北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

ginatricot は2年以内に日本上陸

2009-01-19 | デンマーク最新
と、デンばあは予測する。

話題はガラリと変わって、
ちとセンセーショナルな書き出しである、本日は。

実は、これ、こよなく憧れるヘニン・ラーセンの
デザイン監修によるコペンハーゲンのメトロの駅の壁面
(ノアポート)に出現した、ファッション・ブランド
ginatricot の巨大広告である。
エスカレータで降りながら、仰ぎ見るばかりの大きさ。
よーく見ると、左下に男性の光る頭を確認できるが、
この対比からも巨大さを想像していただけると思う。
 おへそのあたりの白いものは、洋服につけられた
 へそだし穴ではなく、駅の監視カメラのために
 開けられた穴なので、悪しからず、、、、

ginatricotは、1997年、スウェーデンのボロスで生まれたブランドで、
ボロスはテキスタイル・デザインで有名な都市だとか、、、

毎週新作を比較的小ロットで出し、売り切っては
次を出すという、最近流行りの「フォースト・ファッション」ブランドだ。
fast fashion とは、文字どおり「速いファッション」であり、
小ロットで、どんどん出していく。在庫リスク回避の早撃ち
とも言えるものであろう。
北欧を中心に、80店舗を展開。

これだけの広告をされると、目にもとまる、気にもとまる、
というもの。
ついでに、広告は壁にとまってる。
なんとなく、デンばあの勘であるが、
H&Mが銀座に出店して、入店するのに数時間かかるという
賑わいよう。
それに、この不況。
2年以内に、日本に上陸する、とみた。

この広告の服は、綿のワンピース。
夏の写真ではなく、昨年末の12月の映像。
「なんで、冬に綿やねん。なんで、冬に半袖やねん」
などと、思うなかれ。

デンマークでは、冬とはいえ、室内は暖房が行き届いて
とても温かい。いわゆるPM暖房で、ほんのり温かい。
冬でも綿の洋服で十分。

そして、この価格。
129クローネといえば、約2000円ではあーりませんか。

お店に行って、この商品を確認してまいりましたが、
赤いスカート部分は、赤字に黒のレース模様のプリント。
シャツ部分が赤いプリントで、スカートが黒という
パターンもあり、さらに、、、、
赤、白、パープル、と色が揃っておりました。

寒いと思えば、カーディガンはおればいいし、
ユニクロの2900円カシミア・セーターをインナーに
着ればいい。
売り子のお姉さんも、さまざまに展開されるこの
洋服を着ていました。

現在、コペンハーゲンには2店を展開。
コペンハーゲンには10月にも行ったのですが、
不覚ながら、昨年末にはじめて発見した次第です。

この安さ、H&Mとはちと違うデザイン・テイスト。
H&Mの人気を当て込んで、さまざまなブランドが
日本に進出してくるでしょうが、このジーナ・トリコットも
2年以内に日本に上陸するのでは?

ちなみに、日本でも通販で買えるようですが、
お値段がかなり高くなっているようで、、、
そんなに、高価なブランドではありません。

ちなみに、こうした北欧ブランド。
生産は、トルコ、インドなど、さまざま。

北欧ブランドを、労働力の安いトルコで作り、日本で売る。
こうしたグローバリゼーション、
あなたはどう思いますか?