斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

寸断された常磐線 その4(浜吉田駅)

2014年04月21日 21時56分26秒 | 鉄道
 2012年に分断された常磐線を3回にわたってレポートしましたが、2013年春に亘理~浜吉田間が運行再開され、この区間で2年ぶりに列車が走るようになりました。というわけで、
 浜吉田
 に行ってみましたのでレポートします。




 仙台発5時30分の浜吉田行き224Mで浜吉田へ向かいます。乗車した車両はE721系でした。亘理~浜吉田間の運行再開に伴い、常磐線の列車は全て浜吉田行きとなりました。行先表示も車内案内表示もきちんと浜吉田と表示されていました。
 早朝の列車であるにもかかわらず、車内は1/3ほど埋まっていました。おそらく朝帰りの客たちでしょうか・・・。しかし、これらの乗客は多くが岩沼まで下車していき、ガラガラな状態で常磐線に入ります。



 6時2分に一時期終着駅だった
 亘理
 に到着しました。2011年4月に岩沼~亘理間で運行再開した時に駅舎側の1番ホームを拡張して中線で折り返すようにし、2番ホームを閉鎖していたのですが、浜吉田への運行再開時に2番ホームの使用が再開されました。でも、1番ホームはそのままで使われています。しかし、2番ホームは朝ラッシュのみの使用で、昼以降は両方向とも1番ホームに発着しています。


 ほどなくして、浜吉田方面から719系の仙台行きがやってきました。亘理~浜吉田間が運行再開したことを実感させました。


 6時11分に終点の
 浜吉田
 に到着しました。浜吉田は亘理と同じく相対式ホームで中線を持っています。しかし、使用しているのは駅舎側の1番ホームのみで、2番ホームは使用停止されています。しかし、ホームを拡張して中線を使っている亘理とは違い、中線は使用停止となっています。


 2番ホームの使用停止により、跨線橋は使用停止状態となっています。




 浜吉田駅舎です。駅舎は被災を受けていなかったため、そのまま使用されています。亘理~相馬間が不通となっていた時は浜吉田駅前に代替バスが乗り入れていましたが、運行再開に伴い、停留所がやや離れた国道へ移転されたため、バスが来ない静かな駅前になっています。因みに運行再開後も代替バスは亘理駅発着のままになっています。
 時刻表は仙台方面と到着時刻のみの表示になっています。


 浜吉田駅標です。次の駅の山下がシールで隠されていますが、2017年までの運行再開を目指して復旧工事を行っているのことなので、あと3年ほどすれば仙台~相馬間に列車が通ることになりますね・・・。そして、原発事故に伴って不通となっている区間でも広野~竜田間が難指示解除準備区域への移行に伴って運行再開の目処が付いたことは明るい話ですね・・・。


 P.S.

 本日、ニュースで見たんだけど、この駅標って盗まれたがゆえに去年に新調されたんだって・・・!?呆れて言葉が出ない・・・。

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2 コメント

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「・・・。」 (ももいわそう)
2014-04-21 23:20:57
確か江差線ってまだ廃線になっていないはずです…。だだでさえ経営の苦しいJR北海道に余計な支出をさせるのですから、開いた口がふさがりません。犯罪行為なんですがね。
バカマニアにならないように、慎重に行動します。
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Unknown (斬剣次郎)
2014-04-22 04:06:58
 ももいわそう様
 コメントありがとうございます。

 敗戦が決まってから盗難被害に遭われたそうで・・・。新調するための出費は1万以下で済むらしいのですが、それでも痛い出費であることは変わらないのですが・・・。
 でも、逮捕者が出たものの、モノを盗んでネットで高く売り飛ばして収入を得るという習慣が付いてしまっているので、簡単には行かないのですがね・・・。
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