北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

バスに犬

2009-03-19 | デンマーク社会・生活
デンマークのバスは、電車、地下鉄、水上バスなどと共通の切符で乗れる便利な公共交通手段のひとつ。

床が低く、ベビーカー置場もあるので、ベビーカーに赤ちゃんをのせたママたちも、よく利用する。車イスで生活している人たちも、田舎町に行くとバスを利用する。コペンハーゲンでは、見かけたことがないが。

ところで、このバス。犬も乗れるのですね。
かなり大きなシェパードが乗ってきて、びっくりしている女性の顔が本当にびっくりしている。

ちなみに、デンマーク人は黒ラブが好きなようで、シェパードは少ないように感じています。
ああ、びっくりしたあああ。


マーチンが私を若くするわアレックス

2009-03-10 | デンマーク社会・生活
「彼は私を若く感じさせる。
 私は、どんどん若くなっていくわ」

これは、デンマークの第二王子ヨアキムの元妻アレクサンドラ(写真)の
つい最近の雑誌インタビューでのお答えです。
(写真は、絵葉書を接写)

現在、ヨアキムはマリーというフランス人と結婚していますが、
1995年、おにいちゃんのフレデリック皇太子よりも先に、
香港生まれで4分の1アジア系のアレクサンドラ(愛称アレックス)
と結婚しました。

1994年に香港で会って、一目ぼれしたとのことですが、
それはそれは、素敵な女性です。
女性雑誌などにも登場して、いまだに強烈に話題の人です。

ウィーン、ロンドンの大学で経営学を学び、投資会社で働いていた
キャリアウーマンでもありました。

ふたりの王子、ニコライとフェリックスにも恵まれ、
幸せに暮らしていましたが、2004年に離婚。

ヨアキムが遊びすぎた、とか、
やはり、少しいじめがあったとか、、、
いろいろと言われておりますが、、、、
あくまで風評です。

王子たちはアレックスが引き取り、彼女は王位継承権を持つ王子の
母親として、王室を離脱したものの「伯爵夫人」の称号をもらって、
コペンハーゲンの北「スバネムーレン駅」近くの、
1億円だか、10億円だかの豪邸で王子たちと暮らしています。
離婚時に、慰謝料ももらっています。金額は忘れました。

1億と10億では、えらい違いでっせ
すみません。どんぶり勘定がひどすぎますね。
でも、1億円ちょいの家はたくさんあるので、
伯爵夫人ともなると、10億円でしょうね。

前置きが長くなりましたが、
そのアレックスは、超男前で10歳年下のマーチンMartin という写真家と再婚し、
二人の王子もマーチンによくなついている様子です。
ちなみに、ヨアキムもアレックスの5歳年下でした。

アレックス、マーチン、ニコライ(8歳)、フェリックス(6歳)4人は
仲良く、暮らしているようです。

「私はどんどん若くなっていく。
 彼がそう感じさせてくれる」
最近の雑誌インタビューで、
暮らしの感想を述べたアレックスの言葉です。

こんな風に言ってみたいなあ

王室の人間でも、離婚して再婚し、
王室を離れた人間も離婚して再婚し、
王子たちは母についていってしあわせに暮らしている。

「しあわせであることに貪欲である」法則は
王室でも生きているようです。うらやましい。

写真は、絵葉書を接写したものですが、
最近ではすこしお歳を召したようです。
が、そのあと若くなられたようで、さらに素敵です。

デン人は、ドギーバッグらない?

2009-03-05 | デンマーク社会・生活
デンマークの最新の調査によると、レストランで食べ残した時、
「家に持って帰りたいので、包んでもらえますか?」と、
お願いする人は、非常に少ないとの結果が報告されました。

「頼まれれば、喜んでドギーバックしてあげるのに」と、
レストランのマネージャーたちは思っているようです。

ドギーバッグとは「犬の袋」。
外食して残した時に、エエカッコして
「犬にあげたいので、包んでもらえますか?」とお願いし、
 1)本当に犬にあげる人
 2)こっそり、食べる人
いろいろあるでしょうが、食べ残しテイクアウトです。

ただ、ひとつ例外があって、<Ferdinand の牛肉ハウス>では、
「お包みしましょうか?」と、お店側から尋ねているようで、
この店では、60%が「お願いします」と答えているのだとか。

デンマーク食糧研究所の研究者は、
「食べ残したら、家に持って帰るのがいい。
 捨てると資源の無駄遣いだ、という問題ではなく、
 無理して食べすぎて体重が増えるより、健康的なことである」
とのコメントを発表。

写真は、デンマークで人気あるレストラン・メニュー、
鰈(カレイ)のバター焼きです。

これが出てくると、たいていの日本人は、
 目を丸くする
 笑こける
 食欲をなくす
 注文したことを後悔する
 でも、がんばって食べる
 そのあと、さらに後悔する     などの行為を行います。

が、デンマーク人はぺろりと平らげます。

これをご覧になれば「無理して食べるより、残して家に持ち帰ったほうがいい」
というのが、よくご理解いただけると思います。

一部のグルメ・レストランを除いて、
デンマークのレストラン・メニューは非常に量が多い。
食べる量も、かなり多い。

若い世代では、食べる量もすくなっていますが、
しかし、、、、、
50歳代以上の方々は、お身体のボリュームたっぷりで、
食べる量も、ボリュームたっぷりです。

ドギー・バッグは、節約のためでもあり、
「腹八分目」の健康のためでもある。

こうなると、ドギー・バッグならぬ、ダイエット・バッグですね。
メタボのおじさんも、ダイエット中のおばさんも
堂々と、ダイエット・バッグりましょう!

「おほほほ、
 わたくし、ダイエット中ですので、、、」と、優雅にひと言添えて。

デンマークの名誉のために申します。
デンばあとしては、デンマークの料理の味覚は、
かなり繊細であり、こよなく愛しているのであります。
しかし、この鰈(カレイ)のバター焼きは、「ナイ タック(No thank you)」です。

その昔なら460円だった!

2009-02-19 | デンマーク社会・生活
写真は、地下鉄コンゲンス・ニュートーの駅の切符売り場の様子です。
先日お話した「マガジン」につながる駅で、ストロイエの東端の王様広場の駅です。スケートリンクもありましたね。

券売機も、ヘニン・ラーセンさま Henning Larsenの手にかかれば、こんなにカッコいい!という話ではなく、、、、

デンマークでの切符の値段について、現地におられる親切な方が調べて情報を寄せてくださっています。
ありがとうございます!

切符は、1回乗りの切符とクリップ・カート(回数件風のお札、10回分)があり、当然値段が違うわけです。
回数札の場合、2ゾーン(ブルー)、4ゾーン(黄色?)、全ゾーン(グレー)などいろいろのものがあり、2ゾーンは10回分で130クローナ。起点から決められている2ゾーン内で1時間内なら、電車、地価鉄、バス、水上バスが乗り放題。

デンばあさんは、これを120クローナと書きましたが、130クローナですね。ご指摘、ありがとう!

ですから、電車も地下鉄もバスも水上バスも、、、、、何に乗っても1時間以内なら、起点から2ゾーン以内ならどこへでもいけるのです。

一方で、1回分のチケットももちろんあり、それが1ゾーンで21クローナしているということを、デンマーク在住の方がコメントで教えてくださいました。

回数券の割引率の高さに驚きますね。
日本なら、10回分の値段で11枚がいいとこでしょう。

話は元に戻りますが、21クローナといえば、今でこそ200円ちょっとですが、去年には、1クローナが23円までいっていましたから、このレートでいけば、462円となり、「昨年秋の状況では、初乗り450円で高い!」という「あいのり」の紹介も、あながち間違いではない。という結論になります。

ということで、「あいのり」は昨年の夏あたりに録画したものであろう、、、
どうでもいいことですが、為替レートはげに恐ろしいものです。

カテゴリーの「国際イギリス」をご欄ください。
ヴィクトリア駅で売っているスシが、1ポンドで220円。
手巻きが2.5ポンドで550円。なんと刺身が3.5ポンドで800円と書いています。

昨年夏は、1ポンド220円だったのです。
現在なら、それぞれ握り133円。手巻き330円(まだ高いなあ)、刺身(465円)となります。

ちなみに、ユーロは現在117円で、1ユーロ=160円という経験則をもっている人には、信じられない円高です。

財務大臣が外国の記者会見で酩酊状態の醜態をさらす国なのに、どうしてこんなに円が強いのか? 4時には帰って家族団欒するデンマークの一人当たりGDPが日本(16位)より高い10位であること以上に不思議です。

Hening Larsen さまは、デンマーク地下鉄のデザインの総合監修をしています。
そこで、この券売機も彼のデザインによるものでありましょう。

車体のデザインも、彼にしてほしかった!
もし、この辺のことをご存知の方がおられましたら、教えてくださいね。

今週も終盤に入っていきます。
年度末で忙しくしておられる方も、この映像をみて、デンマークに思いを馳せて、効率よく仕事をすませ、週末はゆっくりお休みください。

あんたは、3月末まで無理でしょう

ショック!






デンマークの電車賃は240円から

2009-02-16 | デンマーク社会・生活
中川大臣の醜態を見るに忍びなく、
久しぶりに「あいのり」をみていましたら、
デンマークはコペンハーゲンを舞台に、繰り広げられていました。

世界1物価の高い国ということで、さまざまな物価について紹介されていました。が、電車の初乗りが450円からというくだりで、、、、、、ちょっと待て!

電車は急には止まれない!

初乗りは、12クローナ。つまり、240円からです。
現在では、12クローナは、200円に相当します。

少し、気になったものですから、、、、、

写真は、電車に関連したものを選んでみました。

オート三輪はピアジオのAPE

2009-02-09 | デンマーク社会・生活
え~、早速、ツーカーさんのお友達から連絡が入りました。

2月5日のわがブログで、デンマークで「オート三輪」の出前が流行っている!ということを書きました。
そこで、この「オート三輪はなんや?」と聞かれもしないのに、知りたくなり、捜索願いをだしておりました。

Nさんがお返事くださいました。

あの!

ベスパ! vespa!

と聞いて「ピン!」とくるあなた!
またまた、アラ還、またはアラ還ちょい手前。

イタリアのカッコいいスクーターで、当時20万円以上していたでしょうか?
もちろん買えませんので、その美しいデザインに見とれているのみでした。

写真にあるオート三輪は、デンばあ手持ち写真の3枚目ですが、
このオート三輪、、、、、
そのvespa で有名なイタリアの会社 ピアジオのAPEという三輪車だそうです。

この形は、ちょっと前の車種で日本にも輸入されているようです。
排気量はいろいろあるようですが、日本に入ってきているのは登録の関係で、もっぱら50ccでヘッドライトが1個のものが多い、とか。

「最近では、ミニカーで有名な「タケオカ」がインド製の三輪車を入れていますが、これも旧型のAPEのライセンス生産です」とのことです。

なんで、そんなにくわしいの?

http://www.takeoka-m.co.jp/

「タケオカ」のホームページ見てみましたが、「日本で一番ちいさい自動車会社」だそうです。車椅子で乗れる三輪車もあるようですね。

コツコツと、信念もって、モノづくりしている、こういう会社。

好きです。好きです。

Nさん、ツーカーさん、貴重な情報をありがとうございました。

心はすでにバケーション

2009-02-03 | デンマーク社会・生活
昨日の、DSB話題に続いて、
写真は、DSBのS-tog (s電車:フィンガープランでできた町を結ぶ赤い電車)のトーンビュー駅の駅舎です。

さすがに、この駅の切符売り場はまだ健在でありましたが、
駅舎についているのが、DSBのロゴです。

シンプルでカッコいいです。

ここまでは、「枕」。
本題は、

デンマークではすでに、みなさんバケーション計画を立てている!
という話。

「今年は、7月に3週間。来るなら避けてね」
「私は、7月初旬に2週間」というような話がメールを通じて聞こえ始めてきました。
行く場所(内容)は決めないにしても、日程を空けておくわけです。

もちろん、2月は「冬の休暇時期」。
「アムステルダムの出張から帰ったら、家族とスウェーデンにスキーに行く」
というようなメールが来るかと思えば、すでに夏のことを考えている。

在宅ケアのステーションなどでも、半年先以上の予定表が貼ってありまして、
「私はこの期間、休暇にでます」という意味の×がどどっと、各自の欄に2-3週間分マークされているのです。

いやああ、本当に「しあわせに対して、貪欲」です。

私なんか、1月末〆切りの仕事がまだできていなくて、
その後の仕事が詰まってきて、、、、
ほとんど、後ろ見て仕事しているというのに、
どういうことでしょうか。

夏休みのお盆前になってから、
「今年はどっかに行こう!」と調べ始めても、その頃にはどこにも予約がとれない。諦める。これが毎年の夏休みです。

彼らは、完全に、かなり前から、計画的に動いています。
家族みんなが働いていますから、スケジュール調整も早くからしておかないと間に合わないこともあるのでしょう。

なにごとにつけ、ゆとりを感じます。
今は、2月。
どんなに忙しくても、「夏に3週間休暇をとって、ホッケードー行こう!」と思うと、リキ沸いてきますよね。

それに、普段の仕事は4時でさっさと切り上げて、
家族と時間をともにしています。

一体、どうなってんの?
と、いつも思うア・タ・シ。

なぜ、私達はこんなに一生懸命働いているのでしょう。
なのに、リストラされたり、
派遣切りにあったり、年金は十分でないし、おまけに情報消えるし、
介護は十分に受けられなくて泣いている人多いし、施設にだって入れないし、
でも、一部の人はワタっては退職金何度ももらって、それが改善されないのでしょう。

私達だって、デンマーク並みには負担しています!

日本の国民負担率(税金+社会保障負担)は、すでに借金分を含めれば40%を超えています。デンマークでは65-70%です。

しかし!これは表向きの数値で、デンマークでは、
税金支払えば、大学などの高等教育は無料、修士になると給料がでるし、
医療も、介護も無料です。
しかも、年金は基礎額が9.3万円は保障されて、付加金がついて18万円くらいはもらっています。このなかから税金を支払って、13万円くらいが残ります。

日本では、大学で学ぶ費用はいまや年間100万円時代。
医療も介護も利用者負担がかなりあります。
デンマークで無料のものを、日本ではたくさん国民が負担しています。
このことを考え合わせると、我々の負担率は55%くらいにはなるはず。

すごいドンブリ勘定!

なのに、、、、

社会福祉サービスレベルは、天国と地獄のちがいです。

日本では、お金がどこかに消えているにちがいない。

デンマーク人は言います。
「我々の福祉は、高い負担とともに、わたしらが決断・選択してきたもの。
 あんたらも、しっかり、おしやす」

今日は、京都弁でいきはるのどすか?

10年前から、言われ続けています。

本日は、ぼやき節でしたね。

大丈夫?



シーンと静かな通勤列車

2009-01-26 | デンマーク社会・生活
さて月曜日。新しい週が始まりました。
これは、朝6時半ころのコペンハーゲンに向かう列車通勤の様子です。

静かに、みなさん「metro」などのフリーペーパーや本を読んでいます。
私は、バス通勤でしたので、電車の様子を見ることはできなかったのですが、
オランダ調査旅行のために、コペンハーゲンの北の町から
kystban という電車に朝早く乗り、空港に向かった時の風景です。

本当に静かでした。

日本のすし詰め、オイルサーディン顔負けの殺人的な通勤ラッシュとは
天国と地獄の違い。

その理由としては、
 人口が少ない割りには公共交通機関が整っている。
 電車だけでなく、バスなども利用している。
 マイカー通勤もかなりいる。
 おどろくなかれ! 自転車通勤もかなりいる。
 フレックス・タイムで働く人が多い。
などが考えられます。
驚くべきは、妻は車で、夫は自転車通勤。
しかも、1時間も自転車に乗って通勤してる。
寒い、12月の空の下を!という、ツワモノがかなりいるのです。

1時間かけて自転車通勤と行っても、
ある時は自転車ごとS-tog に乗ることもできます。
もちろん、かなり快調で、朝の空気を全身に吸い込みたい!
と、思えば、少し早めにでて、1時間のサイクリングを楽しむのです。
これも、土地が平らであるからこそ、なせる業でしょうか。

そういえば、この写真、かなり年配の方々で賑わっているような、
いないような、、、、、

デンマーク人は自分の生活を大事にする、自分を大事にする、
自分の健康を大事にする。
だから、もし、日本のような通勤ラッシュが起こったなら、
「こんなことやってられない!」と、電車をひっくり返すか(!)、仕事場所を変わるか、組合で何か始めるか、改善に向けて、何かを始めるでしょう。

ちなみに、電車には、
 S-tog(いわゆるフィンガープランで作られた町々をつなぐ赤い電車)
 kystban (エルシノア---コペンハーゲン間や
      スウェーデンのマルメ、空港につながる中距離の電車、白)
 intercity (デンマークの各都市を結ぶ電車、白)

などがあります。
S-togでだって、立って通勤している人はあまり見かけません。

さいわい、私は若いころ、そう、就職をした頃には電車通勤していましたが、
その後は、車、徒歩、自転車などを利用した通勤となりましたので、
通勤地獄の経験はあまり多くなく、記憶のかなたに消えてしまっています。

読者の中には、電車で通勤なさている方々も多いと思います。
部分的にでもよいので、健康・環境のために、
自転車通勤などを検討してみては、いかがでしょうか。





ベビーブーム

2008-06-20 | デンマーク社会・生活
少子高齢社会を、いかに乗り切るか!
というのは、世界あげての大きな課題となっておりますが、
デンマークではどうなのでしょうか?

高齢化については、日本ほど高くなく、
現在16.4%で、それほど高いとはいえません。
というより、ベビーちゃんが生まれているので、
高齢化率が14%と15%の間でいったりきたりしている
というのが、ここ最近の動きでした。

高齢化については、北欧では時期的に早く始まったけれども、
ゆっくりと進行している、というのがポイントです。
ちなみに、デンマークで高齢化率が7%になったのは1928年の話です。

そこで、本日の話題は、
「本当にベビーが多いですよね」というおはなし。

これは、コペンハーゲンのお隣
(といっても、コペンハーゲン市に囲まれるようにしてあるのですが)
フレデリクスベア市のショッピングセンターのカフェの風景です。

数組の赤ちゃんを連れたお母さんのグループが左手前に、
右手に、乳母車が並べられています。
赤ちゃんは泣き始めると回りに迷惑をかけるとおもったのでしょうか、
乳母車がおきやすいと判断したのでしょうか、
通路のほうが明るくてベビーちゃんが喜ぶとおもったのでしょうか、
みなさん、通路の席を陣取って食事しています。

デンマークの目抜きどおりの歩行者天国ストロイエでも、
子供連れで歩く家族の姿がよく目立ちます。

実際に、統計をみてみますと、
ここ10年は、年間6万5千人の赤ちゃんが生まれています。
人口544万人のデンマークにおいてです。
また、現在11歳-15歳の子供は、それぞれの年齢で7万人を超えています。

そう!!!

デンマークでは、1985年前後に少子化の底をうち、
1995年にベビーブームが到来したのです。

そう!!!

いまや、デンマークでは
「子供を産んで、たくさん産んで育てることは素敵なこと」
と思われています。

子供は高福祉社会の未来を下支えしてくれる、超大事な存在です。
そうした、子供が順調に生まれていることは、高福祉社会の未来に
明るい光を投げかけている事象、といえるでしょう。

もちろん、仕事につく年齢が遅くなっている、というような問題は
あるにしろ、ニートが増えているような点については深刻な問題は
ないようです。

高齢化については、Xジェネレーションと呼ばれる団塊の世代が、
59歳-7万8千、60歳-8万1千、61歳-7万7千、62歳-7万3千。
年金受給開始が基本的には65歳からですから、
これからが正念場、といったところでしょうか。

とにかく、子供が生まれて、町がベビーとママさんとで
賑わっている、お年よりもいる、という姿は、将来の安心の
象徴でありましょう。