
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矢本~石巻間では1個列車のみ往復運行している事から信号機は全て使用停止し、通常なら自動閉塞方式で運行のところ
スタッフ閉塞
で運行されていました。信号機には×印、そして運転手にはスタッフを携行という普段は見られない姿が見られました。これらは使える路線は出来るだけ運行し、地元の足を確保させようという姿勢が伺えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/9d/d41611a6544ae149dd1c127a56ee5d05.jpg)
矢本~石巻間が気動車による運行になったため、石巻側に取り残された205系は石巻駅の側線にて留置中でした。しかも、その側線は仙石線側ではなく、石巻線側でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/3f/8d4ce95fb62100f5cc0d30c75d25e078.jpg)
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仙石線の仙台側では石巻行きの列車については
高城町折り返し
で運行されています。仙石線は多賀城や東塩釜などの途中折り返しの列車が多いのですが、これらも通常通り運行されています。
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こちらは常磐線列車ですが、亘理~久ノ浜間が不通になっている影響で仙台方は
亘理折り返し
で運行されています。震災前はいわき、原ノ町、新地などさまざまな行先が見られたのですが、現在は全て亘理折り返しです。因みに亘理は岩沼を出て2つ目の駅です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/f0/39f86128c26a36734bb4cc43e67ab229.jpg)
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こちらは仙台空港アクセス鉄道ですが、仙台空港付近が津波の被害を受け、美田園~仙台空港間が不通になっています。その影響で列車は
美田園折り返し
で運行されています。でも、不通区間は9月末には復旧出来るそうで、安心ですね。
以上です。被災を受けたとはいえ、運行出来るところは運行し、不通区間では復興計画に合わせて復旧して行くという姿勢が伺えました。その事は16年前の阪神大震災を思い起こしました。この時は列車運行の面で私の地元も影響を受け、新快速甲子園口行きや新快速芦屋行きや普通住吉行きなど見られました。でも、着実と復旧を進め、4月には元通りになりました。それだけでなく、列車の運行情報が新聞の一面に記載されていたのを記憶しています。今回の震災でもそれを思わせるところがあり、鉄道というものは地元の足として活躍している事を改めて思い起こさせました。
残っている不通区間についても一日早い復旧を祈りたいと思います。
スタフ閉塞というのも二昔前を思い出しました。
コメントありがとうございます。
変電所が被災されたとはいえ、キハ110系で運行されるとはビックリしました。でも、これは地元の足のために少しでも早く運行開始をという意気込みが感じられました。
いざという時に原始的な閉塞方式が役立つということはまさにこれですね。