北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

チボリのラー麺屋「わがまま」

2009-03-17 | デンマークとっておき
1997年だか、2001年に、ロンドンにおいしい&スノビッシュなラーメン屋があるということで、何かの帰りに
飛行機に乗りそこねそうになりながらも、その「WAGAMAMA」というラー麺屋に行ったことがある。

ロンドンのビジネスマンがスーツを着てやってきており、
「おー、こんなラー麺屋があるんや」
「ロンドンの人は、スーツ着てラー麺食べるんや」と、驚いたものである。

その味は、麺にきちんとしたコシがあり、その他のメニューも
ご飯と焼き鳥とサラダを組み合わせて、ちっとおしゃれにしていて、
味もそこそこであった。

そんな「WAGAMAMA」を、数年前にコペンハーゲンで見つけてびっくりした。
チボリ公園から入れるようになっており、一般道からも入れるようになっていた。
これは、うれしいことではないか。
しかし、コペンハーゲンに住む日本からは味の面で評価は今いち、に、さん、し、ごろく、しちはちじゅうぶん、である。

何ですか?この表現、、、

しかし、この「WAGAMAMA」、イギリスに本社があり、イギリスでは30店舗相当を展開しており、アムステルダム、コペンハーゲン、ノルウェーにも支店がある
という、ラー麺の世界チェーンである。

ラーメンで、7.35ポンド(昨秋なら1600円、今は900円)という目の飛び出るようなお値段。コペンハーゲンでも1400円くらいしておるのではないでしょうか。

その昔、コペンハーゲンでシコシコとしたコシのあるラーメンが食べたいなら
ストロイエの「すずらん」に行け。もし、店主にどつかれながら、食べたいなら。
という諺があった。ここの店主な日本人ではあるが、客あしらいが超北欧風。
店の片隅で小さくなりながら、ラーメンを「食べさせていただいていた」。
それでも、おいしい札幌ラーメンが食べられた。1500円していたかなあ。
しかし、この店も今はない。ラーメン、アーメン。

今は、コペンハーゲンでラーメン食べるなら、「ワガママ」なのでしょうか。

ここでは、ラーメンはともかく、
店員さんのTシャツに「ワガママ」「WAGAMAMA」と書かれていて、
いわば、「コペンかわいいファッション」の一角を形成している。
S,M,Lとサイズもいろいろで、今なら3800円くらいで買えるでしょう。

おにいさんの着ているお星さんのついた赤いTシャツは、「コペンかわいいファッション」であります。
モスグリーン・バージョンもあって、これはデンばあ向きですね。

「WAGAMAMA」と書いてあるので、かなり傍若無人にふるまえます。

レストランnoma の人気

2009-03-06 | デンマークとっておき
今、デンマークで最も話題のレストランは「noma」。
なんでも、3-6ヶ月先まで予約がいっぱいだとか。
と、昨年末にテレビで放送していた。
(写真は、別のレストランのものです)

http://www.noma.dk/main.php?lang=dk&id=0

2003年にオープンしたこのレストランは、
Strandgade 93 にある。
コペンハーゲン中心のやや南のchiristianshavn の
Gammel Dok の裏手である。

北欧料理の洗練を目指しているが、
昨日の鰈(カレイ)のバター焼きの洗練を目指している
わけではない。

オリーブ・オイル、海の幸、乾燥トマト、フォアグラ、、、
イタリアンやフレンチを自在に使いこなして、
見た目の美しさも追及している。

テレビで放映された時には、シェフのRene Redzepi が厨房で
怒鳴り散らして、かいがいしく働いていた。

お昼でも、900クローナ。
夜は、1145クローナと、目が飛び出るような高さ。

これまで、デンマークのグルメ・レストランは、
それでも398kr が相場であった。
その倍以上する値段であるにも関わらず、予約が殺到しているという。

このお値段。自分で払っていく人は少ないと見た。
しかし、デンマークにおいても格差は広がっているので、
コペンハーゲンからエルシノアに向かう海辺に住んでいる人などが
利用するのかなあ、、、と思って、見ていた。

デンマークでも、こういうレストランで食事をする層が
確実に増えていることが、興味深い。

その昔、グルントヴィは
「貧乏で困る人が少ない国を作ろう。それ以上に、金持ちの少ない国を」
と言った。
あれから、160年。
デンマークは、確実に変わっている、さらに変わりつつある。

試してみたい気持はあるが、あまりにも高すぎるなあ。
ご予約は、3296 3297 へどうぞ。

写真は、SASロイヤルの「アルバートK」のものを載せた。
nomaのそれは、もっと、ボリュームがあって、かつ美しく、
自然の素材感がある。
詳しくは、ホームページでみてね。


A.C.パーチェスの場所

2008-07-02 | デンマークとっておき
昨日、この店の場所を書くと約束して、
忘れました。申し訳ありません。

ストロイエに直交するクマゲーゼという通りの
路地にあります。

市庁舎広場から王様広場に向かってストロイエを歩いて
行きます。
もうすぐ王様広場!というあたりの左手にイルムス・ボーリフスや
ロイヤル・コペンハーゲン本店あります。

そのちょっと先に、ILLUMSイルムスというデパートがあります。
その手前にベネトンがあります。
その間の左に伸びる道路がクマゲーゼです。
この道をまっすぐ歩いていきます。
100mか200m行ったところを右手に曲がり、
50m先の左手にこの小さな店があります。

クマゲーゼに入れば、誰かに聞けば知っていると思います。
ややこしい説明で申し訳ありませんでした。

ちなみに、このクマゲーゼにはチーズ屋さんや、肉屋さん
魚屋さんがあって、生活感ゆたかなとおりとなっております。


A.C.パーチェス本店

2008-07-01 | デンマークとっておき
続きまして、「デンマークとっておき」をもう一題。
デンマーク王室ご用達の紅茶屋さんです。

日本でもお店を出しているし、スカンジナヴィア航空機内でも買えて、
かなりポピュラーになってきましたが、100g3,150円 2,300円というのは、
あまりに高いんじゃないの?
この本店に行けば、100g 30-50クローナもだせば、
ブレンドしたての茶葉が買えますよ、というお話。

実は、このお店は大阪外国語大学の先生に教えていただいたお店なのです。
操業1835年!

なんと!

173年も前からの紅茶屋さんで、グルントヴィが国民高等学校を開く
少し前の話ではありませんか。
グルントヴィも、国民高等学校の学生たちと、議論を交わしながら、
飲んだかもしれない!という可能性を否定することができないという
いわく付き(勝手な妄想です)の紅茶なのであります。

今でこそ、日本でも買えるようになりましたが、
コペンハーゲン市民の生活に根ざした店であることは、
クリスマスの頃にすっごい行列ができ、整理券をとって待っても
1時間以上かかるので、近所のお店で無駄遣いの可能性まででてきて
しまう危険性をはらんでいるのです。

何を言っているのかわからなくなりましたが、
とにかく!
クリスマスの頃には、日用必需品を買いだめしますよね。
そうした形で、12月10日すぎくらいから、このお店に
長蛇の列ができるのです。

おすすめはブレンドもの。
品種を指定すれば、その場でまぜあわせて袋詰めにしてくれます。

おすすめは、アールグレイとキーマンの3:7ブレンド。
これも、教えていただいたもので、暴露してごめんなさい!

混ぜ方は、先日「プロフェッショナル」に登場していた茶師の方のように
優雅ではありませんが、デンマーク人なりのせいいいっぱいの優雅さで
混ぜあわてくれます。

200gのブレンドをお願いして、
「50gづつにわけて包んでください」と言っても、ニコッとわらって
応じてくれます。
計算は、もちろん、机においた紙にポールペンで書いてきます。
このあたりの、時代錯誤がなんともいえないのであります。

時間がないので、場所については明日書きます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

じつは、明後日からアイルランドです。


レイレイの点心いらんかえ?

2008-06-30 | デンマークとっておき
コペンハーゲン中央駅の裏側。
フレデリクスベア市に行く方向に6番のバスが走っていますが、
その途中に「Ley Ley (レイレイ)」という、点心のお店があります。
ごめんなさい。名前が定かではありません。

中央駅からフレデリクスベア市に向かって行く場合、右手の角です。
あまり目立たないので、中央駅から2つ目くらいのバス停でおりて
探してみてください。

メニューは中華の点心が中心で、非常におしゃれなお店です。
飲み物も、大きなグラスに、ライムのジュース入れて、
さりげなくペパーミントの葉を沈めておる。
若者中心のお店です。

「なんでこんな店に一人で入らないかんの?」と
孤独なわが身を哀れみながら、強烈な違和感を感じながら、
簡単なメニューでお店探検をした日のワンショットでございます。

要するに、皿に点心が並べてあるのですが、
その料理や並べ方、お店の雰囲気がおしゃれなのです。

「おしゃれ」を喜ぶようなデンばあではありませんが、
なんて言い方はしてはいけませんね。
「おしゃれ」なお店は、やっぱり素敵です。

「デンマークぐるめ」でご紹介しようかと思いましたが、
「デンマークとっておき」にて、ご賞味くださいませ。

では、また、あした!