龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

日曜日の午後、京葉線南船橋駅界隈にて

2024-07-01 12:54:51 | days
昨日の午後。「京葉線南船橋駅」と「ららぽーとTOKYO-BAY」の間にある歩道橋を歩いていると、手すりを掴んで多くの人が船橋競馬場の方を向いて立ち止まっていた(おかげで歩道橋上の通行スペースがちょっと狭くなっている)。

一人二人じゃない。十数人でもない。百人以上はずら~っと並んで同一方向を向いているので、こんなに鈴なりになって何見てんだ?と訝しんだ。

多くの人の視線の先に目を向けると、船橋競馬場の敷地内のすぐ手前、至近距離にスタートポケットがあり、そこのゲートに馬が入っているところだった。もうすぐレースが始まろうとしているタイミングだったらしい。

競馬場のフェンスの上の一部をカットして、歩道橋の上からなら中がしっかり見えるようになっているのを初めて知った(もっと南船橋駅寄りに、チラッと競馬場のスタンド方面を見通せる隙間はあったけれども)。

まあたとえ中が見えるようにしてあっても、以前なら船橋競馬のレースが始まろうとしてファンファーレが聞こえてきても、そんなには一般の関心を持たれることはなく、何人かのおっさんがどれどれ?と馬の発走間際に興味を示すことはあったかもしれないが、今回のように老若男女(実際は若い人々が目立つ)が歩道橋の上の手すりを掴んで、横に並んで一斉にスタート間際の様子を覗き込んでいる光景などそうそう考えられないことだった。

これは若年層の競馬に対する敷居を下げたスマホゲームの「ウマ娘」効果なのであろうなぁ。この先何十年も長続きするかはさておき、一過性でも興味、関心を持ってもらえたのだから大きいことですな。

その後、JRAのメインレースを買いに船橋競馬場の場内に入ると(南関東の船橋競馬開催日でありながら、日曜日は中央の馬券販売もしている関係で入場無料)、カップルはもちろん、親子連れもうじゃうじゃ、女性二人組みに、颯爽とマークカードに書き込んで馬券を買っている「通」っぽいソロ女子までいた。

ある女子二人組みなんぞは、小型の馬のぬいぐるみの自販機を見つけて「かわい~!」を連発。こんなの可愛いかねぇ・・・と思うようなのを(ウマ娘のフィギュアなら、場合によっては可愛いと思うけれども)。

10年前、20年前の船橋競馬場のことを思うと、改装が進んでだいぶ小綺麗になっているから、ある程度の女子の流入は狙い通りなのだろうが、日曜日ということもあって家族連れのお子さんも当たり前のようにゴロゴロ見かけられたのは隔世の感。

お子さんの方がイニシアティブもっていて、後ろから両親が付いてきている風に見えるシチュエーションもあったり微笑ましかった。

イメージアップのための「サクラ」が各所に仕込んであったかもしれないけれど、殺伐感&場末感?が相当薄まっていたのはとても良い傾向なのだと思われる。

「ウマ娘」というコンテンツは、強い馬とされる名馬に感情移入していろいろ高まっていく構図のはず(TVで放送するアニメは見ているが、ゲームは一切やらんから実情は想像するしかない)。

それゆえ、名馬=強いとされる馬=1番人気に対して当たり前のように盲信しちゃうメンタリティを自ずと形成させられている傾向はないだろうか?

そういう人々が、過度に信じた1番人気がヤラズしたシーンに直面すると、ショックの度合いも大きいような気がして、その辺のところはちょっと心配ではある。

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