高橋酒店は「与」の看板が目印!

群馬県前橋市・新前橋駅前の酒屋「高橋よ商店」です。群馬の地酒と各地の厳選地酒と本格焼酎、ワインはマキコレ始めました。

新酒・土田はつしぼり壱

2019-11-20 | 土田酒造

土田酒造・土田 はつしぼり 壱
(生酛純米酒)

土田酒造さんは「今年から全量生酛仕込み」とおっしゃってました。
確かに一発目から生酛純米酒が到着しました。

酒造りを始める際に丹念に掃除をするため蔵に存在する菌はとても少なくなっています。
このお酒は生酛仕込み+酵母無添加の仕込計画。
乳酸菌も酵母も不在の恐れがありまして。。。チャレンジャーっすよねー

蔵元によりますと
乳酸菌の降りが悪くて最初はゆっくりとした酒造りとなり、
酵母にいたっては降りてくるのを待ちきれず6号酵母を添加。
都合の悪い菌が繁殖しそうなギリギリまで待ってのことだったそうです。
あと数日待てば発酵した可能性が後日確認できたそうです。惜しい!

そんな経緯も‘売り’なのですが
さらにこのお酒には様々なトピックがあります。
先ずは低精白
精米歩合90%で群馬の食用米を使用しています。
低精白の場合米が溶けにくく酒が薄味になる傾向があります。
土田イニシャルMは米をしっかり溶かすため麹歩合が35%ありましたがこの酒は麹歩合22%(一般的には20%)
米の旨みがありながら初搾りの鮮烈さも兼ね備える、蔵の狙い通りの味わいになったようです。

・香りはわずかな乳酸香とわずかな果実系
・甘みがあり
・直ぐに高い酸が感じられ
・その後複雑な味わいが相まって
・でも綺麗さがある(全て蔵元談)

粕歩合23%
これはしっかり米が溶けたことを証明しています。
一回火入れ
生のしぼりたてではなく火入れ
これも味わいの観点から逆算して、‘あえて’の火入れと思います。

・群馬県産飯米90%精米、種麹:焼酎用黄麹、麹歩合22%、酵母菌:蔵付き酵母&協会601号、alc16%(原酒)、グルコース1.9、日本酒度-3、酸度3.1、アミノ酸2.0、粕歩合23%、1回火入れ、仕込み水:武尊連峰伏流水
上記記載の材料以外一切無添加
¥3300/1.8L ¥1650/720ml

追記
味わいの変化、差を楽しむために
おすすめは2本購入し1本は直ぐに飲み、そのまま半年間保存。
もう1本はそのまま保存し封を開けたものと開けてないものの変化を楽しむ。

欲を言えば3本購入
開けたものと開けないで常温保存と、開けないで冷蔵庫保存。

火入れなので常温保存可能です。

コメント
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